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2016年12月20日

12月21日は冬至。子どもにちゃんと伝えたい、ゆず湯やカボチャの意味

12月21日は冬至。子どもにちゃんと伝えたい、ゆず湯やカボチャの意味

明日の12月21日は冬至。カボチャを食べる、ゆず湯に入るなどの習慣が知られていますが、その意味や由来をご存じでしょうか?子どもにちゃんと伝えるために大人が知っておくべきことを調べてみました。

1年で最も昼間が短く、夜が長い日

冬至とは、1年で北半球での太陽の位置が最も低くなる日のことです。つまり1年で最も昼間が短く、夜が長い日。

この日から日照時間が長くなり、また太陽がちょうど真南にくる「南中」の高さも1年でいちばん低くなります。

幸運がやってくる?

「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉を知っていますか?これは、冬至の別名です。太陽の力(日照時間)がこの日を境にどんどん長くなっていくことから、これから幸運がやってくるという意味がある言葉です。

冬至の日、東京・早稲田の「穴八幡宮」では、金運アップにご利益があるという「一陽来復」のお守りを受けに参拝する人で早朝から行列ができます。これは、江戸時代から続く歳末の風物詩だそうです。

冬至はクリスマスの起源

冬至の日から太陽の力が強くなるため、世界各地で行事が行われ、歴の起点にもされてきました。そして、クリスマスの起源も冬至だということを知っていますか?

北欧のクリスマス「ユール」

緯度が高く、日照時間の差が大きいヨーロッパ北部では、昔から冬至のイベントは盛大だったそうです。冬至から日照時間が長くなることから「太陽のパワーが復活する日」とされ、ユールというお祭りが行われていました。北欧のいくつかの国では、今でもクリスマスのことをユールとよぶそうです。

そのお祭りでは、魔よけのために「ユールログ」とよばれる大木の丸太を燃やす習慣があり、その丸太を模倣したのが、クリスマスに食べる「ブッシュ・ド・ノエル」だそうです。

中国では暦の起点

昔の中国王朝では、冬至に近い新月の日をお正月にしていました。冬至は歴の起点だったのです。そのため、中国各地にさまざまな行事が広がったようです。たとえば福建省では、冬至は「春節(旧正月)」と同じぐらい大切な日とされていて、この日にお墓参りをする習慣があるそうです。

また冬至の食べ物もさまざまで、河南省では餃子を食べるそうです。浙江省の人々は冬至の日に、湯円とよばれるお団子を食べます。「円」は、「団らん」「円満」を意味し、冬至は家族があつまって一緒に食事をする習慣もあります。

日本の冬至

それでは、日本の冬至にはどのような習慣があるのでしょうか。その由来と意味について調べてみました。

カボチャを食べる

昔の日本では、冬は野菜などの食料が乏しい時期でした。また厳しい寒さを乗り越えられるかの不安をなくすために、無病息災の行事が行われ、そのお供え物のひとつがカボチャだったといわれています。

また、カボチャは保存がきくので、冬の貴重な栄養源とされてきました。1年の節目である冬至の日に、大切に貯蔵され完熟したカボチャを食べるようになったそうです。

「ん」がつくものを食べる

冬至を境に太陽の力が強くなることから、運気も上昇するといわれてきました。そこで、よりその効果高めるために「ん」がつくものを食べます。

「ん」は「いろはにほへと……」の最後の文字。最後までいってまた初めの文字に戻ることを縁起が良いと捉え、またそれが冬至の別名である「一陽来復」に通じるといわれています。

「冬至の七種(ななくさ)」とよばれる「ん」がつく7つの食べ物は、以下のとおりです。

南瓜(なんきん)=カボチャ
蓮根(れんこん)
人参(にんじん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
寒天(かんてん)
饂飩(うんどん)=うどん

ゆず湯に入る

日本では昔から、強い香りがする植物で邪気を払う禊(みそぎ)が行われてきました。禊とは体を清めて厄払いすること。端午の節句の菖蒲湯などもそうですね。ゆず湯には、ゆず=「融通」がきく、冬至=「湯治」(とうじ)という語呂合わせもあります。

また、ゆずは病気に強く寿命の長い木に実ることから、無病息災や長寿の願いを込めてゆず湯に入る習慣ができたそうです。

冬至は特別な日

クリスマスの起源や歴の起点である冬至は、洋の東西を問わず特別なイベントが行われてきたことがわかりました。ふだんの生活の中で太陽の動きを意識する機会は少ないですが、日が長くなり始める今日は太陽のありがたさを感じられそうです。

昔から続いてきた年中行事である冬至。カボチャやゆず湯の意味を子どもにもちゃんと伝えて、家族が健康で冬を越せるようにという願いを込めてみてはどうでしょうか。

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