サステナブルに美食を楽しむ「食べるSDGs 野菜塩・昆布塩・魚塩」が登場
フランス料理の命である「フォン」や日本料理の「出汁」を作る際に出る殻に着眼し、家庭で新たな美食に生まれ変わらせるフレーバーソルト
「セルリアンタワー東急ホテル」のペストリーショップ(LBF)から、地球環境問題においしく取り組める新商品として、フレーバーソルト「食べるSDGs」が発売された。
食べる調味料シリーズ第4弾となり、ラインナップは、野菜塩・昆布塩・魚塩の全3種となる。
日本では、年間2,531万トンの食品廃棄物等が出されており、このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は600万トン(※1)。
※1 引用:消費者庁公式ウェブサイトhttps://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/education/
「セルリアンタワー東急ホテル」でも残滓のほか、食材の切れ端、皮、骨など、少なからず食品廃棄物が出ている。
日々報道される地球環境の悪化を目の当たりにし、開業より20年間料飲部門を統括してきた総料理長・福田順彦氏は「美食で笑顔を届ける」の理念のもと、また「料理人としての社会的責任」の観点で、少しずつでも取り組めることがないか模索。
その過程の中で、フランス料理の原点である「フォン」、日本料理においては“命”とも形容される「出汁(だし)」にフォーカス。美食の源をサステナブルの循環に乗せ、家庭で新たな美食に生まれ変わらせる「食べるSDGs」が企画された。
ソースが重要な要素を占めるフランス料理では、まず、野菜(にんじん、セロリ、玉ねぎ、香草など)、肉の骨または魚の骨を大きな鍋で何日も煮込み、それを漉して滋味豊かな「フォン」を作る。
このフォンからデミグラスソースや赤ワインソース等が生まれるが、通常、漉した後の殻(がら)は廃棄される。
今回は、この廃棄される殻に着眼し、地球に求められているサステナブルな活動に貢献できる、また家庭で使用しやすい商品として開発に着手。
「セルリアンタワー東急ホテル」メインダイニング「クーカーニョ」は“プロヴァンス料理”を標榜しており、“ブイヤベース”がスペシャリテとなっている。
そこで、ブイヤベースに必須の、魚介をベースにしたフォンの殻を乾燥させ粉砕し、家庭に必ずある調味料“塩”とマリアージュさせたところ、魚介の旨味が凝縮された、正に美食の循環を具現化するフレーバーソルト「魚塩」が誕生した。
これをベースに、肉料理に使う、肉の骨をベースにしたフォンでは野菜のバランスを強め「野菜塩」を開発。
フランス料理の観点だけではなく、日本料理の観点も採り入れるべく、今春新規開店した「セルリアンタワー数寄屋」「Japanese Cuisine桜丘」においても、“出汁”を活用。出汁を取った後の昆布を同様に乾燥させ粉砕し、「昆布塩」が誕生した。
焼き魚や天ぷら、温野菜の付け塩に使うと魚の風味が増す「魚塩」は、カルシウムもおいしくとることが可能。
「野菜塩」は、肉料理の下味やチャーハン、野菜炒め、スープの味付けに使用すると旨味がアップ。
「昆布塩」は、おにぎりやパスタなどの味付け、胡瓜や人参などの生野菜に振り掛けると、昆布の風味が加わりおいしく食べられる。
さらに、パッケージにおいても環境負荷軽減を考慮し、極力廃棄物が出ないように針金タイやビニール紐は使用せず、リサイクル可能なガラス瓶および、古紙パルプ配合率70%再生紙を使用した「R70」マークの用紙にてギフトボックスを製作。
また家庭で、美食を楽しみながら地球環境問題やフードロス、SDGsについて考える一助となればと、「食べるSDGs」を電子レンジやトースターで簡単に調理できる「おすすめレシピ」を考案し、動画で公開している。
食品ロスの削減に貢献する、食材の旨味を凝縮したフレーバーソルト。ぜひこの機会に試してみては。
食べるSDGs 野菜塩・昆布塩・魚塩
販売場所 /ペストリーショップ(LBF)
販売開始日/11月15日(月)
※商品の特性上、大量製造をしないため、5個以上の購入を希望の場合は、事前に要相談
予約・問い合わせ/電話またはFAXにて、種類、個数、受け取り日時、名前、電話番号を連絡
tel.03-3476-3000(代表/ペストリーショップ)10:00~20:00
※最新の営業時間はホテル公式ウェブサイトを参照。
fax.03-3476-3482
https://www.tokyuhotels.co.jp/cerulean-h/restaurant/pastry-shop/hotelselection/76017/index.html