離乳食はいつから?みかんの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?みかんの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食のみかんはいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、先輩ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回はみかんです!

みかんを離乳食で始める前に

みかんは包丁がなくても手で皮がむ剥け、手軽に与えられることもあり、完了期には83.1%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

みかんはいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食初期の5〜6カ月あたりから子どもに与えられているようです。

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味をもつようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると26.2%のママがこの時期にみかんを離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると51.8%のママがこの時期に離乳食でみかんを与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると71.7%のママがこの時期に離乳食でみかんを与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つといえそうです。厚生労働省の資料によると83.1%のママがこの時期に離乳食でみかんを与えているようです。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省
離乳食 食器
Africa Studio/shutterstock.com

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は20~30g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は30~40g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は40~50g

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みかんを使った離乳食のメニュー例

さつまいものみかん煮

「7カ月頃に作りました。つぶしたさつまいもにみかん果汁を少し加え、電子レンジで軽く加熱するだけです。さつまいもに酸味と水分が加わり、食べやすくなったようです」(40代ママ)

初期や中期の頃は、みかんを絞って果汁にして使うママが多いようです。

みかん寒天

「1歳を過ぎた完了期に作りました。鍋に水と粉末寒天を入れて火にかけ、かき混ぜながら煮溶かします。食べやすい大きさにしたみかんと溶かした寒天を型に流して固めます。牛乳を加えることもありました。つるんとした口当たりを気に入ったようで、砂糖を入れなくても喜んで食べました」(30代ママ)

みかんは皮を剥いて小さなサイズにし、ヨーグルトに混ぜて食べさせていたというママも多いようです。

保存方法

初期・中期

「みかんは薄皮も取り除いて与えるので、子どもが寝ている時間などに皮や筋を丁寧に取り除き、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存していました」(20代ママ)
「みかんを半分だけ使う場合は、外皮を残したままにしておき、ラップでくるんで保存すると乾燥を防げるようです」(40代ママ)

初期・中期の頃は使う量も少ないので、家族が食べるときに少しだけ子どもに分け与え、保存はしなかったというママもいました。


後期・完了期

「暖かい室内においておくとみかんが傷みやすいので、家の中でも比較的涼しい場所に保管していました」(30代ママ)
「家族全員みかんが好きなので、箱でまとめ買いします。みかんの重みで下の方が傷みやすいようなので、購入後は箱をひっくり返して裏から開けて食べるようにしています」(40代ママ)

まとめ買いしたみかんの保存方法を工夫しているママもいるようです。

気をつけていた点

薄皮を剥いて食べやすい大きさにする

「離乳食でみかんを用意するときは、薄皮や筋が残らないように気をつけるだけでなく、子どもが食べやすいように小さくしていました」(20代ママ)

みかんの薄皮を噛んだり飲み込んだりするのがまだ難しいので、丁寧に皮や筋を取り除き、子どもが食べやすい大きさにしているママが多いようです。


小さくて甘いみかんを買う

「みかんの産地に住む友人に、小ぶりのみかんは甘くておいしいと聞き、皮の薄いみかんを購入していました」(40代ママ)
「小さいみかんはひと口サイズにしやすいし、ママと半分にすると量もちょうどよいので、小さいみかんを選んで買うようにしています」(30代ママ)

酸味の強いみかんは離乳食期の子どもには受け入れにくいようです。店頭の糖度表示を参考にしたり、試食したりして、甘くて子どもが食べやすいみかんに出会えるとよいですね。

みかんはいつからでも離乳食に使える

ごはん中の赤ちゃん
kittirat roekbur/Shutterstock.com

みかんは離乳食初期・中期・後期・完了期のいつからでも使える食材です。包丁がなくても手で皮がむけるみかんは、お出かけのときにも重宝するでしょう。手づかみ食べにも向いている食材のみかんを使って、自分で食べ物を食べる楽しさを伝えられればよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年11月29日時点で作成した記事になります。

2017.11.30

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