たらとかぶを使った離乳食のレシピ。おいしく食べるためのポイント

たらとかぶを使った離乳食のレシピ。おいしく食べるためのポイント

下ごしらえの方法について

2019.10.29

離乳食にたらとかぶを取り入れたいとき、赤ちゃんがおいしく食べられるレシピが知りたいというママもいるでしょう。 白身魚を使った離乳食のバリエーションを増やしたいとママもいるかもしれません。今回は、たらとかぶをおいしく食べるためのポイントと下ごしらえの方法、レシピについてご紹介します。

たらとかぶを離乳食でおいしく食べるためのポイント

たらとかぶをおいしく食べるためのポイントをご紹介します。


新鮮なたらを使う

離乳食に使うたらは、鮮度のよいものを選び、購入後はすぐに調理しましょう。新鮮なたらの切り身は、ハリがあり、皮に光沢感があります。鮮度が落ちると、パックの底に汁が出て、ぬめりが出てくるようです。

鮮度が落ちたたらは、魚独特の臭いが強くなり、赤ちゃんにとって食べにくい場合もあるようです。赤ちゃんがおいしく食べられるように、鮮度のよいたらの見分け方を覚えておくとよいですね。


生たらを選ぶ

スーパーには、「生たら」「甘塩たら」などのたらの切り身が置いてあります。塩漬けしてあり、下味がついているたらには、「甘塩たら」という表示がされているようです。離乳食に使うたらは、鮮度がよく、冷凍物ではない「生たら」を選びましょう。


たらのパサつきを抑える

たらは火を通すとパサつきやすいので、赤ちゃんが食べにくいようです。たらを調理するときは、水溶き片栗粉でとろみをつけたり、蒸したりして、水分を保つ工夫ができるとよいですね。


おいしいかぶを見分ける

かぶ
© Chu - Fotolia

おいしいかぶは、ずっしりと重みがあり、固く、皮にハリがあります。鮮度が落ちると、皮がよった状態になったり、押すとしわができやすくなったりするようです。

かぶは葉でも鮮度を見分けられます。色鮮やかでみずみずしく、葉脈が左右対称のものを選びましょう。

たらとかぶの下ごしらえ

たらとかぶの下ごしらえの方法をご紹介します。


たら

1. 皮と骨をきれいに取り除く

2. 沸騰したお湯で茹でる

3. ザルにあげて冷ます

4. 時期別の食べやすい大きさにほぐす

たらを茹でるときは、片手鍋やミルクパンを使うとよいようです。茹でた魚を食べやすい大きさにほぐすときに、骨をきれいに取り除いたという声もありました。生の状態で骨を取るときは、骨抜き用のピンセットがあると便利かもしれません。


かぶ

1. 皮を厚めにむく

2. いちょう切りにする

3. 沸騰したお湯で茹でる

4. 時期別の食べやすい大きさに切る

かぶは皮の近くに繊維が多いので、皮を厚めにむきましょう。かぶを茹でるときは、細かく切るより、少し大きめに切った方が柔らかくなりやすいようです。

かぶの実は離乳食初期から、アクのある葉の部分は離乳食中期以降、繊維の多い茎は、離乳食完了期以降に細かく切って与えるとよいでしょう。

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たらとかぶを使った離乳食レシピ

たらとかぶを使った離乳食のレシピには、どのようなものがあるのでしょうか。

白身魚は離乳食初期から与えられますが、たらは真鯛などのほかの白身魚に慣れた離乳食後期頃から取り入れるママが多いようです。離乳食後期と完了期の調理のポイントもご紹介します。


【離乳食後期】たらとかぶのうどん

料理をする女性
iStock.com/Satoshi-K

1. うどんを食べやすい長さに切り、茹でる

2. かぶの皮をむき、いちょう切りにし、茹でる

3. 茹でたかぶを5mm角ほどの大きさに切る

4. かぶの葉をきざみ、茹でる

5. 鍋にだし汁と、うどん、かぶ、葉を入れて数分煮る

6. 醤油を数滴加え、一煮立ちさせる

離乳食後期に調味料を使うときは、風味づけ程度に1~2滴加えるとよいでしょう。離乳食後期は、食材を歯ぐきで潰せるバナナくらいの固さ、4mmから7mm角くらいの大きさに調理すると食べやすいようです。

赤ちゃんが食べやすいように、かぶの葉はやわららかくなるまでしっかり茹でるとよいですね。


【離乳食後期】たらとかぶのあんかけ

1. たらとかぶの下ごしらえを済ませる

2. たらを細かくほぐす

3. かぶは5mm角に切る

4. にんじん、ブロッコリーを柔らかくなるまで茹で、5mm大ほどに切る

5. 鍋にだし汁を入れて、たら、かぶ、にんじん、ブロッコリーを入れ、煮立たせる

6. 水溶き片栗粉でとろみをつける

あんかけは、魚や野菜がいっしょに食べられるので、栄養のバランスが気になるママにうれしいレシピかもしれません。とろみを抑え、スープとして食事に取り入れてもよいでしょう。


【離乳食完了期】たらとかぶのサラダ

1. たらとかぶの下ごしらえを済ませる

2. 水気を切り、粗熱を取る

3. たらをほぐす

4. かぶは千切りにする

5. ボウルに、マヨネーズ、無糖ヨーグルト、数滴の醤油を入れ混ぜる

6. 調味料にたらとかぶを加え、和える

たらとかぶを使った、大人と取り分けができるサラダです。味つけが濃くならないように、気をつけましょう。刻みのりやすりごまを乗せると、風味が出ておいしいかもしれません。


【離乳食完了期】たらとかぶの煮つけ

1. たらとかぶの下ごしらえを済ませる

2. フライパンに、だし汁、少量の醤油と砂糖を入れ、煮立たせる

3. 煮立ったら、たらとかぶを加える

4. 落し蓋をして、煮汁が少し残るくらいまで煮る

しっかり煮たたらとかぶは、味が染み込んでいるので、赤ちゃんがよろこんで食べてくれそうですね。かぶは煮崩れしやすいので、様子を見ながら煮るようにしましょう。

たらとかぶを使った離乳食を作ろう

離乳食を食べる赤ちゃん
© tatsushi - Fotolia

たらとかぶは、うどんやあんかけ、サラダや煮つけなど、たらのパサつきが気にならないような工夫をして離乳食に取り入れるとよいようです。

たらの切り身は、ハリと光沢感のある、鮮度のよい生たらを使うとよいでしょう。かぶを選ぶときは、手に取って、重みや固さを確認するとよいかもしれません。新鮮なたらとかぶを使って、赤ちゃんがおいしく食べられる離乳食を作れるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2019.10.29

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