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離乳食はいつから?鮭の離乳食時期別の進め方とアイディア
離乳食の”鮭”はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。
離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回は”鮭”です!
鮭を離乳食で始める前に
魚を離乳食に取り入れるときは、白身魚から始め、赤身魚、青皮魚と進めていくとよいようです。鮭の身は赤いですが、農林水産省によると白身に分類されているようです。鮭は骨が少なく、フレークにして保存もできるため、離乳食としても用いられるようです。塩鮭は塩抜きの必要があるので、初めは下ごしらえが簡単な生鮭を使うとよいでしょう。
いつから食べさせてよい?
鮭はいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、鮭を含む白身魚は、離乳食初期の5~6カ月から食べさせているママがいるようです。
鮭は白身と分類されていますが、初期の段階では鯛やたらなどから始めるママが多いようです。
離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味をもつようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。
進め方の目安
離乳食初期(5~6カ月)
食事のタイミングは子どもが空腹のときに様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると25.9%のママがこの時期に、鮭を含む白身魚を離乳食でを与えているようです。
離乳食中期(7~8カ月)
離乳食を開始して1カ月過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると73.6%のママがこの時期に、鮭を含む白身魚を離乳食で与えているようです。
離乳食後期(9~11カ月)
生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると89.7%のママがこの時期に、鮭を含む白身魚を離乳食で与えているようです。
離乳食完了期(12~18カ月)
1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。厚生労働省の資料によると92.0%のママがこの時期に、鮭を含む白身魚を離乳食で与えているようです。
目安の量
調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。
離乳食初期(5~6カ月)
調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める
離乳食中期(7~8カ月)
調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回量の目安は10~15g
離乳食後期(9~11カ月)
調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回量の目安は15g
離乳食完了期(12~18カ月)
調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回量の目安15~20g
鮭を使った離乳食のメニュー例
鮭のシチュー
「8カ月頃に作ったメニューです。小さく切ったにんじん、じゃがいも、玉ねぎなどを入れてやわらかく煮ます。細かくほぐした鮭を加え、牛乳を加えて加熱し、水溶き片栗粉で少しとろみをつけました。おいしかったようでよく食べました」(30代ママ)
鮭は他の食材とも組み合わせやすいようで、中期頃から鮭を使い始めたと話すママが多くいます。
鮭とじゃがいものおやき
「1歳頃に作りました。じゃがいもはゆでてつぶし、フレークにした鮭、牛乳、バター少々を混ぜて、手に持ちやすい大きさに成型し、フライパンで焼きます。手づかみで食べられるのが嬉しいようでパクパク食べていました」(40代ママ)
後期から完了期は、手づかみで食べられるメニューも用意して、子どもに食べる楽しさを感じてもらえるよう工夫して、離乳食を作るママも多いようです。
保存方法
中期
「生鮭の骨を取り除いて充分に茹で、フレーク状にして製氷皿に小分けして冷凍していました」(30代ママ)
鮭を食べても子どもの体調に変化がないか、初めは確認しながら少しずつ与えるので、冷凍保存するときも分量を少なくしておくとよいという声もありました。
後期・完了期
「生の鮭を焼き、少量の酒やみりんで炒るようにしっかり加熱後、フレークにして冷蔵保存していました。ごはんにかけたり、おにぎりの具にしたり便利に使えます」(40代ママ)
離乳食後期、完了期になると少しずつ大人の取り分けもできるようになり、すりつぶすなどの作業も必要なくなってくるので、冷凍保存することが少なくなったと話すママもいました。
気をつけていた点
鮭の塩分
「店頭で1年を通して販売されている塩鮭は塩分が気になるので、できるだけ生のものを購入し、冷凍保存していました。塩鮭を使う場合は下茹でして塩抜きしてから使いました」(40代ママ)
「鮭フレークを購入するときは塩分、添加物不使用のものを選んでいました」(30代ママ)
塩鮭や鮭缶を使うときは湯通しして、塩抜きした後、調理するようにしていたママが多いようでした。
下ごしらえ
「鮭を与えるときは骨が混ざってないか確認してから使うようにしていました」(30代ママ)
「塩鮭の塩抜きに自信がなかったので、刺身用の鮭を選んでいました。下ごしらえがいらず便利でした」(40代ママ)
下ごしらえするときは骨や皮が残らないよう、よく確認したというママが多くいました。
鮭は子どもの様子を見ながら、離乳食中期以降に取り入れましょう
鮭を含む白身魚は、離乳食中期・後期・完了期のいつからでも使える食材のようですが、1日2回食や3回食になってから与え始めたママが多いようです。フレークにして冷凍保存したり、下ごしらえを済ませておくといろいろなメニューに使えるようです。離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2017年11月28日時点で作成した記事になります。