子どもとコミュニケーションを取りながら親子で楽しめる遊びには、どんなものがあるのでしょうか。2歳から4歳の子どもを育てた経験があるママに、親子で楽しめる遊びのアイデアと遊び方のコツについて聞いてみました。おうちでの室内遊び、公園など外で楽しむ遊び、体育館での屋内遊びに分けてご紹介します。
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気温差が激しい季節や雨の日には、部屋の中で親子で楽しめる遊びをしたいですね。ママたちはどんな室内遊びをしているのでしょうか。
「おままごとセットや折り紙で作ったお金を使って、お店屋さんごっこをします。ケーキ屋さんになりきった3歳の娘が『どのケーキにしますかー?』という姿がかわいくて、思わず笑顔になってしまいます。紙皿やプラスチックのフォークなどの小物を、カラフルなデザインにして遊んだら、娘だけでなく私自身も気分が盛り上がりました」(30代・3歳児のママ)
2歳から3歳になると、設定のあるごっこ遊びも楽しめるようです。少し背伸びして憧れの職業を真似したり、かわいい小道具を使ったりすると子どもも喜ぶかもしれません。
「4歳の息子と、家の中でキャンプごっこをしました。ソファを山に見立てたり、テーブルに布をかけてテントに見立てたりして親子で楽しみました。遊ぶときは、懐中電灯やリュックなどを用意して、気分を盛り上げています。また、サンドイッチやフルーツをお弁当箱に入れて、布を敷いた上で昼食を食べたら、面白かったようで喜んでいました」(30代・4歳児のママ)
テーブルの下など、狭いところに入るのが好きな子どもは多いのではないでしょうか。筆者の息子も、押入れの中に秘密基地を作って招待してくれたことがあります。想像をふくらませて家にあるものを何かに見立ててみると、遊び方も広がりそうですね。
「雨の日などに、4歳の娘と交互に絵を描くお絵かきしりとりをして遊びます。お互いに何の絵を描いたのかを予想したり、次の言葉を子どもといっしょに考えたりして盛り上がります。大人の描いた絵が、子どもに伝わらなかったときもあって面白かったです」(30代・4歳児のママ)
お絵かきは子ども1人でも楽しめるかもしれませんが、パパやママといっしょにできるお絵かきしりとりなら、会話やコミュニケーションが増えて、親子で楽しめるのではないでしょうか。
公園や散歩へ出かけたときに、親子で楽しめる遊びの体験談をご紹介します。天気のよい日に外に出かけたときの、遊びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
「子どもと家の周りをよく散歩するのですが、親子で『あの花は何?あっちにも咲いてるよ』『あのトンボ知ってる』と会話していると、季節の変化などに気づき新鮮な気持ちになります」(30代・4歳児のママ)
大人にとっては見慣れた景色でも、子どもの目線だと新しい発見や季節の変化に気づき、親子で共有できることに喜びを感じるそうです。
「3歳の娘の保育園で、親子遠足のときにやったスタンプラリーを公園でもやってみました。マス目を描いた紙を用意して、すべり台やブランコなどの遊具を1つ使ったら、1マスずつシールを貼っていきました。ゴールや目標を設定したことで、いつも以上に子どもが夢中になって遊んでいたように感じました」(40代・3歳児のママ)
筆者が子どもたちと近所の公園に行ったときには、「公園の中に立っている銅像をすべて見つけよう」とテーマを決めて遊びました。公園内をあちこち歩き回り、銅像と同じポーズを親子で真似てみるなど、遊具の少ない公園でもたっぷりと楽しむことができました。
ちょっと広い場所での運動遊びや、体操教室に行った経験があるママに「親子で楽しめる体育館遊び」について聞いてみました。
「親がトンネルになって、子どもがその中をくぐるという遊びをしました。立った状態で股下をくぐったり、体育座りをした足の下や、腕で輪を作ったりと、どんどん小さくなるトンネルに子どもがはしゃいでいました。逆に、3歳の息子が四つん這いになって作った小さなトンネルを親がくぐろうとして、つっかえてしまったのも面白くて親子で楽しめました」(40代・3歳児のママ)
はじめて挑戦する運動遊びでも、親子で協力して取り組むと楽しめそうですね。
「四つん這いになった子どもの足を親が持ち、子どもの腕の力で体を支えながら、前に進んでいくという手押し車体操をしました。4歳の娘がはじめて手押し車に挑戦したときには、腕の力で体を支えるので精一杯でした。何度か練習するうちに、だんだん1歩ずつ前に進めるようになっていったのが嬉しかったようで、祖父母の家に行ったときにもよく披露しています」(30代・4歳児のママ)
親子で行う体操や運動遊びでは、子どもが上手に体を動かせるようになっていく姿が見られるのも嬉しいポイントかもしれません。
「親子レクで、2歳の息子と股下を通してボールを渡す体操や、向かい合って座ってパスし合うボール転がしなどをしました。普段からボール遊びが好きだったので、関心を持って楽しく遊ぶことができました」(30代・2歳児のママ)
体験談では「スキンシップをとりながら体操をすることで、子どもの笑顔がたくさん見られる遊びがよかった」と感じるママが多い印象でした。
親子でできる遊びには子どもとコミュニケーションが取れたり、ふれ合う時間が増えたりと、さまざまなメリットがありそうです。子どもといっしょに遊べる時期は、あっという間かもしれません。室内、屋外、屋内で子どもとスキンシップを取りながら、親子で楽しめる遊びを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
2017年12月22日
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浜田恵
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ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社
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