離乳食はいつから?野菜の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?野菜の離乳食時期別の進め方とアイディア

2017.12.06

離乳食の野菜はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回は野菜です。

野菜を離乳食で始める前に

離乳食に取り入れるときは、お米のお粥から始め、ペーストしたじゃがいもや野菜、粗つぶしや刻んだ野菜と順に進めていくとよいようです。野菜は種類も多く、離乳食初期から与えられるものもあれば、繊維が多く完了期にも食べづらいものもあるようです。厚生労働省の資料によると、完了期ににんじんは94.7%のママが、きゃべつは80.7%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

野菜はいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、にんじんやかぼちゃなどは離乳食初期の5〜6カ月頃から子どもに与えられるとされています。

離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。

進め方の目安

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離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は20~30g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は30~40g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は40~50g

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野菜を使った離乳食のメニュー例

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炊飯器で蒸し野菜

「6カ月の頃に友人に聞いて作りました。炊飯器にいつもの分量でお米と水を入れ、そこに大きく切った野菜を入れて普通に炊くだけで蒸し野菜ができました。やわらかくてつぶすのも楽で、子どもも食べやすかったようです」(20代ママ)

炊飯器で蒸す方法はにんじんや大根、芋類に向いており、葉物野菜にはあまり向かないようです。大きいまま蒸したほうがやわらかく火が通り、つぶしやすいと話すママもいました。


トマトと豆腐のサラダ

「完了期頃に作りました。皮を剥いたトマトとアボカド、豆腐を食べやすい大きさに切ってお皿に盛ります。豆腐はモッツァレラチーズに変えることもありました。他の生野菜は食べるのがまだ難しいようでしたが、このサラダは気に入ったようでした。大人用には塩とバジル、オリーブオイルをかけました」(30代ママ)

後期や完了期には、大人と同じようなメニューを取り入れるママもいるようです。

保存方法

初期・中期

「蒸し野菜を作ってペーストにしたり、細かく刻んだりしたものを小分けにして冷凍保存していました」(30代ママ)

「ほうれん草などの葉物野菜は茹でた後棒状にしてサランラップでくるんで冷凍保存し、凍ったまますりおろして使いました」(40代ママ)

炊飯器で蒸し野菜を作ったり、大人の味噌汁を作るときに野菜をよく煮て取り分けたりしたので、野菜の冷凍保存はあまりしなかったというママもいました。


後期・完了期

「ミックス野菜スープを作って冷凍保存しています。出し汁で、キャベツ、にんじん、玉ねぎ、ブロッコリーなどをやわらかくなるまで煮て、小分けにして冷凍しています」(30代ママ)

後期・完了期には、時間をかけずにさまざまな食材を与えられるよう、調理や保存方法を工夫しているママもいるようです。

気をつけていた点

離乳食の時期にあった野菜を使う

「まだ奥歯が生えていなくて食べづらい野菜があるようなので、確認しながら離乳食に取り入れる種類を増やしています」(20代ママ)

離乳食の初期・中期・後期・完了期で与えられる野菜が変わってくるようです。子どもの様子を見ながら食べやすいように調理して、少しずつさまざまな野菜を取り入れているママが多くいました。

生野菜は控えめに

「初期の頃は茹でた野菜や蒸し野菜を与え、離乳食に慣れてきた頃からトマトの皮を湯剥きしたものを食べやすい大きさに切って与えました」(20代ママ)

「10カ月の頃、きゅうりの皮を剥いてスティックにして与えたところ、前歯で噛むのが楽しいのかよく食べましたが、他の生野菜は2歳頃から与え始めました」(40代ママ)

キャベツやレタスなどの生野菜は離乳食期の子どもにはまだ食べづらいようで、与えていたママは少ないようでした。生野菜を与えるのは少し大きくなってからでよいかもしれません。

野菜はいつからでも離乳食で活躍

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野菜は離乳食初期・中期・後期・完了期のいつからでも使える食材で、さまざまな種類があります。離乳食の時期に合わせた野菜を使い、冷凍保存も活用しながら、離乳食に取り入れられるとよいですね。炊飯器で手軽に蒸し野菜も作れるようなので試してみてはいかがでしょう。生野菜はトマトやきゅうりなどから与え始めるママが多いようです。離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年12月6日時点で作成した記事になります。


2017.12.06

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