離乳食のりんごはいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。
りんごを離乳食に取り入れるときは、お粥から始め、野菜ペーストに慣れた頃から1さじずつ与えるとよさそうです。すりおろしたりんごは飲み込みやすく、まだ歯の生えていない時期の離乳食に適しているようで、完了期には94.2%のママが取り入れているようです。
りんごはいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食初期の5〜6カ月頃から子どもに与えられるとされています。
離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。
食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると53.8%のママがこの時期にりんごを離乳食で与えているようです。
離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると85.8%のママがこの時期に離乳食でりんごを与えているようです。
生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると90.8%のママがこの時期に離乳食でりんごを与えているようです。
1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。厚生労働省の資料によると94.2%のママがこの時期に離乳食でりんごを与えているようです。
調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです
調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める
調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は20~30g
調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は30~40g
調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は40~50g
「8カ月の頃に作ったニューです。小さく切ったりんごに水を加えて、弱火でじっくり煮込みました。子どもの大好きなメニューなので、たくさん冷凍保存していました。ヨーグルトに混ぜたり、大人にはシナモンを加えたりとアレンジができました」(30代ママ)
初期の頃は、りんごをブレンダーで細かくして煮たというママもいました。
「完了期である12カ月の頃に与えたメニューです。マッシュしたさつまいもに、電子レンジで加熱した角切りりんごを蒸して、汁ごと混ぜて焼いたものです。ほんのり甘くて、子どもがたくさん食べてくれました。2歳過ぎた今でも、たまにおやつに作っています」(20代ママ)
「りんごをすりおろしたものを加熱して、製氷皿に入れて冷凍していました」(30代ママ)
離乳食が始まった頃の初期・中期は1日の食事の回数や、1回の量も多くないので、冷凍保存しても多く作らなかったという声もありました。
「くし切りに切ったりんごを冷凍保存していました。やわらかく煮たり、細長く切ったりしていました」(20代ママ)
後期や完了期には、手づかみ食べや噛んで食べることを意識して調理できるように、冷凍しているママもいました。
「ブレンダーで細かくして電子レンジで加熱していました」(30代ママ)
ブレンダーやミキサーを使うと、調理時間の時短にもなりそうです。
「りんごの変色を防ぐために、いつもは塩水やレモン水につけているのですが子どもに食べさせる分はなにもつけずに、弱火で煮込んでいます」(30代ママ)
塩やレモンは離乳食期の子どもには刺激が強いので、そのまま調理したほうがよさそうです。
りんごは離乳食初期・中期・後期・完了期のいつからでも使える食材で、初めて子どもに与える果物としても適しているようです。すりおろしたりんごは、飲み込みやすいので、まだ歯が生えそろっていない離乳食期に適した食材かもしれません。
調理方法など工夫をして食事に取り入れていけるとよさそうですね。離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。
家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2017年12月7日時点で作成した記事になります。
2017年12月11日
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