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離乳食の焼きそばはいつから?風味づけや具材・食感など料理のポイント
市販のものを使って離乳食完了期に焼きそばを作ろう
赤ちゃんの離乳食に焼きそばを取り入れたいと考える保護者なかには、いつから取り入れるかや、作る量、市販のソースを使った味つけ方法などに悩む方もいるかもしれません。今回の記事では、いつから食べられるか、焼きそば麺の離乳食レシピのほか、食感をよくするための工夫などについて保護者の体験談をもとにご紹介します。
離乳食の焼きそばはいつから?
赤ちゃんの離乳食にいつから焼きそば麺を取り入れてよいのか気になる方もいるようです。実際に、子どもの離乳食にソース焼きそばを取り入れ始めた時期を保護者に聞いてみました。
30代ママ
20代ママ
子どもが1歳を過ぎて離乳食完了期に入った頃から、野菜のたっぷり入った薄味のソース焼きそばを少量ずつ食べさせてあげていました。ソース味が好きなようで、苦手な野菜も焼きそば麺に入っていれば食べてくれました。
1歳以降の離乳食完了期に入ってから、離乳食にソース焼きそばを少量ずつ取り入れ始めたという声がありました。
厚生労働省の資料によると、生後9カ月から11カ月の頃の赤ちゃんが噛める目安としては、指でつぶせるバナナ程度と考えるとよいようです。
離乳食の進め方は赤ちゃんによってそれぞれのようなので、子どもの様子をみながらソース焼きそばをいつから離乳食に取り入れるか考えてみてはいかがでしょうか。
離乳食に焼きそばを作るときのポイント
子どもの離乳食に使うソース焼きそばを作る場合、作り方や味つけ方法などが気になる方もいるかもしれません。離乳食に使うソース焼きそば作りのポイントを、保護者に聞いてみました。
20代ママ
焼きそば麺に入れる豚肉や野菜は子どもが食べやすい大きさに切って入れるようにしていました。キャベツやにんじんなど固さのある野菜は、あらかじめ下茹でするか蒸して柔らかくしたものを使うと、子どもも食べやすく調理時間も短縮できてよかったです。
焼きそば麺に入れる豚肉や野菜は、食べやすい大きさに切り揃え、あらかじめ柔らかく調理しておいたり、水を多めに入れたフライパンで蒸し煮にしてから調理したりするとよいかもしれません。肉はひき肉を使うと、子どもが食べやすそうにしていたという声もありました。
焼きそば麺は下茹でする
20代ママ
子どもの離乳食にソース焼きそばを作る場合は、焼きそば麺をたっぷりの熱湯で下茹でしてから使うようにしていました。下茹ですることで余分な油が抜けて、子どもも食べやすくなるようでした。
余分な油分や塩分を取り除くために、焼きそば麺は下茹でしてから使うとよいかもしれません。下茹ですることで、麺自体も柔らかくなり子どもが食べやすそうだったという声もありました。
焼きそば麺を細かく切る
30代ママ
離乳食レシピとして焼きそばを取り入れる際、具材だけでなく焼きそば麺も短く切って食べやすくしました。子どもの成長に合わせて、具材の大きさや麺の長さ、味の濃さを調整しました。
具材だけでなく麺を細かく切ることで食べやすくなるでしょう。完了期ははある程度の食感を楽しめるよう工夫できるとよいかもしれません。子どもの反応や食べ方を見ながら焼きそば麺の長さを調整しましょう。
薄めの味つけにする
30代ママ
離乳食の時期は薄味がよいと思い、はじめてのソース焼きそばは野菜出汁とかつお節粉のトッピングだけにしました。出汁の味がしっかり出ていたためパクパクおいしそうに食べてくれました。
20代ママ
ソース焼きそばを作るときは、麺についている粉末ソースは使わず、家にある調味料で味つけするようにしていました。うちの子の場合、液体ソースを少量かけてあげるだけで十分のようでした。
離乳食のソース焼きそばを作る場合の味つけは薄味を基本とするとよさそうです。ソース味にこだわらず、だしを使ったり、あっさりとした塩味にしたりするなど薄味でもおいしく食べられる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
【完了期から】離乳食の焼きそばレシピ
基本的な離乳食のソース焼きそばレシピを紹介します。
材料
- 焼きそば麺
- 好きな野菜(にんじん、キャベツ、玉ねぎなど)
- 豚肉
- 中濃ソース
味つけは離乳食の進み具合にあわせ、ソース味のほかに、醤油や塩などで調味してもおいしく作れるようです。野菜はにんじんやキャベツなどのほか、もやしやニラ、ピーマンなどを食べやすい大きさに切って入れたという声がありました。
作り方
30代ママ
焼きそば麺は短く切って下茹でしておきます。食べやすい大きさに切った野菜と豚肉をフライパンに入れ、十分火が通ったら焼きそば麺と水を入れてさらに炒めます。最後に少量の液体ソースなどで味つけをすれば完成です。
離乳食のソース焼きそばを作るときには、子どもにとって麺や野菜が固くなりすぎないよう、水の量を調節するとよいかもしれません。最後に青のりやかつおぶしを振ると、風味がよく子どもが好んで食べたという声もありました。
離乳食の焼きそばを食べやすくする工夫
焼きそばは、離乳食期の赤ちゃんにとって食べづらい場合もあるかもしれません。子どもにとって焼きそば麺が食べやすくなる工夫をご紹介します。
とろみをつける
20代ママ
うちの子は、普通のソース焼きそばだと食べづらいのか、あまり積極的に食べてくれませんでした。そこで、焼きそば作りの最後に水溶き片栗粉をかけてとろみをつけたところ、よく食べてくれるようになりました。
子どもが焼きそばを食べづらそうにしている場合には、とろみをつけると食べやすくなるかもしれません。なかには、茹でた焼きそば麺は皿に盛っておき、とろみをつけた野菜を麺にかけて「あんかけ焼きそば」にしていたという声もありました。
おやきにする
30代ママ
子どもが手づかみでもうまく食べられるよう、細かく切ったソース焼きそばに卵と小麦粉を混ぜておやき風に焼いたものを作っていました。焼いたものをさらに棒状に切ってあげると自分で持って食べやすそうでした。
焼きそばを食べ始める1歳頃は、手づかみ食べをする時期と重なるかもしれません。麺類をおやきのように固めてあげると食べやすくなりそうですね。卵を使う場合には、しっかりと火が通るように弱火でじっくり焼くとよいようです。
幼児期に移行する際のバリエーション
完了期から幼児期に移行する離乳食レシピに焼きそばを取り入れる際、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。離乳食に焼きそばを取り入れた保護者が試したバリエーションについて聞いてみました。
カレー焼そば
30代ママ
息子が1歳の時、カレー焼そばを試してみました。最初は市販の粉末ソースを控えめに使い、マイルドなカレー粉を少量加えました。焼きそば麺は柔らかく茹でて、細かく刻んだ野菜と一緒に炒め、短く切りました。息子は新しい風味に興味津々で、いつもより多く食べてくれました。
市販の幼児用カレー粉を使用することで、子どもでも食べやすいカレー味焼そばの風味を楽しむことができます。カレー焼そばは、通常の焼きそばに比べてスパイシーな風味が加わり、子どもの味覚を刺激します。ただし、カレー粉の量は控えめにし、徐々に増やしていくことが大切です。
シーフード焼そば
30代ママ
娘が1歳3ヶ月の時、シーフード焼そばを作りました。小エビとイカを細かく刻み、野菜と一緒に炒めました。ソースは市販の液体ソースを薄めて使用し、最後にマヨネーズを少量加えてコクを出しました。娘は特にエビが気に入ったようで、喜んで食べていました。
魚介類を使用することで、栄養バランスのよい一品となります。シーフード焼そばは、魚介類のうまみと野菜の甘みが調和し、子どもにも受け入れやすい味わいになります。魚介類はアレルギーに注意しながら、少しずつ導入していくことが重要です。
だしソース焼そば
20代ママ
なんでもよく食べる1歳の娘に、だしソース焼そばを作ってみました。かつお節と昆布でだしをとり、醤油と砂糖で味つけしたソースを使いました。具材には豚ひき肉を少量と、みじん切りにした野菜を入れました。慣れ親しんだ和風の味が気に入ったようで、よく食べてくれました。
だしソース焼そばはうまみが豊富で素材の味を引き立てます。また、和風の味つけにアレンジできる日本人の子どもにとって馴染みやすく、幼児期の味覚形成にもよい影響を与えるでしょう。
これらのバリエーションは、子どもの好みや食べる力に合わせて選ぶことができます。
バリエーション味焼そばを試す際は、子どもの年齢や発達段階に合わせましょう。具材の大きさや固さ、味つけの濃さを調整することや、市販の粉末ソースや液体ソースを使用する場合は、塩分や添加物に注意し、薄めて使用するといった工夫が必要です。
焼きそばを与えるときの注意点
焼きそばを離乳食や幼児食として取り入れる際は、食物アレルギーに十分注意する必要があります。食物アレルギーは、体が食物に含まれるたんぱく質等を異物として認識し、過剰に反応することで起こります。
20代ママ
1歳の娘にソース焼きそばを作った時、小麦アレルギーの可能性を考えて、最初は少量から始めました。焼きそば麺やカレー粉、液体ソースなど、新しい食材を使う時は必ず医師に相談し、慎重に進めました。
30代ママ
息子が1歳半の時、具材や調味料を一つずつ確認しながら焼きそばを作りました。食感や風味を楽しみつつ、安全に新しい味を経験させることができました。
特に注意が必要なのは、シーフード焼そばの魚介類、だしソース焼きそばの大豆(醤油)などです。また豚肉や市販の粉末ソース、卵を使用しているマヨネーズにも注意が必要です。
アレルギー反応は個人差が大きいため、新しい食材を導入する際は少量から始め、様子を見ながら進めることが大切です。離乳食レシピや幼児期の料理では、子どもの体調や反応を注意深く観察しましょう。
アレルギーの心配がない場合でも、焼きそば麺の食感や具材の大きさ、味付けの濃さには注意が必要です。子どもの成長に合わせて調整し、楽しく安全な食事時間を過ごせるよう工夫しましょう。
完了期から幼児期の焼きそば料理のポイント
幼児期になると、子どもの好みがはっきりしてくる傾向があります。焼きそばに関しても、ソース味が好きな子どもがいる一方で、マヨネーズをかけて食べることを好む子どももいるかもしれません。
この時期の子どもの好みに合わせて、焼きそばの味つけや具材を工夫することで、楽しく食事をする習慣づくりにつながります。
たとえば、マヨネーズが好きな子どもには、焼きそばにマヨネーズを少量かけてあげるのもよいでしょう。ただし、マヨネーズの使用量は控えめにし、全体的な栄養バランスに気をつける必要があります。
バリエーションを考える際も、カレー焼そばというよりも「カレー味焼そば」といったように、市販の粉末ソース・液体ソースやカレーなどの調味料は風味づけにとどめるよう料理するのが、離乳食レシピとして適切かもしれません。
また、具材の選び方も重要です。子どもの好きな野菜や、苦手な野菜をうまく組み合わせることで、バランスのよい食事を提供できます。たとえば、にんじんが苦手な子どもには、細かく刻んでソースに混ぜ込むなどの工夫をするとよいでしょう。
このように、幼児期の子どもの好みを考慮しながら、栄養バランスの取れた焼きそばを提供することで、楽しい食事時間を過ごすことができます。
離乳食は食べやすい焼きそばを料理しよう
子どもの離乳食にソース焼きそばを作りたいと考えたとき、いつから作るかや量、味つけなどが気になる方もいるようです。焼きそばを作るときには、焼きそば麺は下茹でして使ったり、野菜や焼きそば麺を食べやすい大きさや形状に切るなど食感の面で工夫をするとよいかもしれません。
焼きそばを作る際はは少量ずつ取り入れ、ソース焼きそばのほか、だしや塩など薄味を意識して作ってみてはいかがでしょうか。
また、離乳食完了期から幼児期においしく幼児食を味わえるような移行も考えて、ソース焼きそばだけでなくカレー焼そば、シーフード焼そば、だしソース焼そばなど風味のバリエーションを試してみてもよいでしょう。
市販の粉末ソースや液体ソース、マヨネーズなども活用しながら、子どもの食感や食べやすさを考えて、おいしい焼きそばを料理できるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2019年6月14日時点で作成した記事になります。
うちの子は麺類が好きで、離乳食初期の時期からうどんをよく食べていました。塩分などのことも考え、ソース味焼そばは1歳になった頃にはじめて作りましたが、味つけが子どもの好みにあっていたようでとても喜んで食べてくれました。