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子ども用の室内鉄棒の種類と選び方。鉄棒が楽しくなる練習のコツと注意点
子どもが体を動かして遊ぶことを楽しむようになってくると室内鉄棒の購入を検討するママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、室内鉄棒の特徴と選ぶときのポイントを紹介します。また元幼稚園教諭の筆者の体験談をもとに子どもが鉄棒を楽しみながら練習できるコツと注意点を解説します。
室内鉄棒の種類
室内鉄棒にもさまざまな種類があるようです。どのような種類があるのか鉄棒の特徴を紹介します。
組み立て式と組み立て不要タイプ
室内鉄棒にも組み立て式と組み立て不要のタイプがあるようです。組み立て式は、自分で組み立てるタイプで、今は女性1人でも簡単に組み立てられる鉄棒も多いようです。
組み立て不要の鉄棒は、組み立ての手間がなく、子どももすぐに遊べるので喜んでもらえそうですね。
グリップ付き
鉄棒に専用のグリップがついているので、握りやすく滑りにくいのが特徴です。鉄棒を続けることで感じる手の痛みもサポートしてくれるようなので、前回りや逆上がりなどの技に挑戦しやすそうです。
ジャングルジムつき
ジャングルジムにブランコがついているタイプですが、ブランコを外すと鉄棒としても遊ぶことができます。単体の室内鉄棒より遊べる対象年齢は下がるものが多いですが、1台で鉄棒以外にもさまざまな遊び方ができるよさがあるかもしれません。
室内鉄棒にもいろいろな種類があるので、年齢や家での遊び方を考えて選ぶとよさそうです。
鉄棒の選び方
室内鉄棒の購入を考えているときに、どのようなことをポイントにして選ぶとよいのでしょうか。
安全基準に達している
鉄棒は、子どもが身体全体を預けてぶら下がったり回ったりして遊ぶため、特に安全面が気になりますよね。製品安全協が定めた安全基準に適合していると認められた製品には、SGマークが付けられています。選ぶときにはSGマークがついているものを目安にするとよさそうです。
コンパクトに収納できる
家庭などの室内で使うときには、遊び終わったあとに片づける場所のことも考えるでしょう。コンパクトに折りたためる鉄棒を選ぶと、しまっておくときにもかさばらずに済みそうです。
音が響きにくい
マンションやアパートに住んでいると、下の階への騒音も気になるママは多いのではないでしょうか。鉄棒によっては防音シート付きのものもあるようなので、住宅環境に応じて検討してもよいでしょう。また、床に傷がつくのが気になる場合や子どもの安全性を考えて鉄棒の下にマットを敷くことも大切です。
防音シートやマットをセットで買うと、別々に購入するより安く買える場合もあるようなので、どちらも購入を考えている場合はセットになっている鉄棒を選んでみてはいかがでしょうか。安全面や片づけやすさはもちろん、防音など室内で遊ぶからこそ配慮が大切になってくることもあるようです。
室内で練習するときのコツ
気軽に遊べる室内鉄棒だからこそできる、楽しんで練習するためのコツを紹介します。
まずは鉄棒に慣れる
鉄棒に初めて挑戦する場合は、初めから回るところまでを一気にやろうとせず、まずは鉄棒を握ったり、触る、ぶら下がるなど鉄棒に慣れることが大切なようです。子どもが興味を持ってできるところから少しずつ初めてみるとよさそうです。
高さがポイント
初めて鉄棒で遊ぶとき、足が地面につかず体が宙に浮くことに怖さを感じる子もいるようです。
筆者が幼稚園教諭をしていたときも手で身体を支えることに怖さを感じて、鉄棒を嫌がる子がいました。そのとき、鉄棒をつかんだまま頭を下げても足がつく状態まで鉄棒の高さを下げてから遊んでいるうちに、前回りができるようになった子も多くいました。
外にある鉄棒は決まった高さの中から自分で選んで遊ぶことしかできませんが、室内鉄棒は自由に高さが変えられるので、子どもが安心感を感じられる高さに調節することがポイントかもしれません。
ママやパパのサポート
鉄棒に慣れてきたら前回りや逆上がりなどの技で楽しむ子も出てくるでしょう。両手をしっかり握って離さないことや、回り方をママやパパが伝えてあげることも必要です。子どもの様子を見て、ときには大人が支えて「回れた!」という経験をさせてあげられるとよさそうですね。
ママやパパとしては子どもに回れるようになってほしい思いが強くなりがちですが、子どもが鉄棒に興味を持ち、段階を踏んで回ることに挑戦する姿勢をサポートしていくことが大切でしょう。
室内鉄棒で遊ぶときの注意点
室内鉄棒で遊ぶときにはいくつかの注意が必要です。
靴下を脱ぐ
靴下を履いていると滑りやすくなります。ケガをしないように靴下は脱いで裸足で遊ぶようにしましょう。
マットや布団を敷く
鉄棒の下には必ずマットや布団を敷くようにしましょう。万一、鉄棒から手が離れてしまってもマットや布団がクッションになれば安心して遊べそうですね。セットで購入した場合は専用のマットを敷き、なければ布団を敷くとよさそうです。
高さ調整は大人が担当する
高さ調整ができるのが室内鉄棒のよさのひとつですが、調整部分の締め方がゆるいと怪我につながる場合もあるようです。しっかり締められるように、高さ調整はママやパパが行うようにしましょう。高さ調整を小さな子どもが自分でやろうとすると、指を挟んでしまうこともあるようなので注意しましょう。
でも、外の鉄棒ではできない布団を敷くなどの安全対策ができるからこそ、子どもも怖がらずに鉄棒が楽しめるかもしれませんね。
楽しく鉄棒に挑戦しよう
室内鉄棒は雨が降ったときにも遊べます。鉄棒に触れる機会が増えると「もっと遊びたい」と外の鉄棒に興味を持つ子もいるかもしれません。家庭環境や子どもの年齢などに応じて選べたらよいですね。