家族や親戚が揃うお正月に、おせち料理を用意しようと考えるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、おせち料理を食べるタイミングやおせち料理をいつから作るとよいのかを、ママたちの体験談をもとにご紹介します。
年末年始に、重箱に入ったおせち料理を食べるというママもいるのではないでしょうか。おせちの由来やお重詰めの知識についてご紹介します。
おせちの由来は、平安時代に宮中で行われていた「節日」の行事だとされており、元旦や五節句などの大切な節目の日に神様にお供えする料理を「御節供(おせちく)」と呼んだそうです。
もともとは収穫物の報告や感謝の意を込めてその土地で獲れたものをお供えしていたようですが、現在ではその流れを受け、お正月に縁起のよい食材を豊富に詰め込んで作った料理を「おせち」と言うようになったようです。
おせち料理は、「福を重ねる」という願いを込めて重箱に詰めるようになったと言われています。与(四)段重あるいは五段重が正式と言われていますが、家族の人数の変化などから現代では「三段重」が一般的なようです。
一の重と呼ばれる重箱の一番上には「祝い肴三種」と呼ばれるお正月に欠かせない食材を詰めるそうです。関東では数の子、田作り、黒豆が、関西では数の子、田作りまたは黒豆、たたきごぼうを入れるとされています。かまぼこや栗きんとん、昆布巻きや伊達巻などを詰めることもあるようです。
真ん中の二の重には、海老やぶりなど縁起のよい海の幸を使った焼き物や、紅白なますや酢れんこん、菊花かぶなどの酢の物などを入れるとされています。
一番下の三の重には、子孫繁栄を願う里芋など、いろいろな野菜を入れた煮しめや筑前煮などを詰めるとよいようです。
おせちは料理を食べるタイミングはいつなのでしょう。おせち料理をいつから食べるのかママたちに聞いてみました。
「北海道の私の実家では、昔から大みそかの夜におせちと年越しそばを食べます。元旦はおせちの残りとお雑煮を食べています」(30代ママ)
地域や家庭によっては、新年を迎えるための料理として大みそかからおせち料理を食べることもあるようです。大みそかにはおせちを食べ、元旦にはお寿司を食べているというママや、大みそかにはおせちをお皿に盛り、元旦には重箱に詰めているというママの声もありました。
「元旦は1年の始まりである特別な日なので、今年もよい年になるようにとの願いも込めて朝からおせち料理を食べます」(30代ママ)
「元旦は家族みんなでゆったりすごしたいので、前日までに作ったおせち料理を朝から全員でいただきます」(20代ママ)
1年の始まりである大切な日であることから、元旦の朝におせち料理を食べるというママの声もありました。1年の最初の日の朝に、さまざまな願いが込められたおせちを食べれば、新たな気持ちで新年のスタートを切ることができそうですね。
「大みそかに夜更かしをして元旦は昼近くまで寝てしまうので、おせち料理を食べるのはいつも元旦の昼からになっています」(40代ママ)
「元旦は親戚まわりなどで家に帰って来るのが夜になるので、家族が揃って落ち着く元旦の夜におせちを食べるのが我が家の定番になっています」(30代ママ)
家族の状況にあわせて、元旦の昼以降におせち料理を食べる家庭もあるようです。おせちをいつ食べるのかには決まりがないようなので、家族が揃って落ち着いたタイミングで食べるのもよいかもしれません。
おせち料理をいつから作るとよいのか考えるママもいるのではないでしょうか。おせち料理をいつから作るようにしているのかママたちに聞いてみました。
「母と祖母がおせち料理を1週間くらい前から丁寧に作っていたので、私もまねをして1週間ほど前から準備を進めています」(40代ママ)
「黒豆や数の子は作るにも時間がかかるので、時間に余裕を持って1週間ほど前から少しずつおせち料理を作るようにしています」(30代ママ)
さまざまな食材を扱うおせち料理は調理に時間がかかるため、余裕を持って1週間くらい前から作り始めるというママもいました。1週間前から始める場合は、黒豆や数の子、田作りなど、調理時間や日持ちの長いものから取り掛かるとよいかもしれません。
「年末で夫が休みになる2日前からおせちを作り始めます。夫に子どもたちを遊びに連れていってもらい、私は家でおせち作りに集中しています」(30代ママ)
「例年、12月29日に黒豆や数の子を戻し、30日に黒豆、数の子、田作りを作り、煮物の下ごしらえをします。31日は煮物、焼き物、酢の物を作って当日を迎えます。30日は作るものが多いので、作っている間は夫と子どもに他の部屋の大掃除を任せています」(30代ママ)
2、3日前からおせち料理を作り始めるというママの声もありました。日持ちの期間にあわせて何日か分けて作ることができると、あまり負担に感じないかもしれません。ママがおせちを作っている間はパパに子どもと遊んだり他の家事をしてもらえると、ママも助かりますね。
「時間がかかる黒豆や伊達巻などはスーパーで買ってしまうので、前日に煮物を作り、食べる当日にぶりを焼いてお重に詰めます。食べる当日にお重に盛り付けるだけなので特に負担もありません」(30代ママ)
「夫も子どもたちもおせちがあまり好きではないので、我が家ではかまぼこ、昆布巻き、伊達巻だけ事前に買っておいて前日にお重に入れるだけです。それだけでは寂しいので当日はそれ以外にお寿司を用意しています」(20代ママ)
おせち料理を前日から作るというママの声もありました。スーパーで調理済みのおせちセットを買ったり他のメニューを足すことで、気軽におせち料理を楽しむことができそうですね。
おせち料理を食べるタイミングは、住んでいる地域や家族の状況などによってさまざまなようです。食べ始める日やどこまで手作りするかなどによって、おせち料理をいつから作るかを決めるとよいかもしれません。いつから食べる、いつから作るのかについては決まりがないようなので、ママに無理のない範囲で準備をし、家族が笑顔でおせち料理を楽しめるとよいですね。
2018年08月21日
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