「月1万円」で20年後、200万円以上の差ができる…NISA、国債、iDeCo、財形「賢いお金の置き場所」の最終結論

「月1万円」で20年後、200万円以上の差ができる…NISA、国債、iDeCo、財形「賢いお金の置き場所」の最終結論

資産を増やすには、どこに預ければいいのか。金融教育家の上原千華子さんは「銀行口座より投資信託のほうが利回りが良いことが多いが、だからと言ってすぐ使うお金まで投じてしまうのはリスクが高い。大切なのは、お金の目的に合った置き場所を選ぶことだ」という――。

「一番増える場所」を選ぶと失敗する

新年度が始まる4月。心機一転、今度こそ資産形成を始めたいと思っていませんか。とはいえ、いざ始めるとなると「とりあえずNISAでいいのだろうか」「他の方法はどうだろうか」と迷う人も少なくありません。最近では、生活防衛資金まで投資に回してしまう「NISA貧乏」を心配する声もありますよね。

だからこそ大切なのは、「とりあえず始める」ことではなく、お金の置き場所を考えることです。同じ月1万円でも、どこに置くかによって5年後、10年後の差はじわじわと広がっていきます。

ここで大切なのは「一番増える場所」を選ぶことではありません。近いうちに使うお金なのか、遠い将来に備えるお金なのか。目的によって向いている置き場所は違うからです。

では、何を基準に選べばよいのでしょうか。代表的な5つの置き場所を比較しながら考えていきましょう。

ノーリスク・ハイリターンな商品はない

まず、お金の置き場所を考えるときに大事なのが、「安全性」「収益性」「流動性」の3つの視点です。「安全性」は元本や利子がどの程度確実に守られるか、「収益性」はどのくらいのリターンが期待できるか、「流動性」は必要なときに換金しやすいかを指します。

残念ながら、この3つ全てを兼ね備えた金融商品はありません。元本割れしにくいものは大きく増えにくく、大きく増える可能性があるものは、値動きも大きくなりやすいのです。

では、実際にどのようなお金の置き場所があるのでしょうか。

まず「中身」となる主な金融商品には、預貯金、株式、債券があります。株式や債券は、個別銘柄を直接持つこともできますし、投資信託を通して持つ方法もあります。こうした金融商品を持つときに使う制度が、財形、NISA、iDeCoです。

また、銀行預金や個人向け国債のように、商品そのものがお金の置き場所になるものもあります。

資産形成でよく使われる代表例として、銀行預金、財形、NISA、iDeCo、個人向け国債の5つを比較してみましょう。

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