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子どもの浴衣作り。リップルやダブルガーゼなどの生地の種類、長さは何センチ必要か
夏祭りなどで子どもに着せる浴衣を、今年は手作りしてみたいというママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、浴衣作りに用意するものやリップルやガーゼ、リネンといった生地の種類の選び方、長さは何センチ必要かについてママたちの体験談をご紹介します。
子ども用の手作り浴衣
夏のお祭りに、子どもに浴衣を着せてお出かけしたいというママもいるようです。
子どもが着る浴衣を手作りしたいと考えたときに、簡単に作ることができるのか、生地はどのような種類を選べばよいか気になるママもいるかもしれません。
浴衣作りで用意するもの
一般的に、浴衣を手作りするときには何を用意するとよいのでしょうか。
基本の裁縫道具
まずは基本となる裁縫道具を準備しましょう。
・縫い糸(ミシンを使うときはミシン糸)
・縫い針、マチ針
・裁ちばさみ、糸切りばさみ
・チャコペン
・ものさし
ミシンを使って浴衣を作ることもできますが、長さが短い子どもの浴衣は手縫いで仕上げるママもいるようです。
浴衣は直線の部分が多いので、チャコペンで線を引くときはものさしを使うようにするとよいかもしれません。
マチ針で留めたところにしっかりと折り目をつけると縫いやすくなるので、アイロンも用意しておくとよいでしょう。
型紙
浴衣は直線が多いので、慣れていれば型紙なしで作るママもいるようですが、初めて子どもの浴衣を縫うときは型紙がある方がよいかもしれません。
型紙を作るときに用意する厚紙は、1センチ毎にマス目のついた方眼用紙を使うと直線を引きやすそうですね。トレーシングペーパーに写すときは、縫い代分も忘れないようにしましょう。
手芸店やインターネットショップには、生地といっしょに型紙を販売しているキットもあるようです。
生地
子どもの浴衣に使う生地は、浴衣の生地とあわせて接着芯を用意しておくとよいかもしれません。接着芯は、浴衣の襟の部分に使うとハリを出せるだけでなく、薄い生地に使うことで、透けてしまうのを防ぐこともできるようです。
初めて浴衣を作るママは、アイロンで簡単につけることができる接着芯を選ぶとよいでしょう。
浴衣を手作りしたママに聞くと、子どもの浴衣の生地の種類には綿を選ぶという声がありました。綿の生地とひとくちにいっても、リップルやダブルガーゼ、リネンなど数多くの種類があり、それぞれに特徴があるようなので好みにあわせて選ぶとよさそうです。
浴衣の生地の種類
さまざまな種類がある生地のなかから、ママたちはどのような生地を選んでいたのでしょうか。
リップル
「リップル生地を使いました。さらっとした肌ざわりで、夏の浴衣の生地にピッタリだと思いました」(4歳児のママ)
「夏の子ども用のパジャマもリップル生地だったので、着心地がよいと思いリップル生地を選びました。しぼりのあるリップル生地は、汗をかいても肌につきにくくてよかったです」(5歳児のママ)
リップル生地はサッカー生地とも呼ばれ、表面に凹凸の加工が施された生地のことをいうようです。凹凸があることで肌にふれる面積が小さくなり、空気が通りやすいので、子どもの浴衣の生地にも適しているかもしれません。
ダブルガーゼ
「2歳の子どもに浴衣を作ってあげたくて、柔らくて肌ざわりのよいダブルガーゼ生地を選びました」(2歳児のママ)
「吸水性が高いダブルガーゼは、汗かきな子どもにも着心地がよさそうだと思い選びました。くたっとした生地なので、襟元はハリを持たせるために接着芯をつけました」(3歳児のママ)
肌ざわりがよく柔らかいダブルガーゼ生地を、小さな子どもの浴衣作りに使ったというママもいるようです。ふわふわとしたダブルガーゼで浴衣を作るときは、アイロンをかけてから使うとまっすぐ縫いやすいかもしれません。
リネン
「リネンの生地を使って、親子でおそろいの浴衣にしました。適度にハリがあるので、洗濯機でもどんどん洗って夏の間たくさん着ました」(5歳児のママ)
「以前からリネン特有の風合いが好きだったので、リネン生地を使って子どもの浴衣を作りました。デザインも気に入る生地が見つかったので、余分に買って子どものワンピースも作りました」(4歳児のママ)
適度にハリがあるリネンを使って、子どもの浴衣を手作りするママもいるようです。涼しげなリネン生地は、汗をかいてもベタつきにくくて着心地がよいというママの声もありました。
浴衣の長さの決め方
子どもの浴衣を作るときに、生地の長さは何センチくらい必要なのか気になるママもいるかもしれません。実際ママたちがどのように長さを決めていたか聞いてみました。
子どもの身長にあわせて
「手芸の本に書かれていた長さを目安に、子どもの身長の2倍の長さと、縫い代を何センチかプラスして生地を裁断しました」(3歳児のママ)
「子どもの身長に10センチ足した数字を2倍して、浴衣の生地を何センチ取るか計算しました。浴衣の生地を買うときは、足りなくならないように長さを少し余分に買うようにしています」(4歳児のママ)
生地の長さを何センチにするかは、【作りたい身長+縫い代3~10センチ】✕ 2 で決めるというママもいるようです。子どもの身長が伸びても着られるように、長さに余裕を持って縫い代を取るというママの声もありました。
生地によって変える
「伸縮性のあるリップル生地を使って浴衣を作ったので、手芸の本に書かれていた目安よりやや長さを余分に用意しました」(4歳児のママ)
「ガーゼやリネンは洗うと若干縮むと聞いたので、生地を何センチ切るか決める前に水通しをしました」(3歳児のママ)
縮む生地を使って浴衣を作る場合は、少しゆとりを持って長さを決めるというママの声がありました。洗濯すると縮むことも考えて、何センチ必要か考えるのもよいかもしれませんね。
デザインでの違いも
「ツーピースの浴衣を作りました。浴衣のスカートの部分は、普段子どもがはいているズボンの長さを目安に決めました」(4歳児のママ)
「スタンダードな形の浴衣は、肩上げやおはしょりの長さを調節できるので、子どもの今の身長よりも何センチか大きめのサイズで作りました」(3歳児のママ)
浴衣の長さを何センチにするか決める際に、子どもが着ている洋服のサイズを参考にするというママの声がありました。袖丈や裾の長さは、肩上げやおはしょりで調節できるので、出来上がってから子どものサイズにあわせてもよいようです。
手作り浴衣にチャレンジしよう
子どもの浴衣を手作りする場合、浴衣の長さを何センチにするかの目安は、リップルやダブルガーゼ、リネンなど生地の種類によっても変わってくるようです。
オリジナルの浴衣作りでは、生地の柄や浴衣のデザインを子どもといっしょに決めるのもよいかもしれません。手作りの浴衣を着せて、子どもと楽しい夏の思い出を作れるとよいですね。