離乳食完了期のもやしの調理方法やレシピの工夫などママたちの体験談を紹介

離乳食完了期のもやしの調理方法やレシピの工夫などママたちの体験談を紹介

2018.01.30

離乳食完了期にもやしを取り入れようと考えたときに、形状や進め方の目安、子どもが食べやすい工夫など悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省の資料を参考にしながら、離乳食レシピの工夫やアレンジ方法など、ママたちの体験談を紹介します。

離乳食完了期の進め方

離乳食完了期には、子どもも離乳食を食べることに慣れ始め、多くの食材を食べられる時期と言えそうです。しかしこの時期になると、子どもの食べものの好き嫌いが出てきたり、食事の途中で遊び食べをしてしまうなど、新しい悩みも出てくるようです。

基本的な離乳食完了期の進め方について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。


離乳食完了期はいつから?

厚生労働省の資料によると、生後12カ月から18カ月頃が離乳食完了期とされています。1日3回の食事のリズムを大切にし、生活リズムを整えるきっかけ作りとする時期と言われています。

完了期の調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉だんごくらい)がよいようです。


離乳食の量の目安

離乳食完了期の1回あたりの食事量の目安は下記の量と言われています。

穀類:軟飯90g~、ご飯80g
野菜・果物:40g~50g
魚:15g~20g
肉:15g~20g
豆腐:50g~55g
卵:全卵1/2個~2/3個
乳製品:100g

子どもの離乳食で困ったこと、わからないこと

離乳食で困ったこと

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厚生労働省が出している資料の中には離乳食で困ったこととして、次のような内容が挙げられています。

食べるものの種類が偏っている / 28.5%

食べるのをいやがる / 13.1%

食べさせるのが苦痛・面倒 / 7.5%

開始の時期がわからない / 5.1%

作り方がわからない / 6.6%

(回答数:2722)

食べるものの種類が偏っていることや、食べるのをいやがることで悩んでいる方が多いと出ています。

離乳食に慣れ始め、食べ物の好き嫌いが出てきて食べむらや、遊び食べなど、離乳食が進まないと悩んでいるママもいるようです。


離乳食でわからないこと

困ったことの次に、離乳食のことでわからないことについても厚生労働省が出している資料より紹介します。

食べる適量がわからない / 46.4%

食べさせてよいものがわからない / 15.6%

離乳の進め方がわからない / 14.9%

(回答数:5223)

食べる適量や、食べさせてよいものがわからないと考えている方が多いようです。

離乳食完了期になると食べられる食材も一気に増えますが、1回に食べる食事の量や、食材の硬さの加減などが分からず、離乳食の進め方に悩んでいるママもいるようです。

手づかみ食べにも興味が出てくる頃にもなりますが、手づかみレシピの工夫や、食べさせ方がわからないという意見もありました。

もやしはスーパーなどで手軽に手に入り、味もほとんどないので、他の食材との組み合わせもしやすい食材となりそうです。子どもがもやしを食べやすいように、ママたちはどのよなレシピの工夫をしているのでしょうか。

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離乳食の完了期のもやしのアレンジレシピ

離乳食完了期の頃に、ママたちはどのようにしてもやしを調理していたのでしょうか。レシピの工夫やアレンジ方法などを聞いてみました。


豆腐の肉野菜あんかけ

「完了期に入ると、離乳食に慣れてきたと同時に遊び食べをするようになり、食事の時間がかかるようになってしまいました。離乳食を何品か作って出しても食べている途中で飽きてしまい、なかなか食べてくれないので、1品で栄養のバランスが取れるレシピはないかと悩んでいました。

そこで豚肉、もやし、にんじん、玉ねぎ、しいたけを子どもが食べやすい大きさに切り、フライパンで炒めます。出汁を加えて煮立たせ、少量の醤油と砂糖を加え味付けをしたら、片栗粉でとろみを付け肉野菜あんかけを作りました。お皿に豆腐を盛り付け、その上にあんかけをかけできあがりです。

具たくさんのあんかけにすることによって、1品でも栄養のバランスがとれそうなレシピになりました。片栗粉でとろみをつけることで、食べやすくなったのか、歯ごたえのある豚肉やにんじんを口に入れても気にならなかったようです。出汁と醤油の味がおいしかったようで、食事中も子どもが飽きることなく、たくさん食べてくれました」(30代ママ)


焼きそば

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「離乳食完了期になると、食べものの好き嫌いも出てきて、初期や中期に好んで食べてくれた野菜を食べてくれなくなってしまいました。どうしたら食べてくれるようになるのか、レシピの工夫に悩んでいました。

細かく切ったキャベツ、にんじん、もやし、豚肉、をしっかりと火が通るように炒めます。子どもが食べやすい長さに切った麺を加えてさらに炒め、水を加えます。蓋をして少し蒸してからウスターソースと醤油で薄く味付けします。最後に青のりをかけたら完成です。

子どもが大好きな麺類やお肉といっしょに入れたことによって、野菜も気にならなかったのか、たくさん食べてくれて、おかわりまでしてくれました。今までの料理は茹でたり煮たりすることが多かったのですが、炒めると歯ごたえが違い、野菜のシャキシャキ感気に入ったようでした」(20代ママ)


野菜おやき

「1歳を過ぎた頃から、子どもが手づかみで食べられるよう意識して、茹でたもやしに味付けをしたサラダにしてあげてみました。ですが茹でたもやしのままだとバラバラしてしまい、口に運ぶことが難しかったようで、食べてくれず困ってしまいました。そこで、手づかみしやすいおやきにもやしを入れたレシピの工夫をしてみました。

マッシュしたじゃがいもに、細かく切って茹でたもやし、炒めた鶏ミンチを合わせて混ぜ、少しの醤油で味付けをします。片栗粉を入れてさらに混ぜて、子どもが食べやすい大きさに成型し、フライパンで両面を焼いたらできあがりです。

バラバラして手づかみしにくいもやしも、おやきの具として合わせてみると、子どもも食べやすくなったようで、自分から手を伸ばして食べてくれるようになりました。口どけがよいじゃがいもにシャキシャキ感のあるもやしを組み合わせた食感が楽しかったようで、たくさん食べてくれました」(30代ママ)

厚生労働省の資料でも、手づかみ食べを重要としています。食べ物を目で確かめて、手指でつかんで、口まで運び口に入れるという目と手と口の協調運動により、スプーンやフォークを上手に使えるようになるようです。

離乳食は様子をみながら進めていこう

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離乳食完了期になると、多くの食材を使って調理できるようになります。

もやしは生ではなくよく加熱調理し、子どもがまだ食べ慣れていないうちは、とろみをつけるなどして食べやすいように工夫しながら、離乳食を進めていけるとよさそうです。加熱調理をしてもシャキシャキ感があるので食感を楽しむことができるでしょう。味もほとんどしないので他の食材と組み合わせやすく、便利な食材となるかもしれません。

この時期は3回食になり、1回の食事量も増える時期ですが、子どもの様子を見ながら離乳食にもやしを取り入れてみてはいかがでしょうか。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省

※記事内で使用している参照内容は、2018年1月29日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2018.01.30

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