離乳食はいつから?魚の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?魚の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食の魚はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。

厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、先輩ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回は魚です!

魚を離乳食で始める前に

離乳食に取り入れるときは、白身から始め、次に赤身、青皮魚と順に進めていくとよいようです。魚は冷凍保存がしやすいようで、離乳食として用いられることが多いでしょう。完了期には、白身魚が92%、赤身魚が53.4%、青皮魚として代表的なサバが31.3%の割合でママたちに取り入れられているようです。

いつから食べさせてよい?

魚はいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、白身魚は5~6カ月頃、赤身魚は7~8カ月頃、青皮魚として代表的なサバは、9~11カ月頃から子どもに与えられているようです。

離乳食開始の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。

厚生労働省の資料によると、白身魚は25.9%、赤身魚は0.1%、青皮魚を代表するサバは0.2%の割合で、この時期に離乳食として子どもに与えられているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。

厚生労働省の資料によると、白身魚は73.6%、赤身魚は6.9%、青皮魚を代表するサバは1.6%の割合で、この時期に離乳食として子どもに与えられているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。

厚生労働省の資料によると、白身魚は89.7%、赤身魚は29.7%、青皮魚を代表するサバは10.8%の割合で、この時期に離乳食として子どもに与えられているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。

厚生労働省の資料によると、白身魚は92%、赤身魚は53.4%、青皮魚を代表するサバは31.3%の割合で、この時期に離乳食として子どもに与えられているようです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省
離乳食を食べる赤ちゃん
happybas/Shutterstock.com

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態

子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる固さ(豆腐くらい)

1回当たりの目安量は10~15g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる固さ(バナナくらい)

1回当たりの目安量は15g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める固さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)

1回当たりの目安量は15~20g

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魚を使った離乳食のメニュー例

しらすの和風あん

「離乳食初期の6カ月頃、いつからどの魚を与えるか考えましたが、初めての魚にしらすを選びました。塩抜きしてすり鉢でつぶし、和風だしで伸ばしてとろみをつけました。進め方は粗めにつぶして野菜と混ぜて与えていました」(30代ママ)

初めての魚選びに迷うママもいるかもしれません。処理のしやすいしらすを選ぶことで離乳食作りも楽しくできそうですね。


鮭のホワイトソース和え

「離乳食中期の7カ月頃、ほぐした焼き鮭を茹でた野菜といっしょにホワイトソースと合わせました。離乳食後期の9カ月以降は魚を粗めにほぐしていきました。チーズを乗せて焼いたグラタン風にしたり、ごはんを敷いてドリア風にしてバリエーションを増やしました」(30代ママ)

鮭は白身魚に含まれます。離乳食初期から与えてもよい食材ですが、油分の少ない部位を選ぶとよさそうです。


たらとじゃがいものおやき

「離乳食後期の11カ月の頃、手づかみで食べられるよう意識して作りました。マッシュしたジャガイモに、ほぐしたたらと青のり、片栗粉を混ぜて一口サイズに形成して焼きました。形を棒状にすると、子どもの小さな手でも持ちやすいようでした。気に入ったのか食事に出すと喜んで、真っ先に手をのばすこともありました」(30代ママ)

後期から完了期の離乳食は、子どもが自分から食事できるように、工夫して作るママもいるようです。

保存方法

初期・中期

「身をほぐしたものや、すりつぶしたものを製氷皿などに小分けにして冷凍していました」(30代ママ)

初めて与える種類は1度に多く作らずに保存しなかったママもいるようです。


後期・完了期

「1回分の量に分けた切り身を冷蔵・冷凍保存していました。使うときにほぐしていました」(30代ママ)

初めて与えた頃と比べて1回に食べる量が増えてくるため、いつからか作り置きはせずに大人と同じタイミングで作っていたという声もありました。

気をつけていた点

魚の骨

「下ごしらえのときに骨が残らないよう気をつけていました。骨があまりない刺身用を使うこともありました」(30代ママ)

下ごしらえの工程が多い魚はベビーフードを利用したというママもいるようでした。


調理時

「出し汁で茹でるとパサつきを抑えられるように感じました。片栗粉でとろみをつけたり、じゃがいもペーストと混ぜて与えていました」(30代ママ)

魚はパサついてしまうと飲み込みにくくなるため、とろみをつけたりスープに入れて工夫したママもいるようです。

魚は離乳食で活躍

離乳食をはじめる赤ちゃん
mrvirgin/Shutterstock.com

魚は、種類によって始められる時期がさまざまなようです。下ごしらえや冷凍保存もしやすい魚もあり、スーパーで魚の下ごしらえのサービスを活用しているママもいるようです。味付けや調理方法など工夫をして食事に取り入れていけるとよさそうですね。

離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えるのはいかがでしょうか。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年12月1日時点で作成した記事になります。

2017.12.01

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