たらとバターで作る離乳食の簡単レシピを紹介

たらとバターを離乳食に使うときのポイント

たらとバターで作る離乳食の簡単レシピを紹介

たらとバターを使った離乳食を作りたいママもいるでしょう。たらとバターはいつから離乳食に使えるのでしょうか。今回はたらとバターで作る離乳食の簡単レシピをご紹介します。併せて、たらとバターを離乳食で使うときのポイントについてもお伝えします。

たらとバターはいつから離乳食に使える?

魚とバター
iStock.com/LiljaKristjansdottir

たらとバターはいつから離乳食に使えるのかと悩むママもいるでしょう。たらとバターをいつから離乳食に使ったのかをママたちに聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

たら離乳食初期からよく使っていました。初期ではたらを茹でてすりつぶし、お粥に混ぜて食べさせました。

30代ママ
30代ママ

離乳食後期に豆腐、にんじん、大根などの食材とたらを使って、あんかけを作ったことがあります。

40代ママ
40代ママ

離乳食中期でとろとろのシチューを作ったときにコクを出したくて少量のバターを加えて作りました。

たらを離乳食初期から与えていたというママがいました。たらは茹でたあとなめらかにすりつぶし、離乳食初期の5~6カ月頃から食べさせるとよさそうです。子どもの様子を見ながら、最初はスプーン1杯から与えるとよいでしょう。

バターを離乳食中期から調味料に使っていたというママがいました。厚生労働省の資料によると、離乳食の開始時期に調味料は必要なく、油脂類も少量だけ使うよう推奨されています。バターなどの油分は離乳食初期の間は控え、離乳食中期の7カ月頃以降に、極少量のバターから始めるとよいかもしれません。

たらとバターをいっしょに使うのは、離乳食中期の7~8カ月頃からがよさそうです。離乳食中期は1日2回食に進め、食事のリズムをつけていく時期です。離乳食中期に入ると新たなレシピを増やしたいと考えているママもいるでしょう。たらとバターで作れる離乳食レシピを献立に加えてみてはいかがでしょうか。

出典:授乳・離乳の支援ガイド / 厚生労働省 イ 調理形態・調理方法p32
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たらとバターを離乳食に使うときのポイント

離乳食アイテム
iStock.com/serezniy

たらとバターを離乳食に使うとき、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。


たらの骨や皮を取り除く

離乳食にたらを使うときは、調理する前にたらを茹でて皮と骨をていねいに取り除きましょう。

たらの骨で子どもの喉や口の中を切ってしまったり、たらの皮で子どもの喉を詰まらせないよう注意が必要です。


たらを加熱しすぎない

たらを加熱調理しすぎるとパサついてしまい、食感が悪くなってしまうこともあるようです。

電子レンジで加熱をする場合は、耐熱皿にたらを入れたあと水を加えてラップをするとよいでしょう。


たらの灰汁をとる

たらを茹でたときに出る灰汁には苦味やえぐ味が含まれると言われています。

子どもがおいしく食べられるよう、たらの灰汁を丁寧に取り除きましょう。


無塩バターを選ぶ

バターには有塩バター、無塩バター、発酵バター、非発酵バターなどさまざまな種類がありますが、離乳食でバターを使うときは子どもが塩分を取りすぎないよう、無塩バターを選ぶとよいかもしれません。

有塩バターを使うときは、味の濃さや塩分を考えて少量を心がけましょう。


薄味に調理する

子どもには、たら本来の味を味わってもらいたいですよね。

食材の味を活かして薄味に仕上がるよう、バターなどの調味料は少量ずつ加えていくとよいでしょう。

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たらはあらかじめ茹でて、骨と皮を取り除いておきましょう。


【離乳食中期】たらのじゃがバター

1. 鍋に茹でて潰したじゃがいもとかぶる程度の水を入れて煮る

2. 1に少量のバターとすりつぶしたたらを加える

3. 2の材料がやわらかくなったら粗くつぶしながら混ぜる

やわらかく煮たにんじんや、みじん切りにしたたまねぎをいっしょに混ぜ合わせるなど、いろいろな食材を加えてアレンジができそうですね。

子どもが塩分を摂りすぎないようバターは少量にするか、無塩バターを使うとよいでしょう。


【離乳食後期】たらのリゾット

1. たらを7mm大程、ほうれん草を5mm大程の大きさに切る

2. 鍋に水を入れ、1と少量のバター、お粥を加えて煮る

3. 2に牛乳を加え、加熱しながら混ぜ合わせる

仕上げに牛乳を加えて作る、マイルドな風味のリゾットです。

バターの食欲をそそるほのかな香りで、子どもの食べる意欲も高められるとよいですね。


【離乳食完了期】たらのバターホイル焼き

1. キャベツを千切りにし、えのきは食べやすい大きさに切る

2. たらを1cm大程にほぐす

3. アルミホイルに1と2を並べ、少量のバターと麺つゆを加えて包む

4. フライパンに水を入れ、2を並べて中火で10分程蒸す

離乳食完了期にたらとバター、冷蔵庫の残り野菜を使ってホイル焼きを作っていたというママがいました。

子ども用に取り分けたあと、大人用はさらにバターやこしょうを加えてもよいでしょう。

たらとバターを離乳食に活用してみよう

赤ちゃんに離乳食を与える男性
iStock.com/Bobby Coutu

今回は、たらとバターを使ったレシピを離乳食の時期別にご紹介しました。たらとバターをいっしょに使うときは離乳食中期の生後7~8カ月頃からがよさそうです。子どもの様子を見ながら時期別に調理方法を工夫してみましょう。

たらのパサついた食感を嫌がる子どももいるかもしれませんが、蒸し焼きにするなど水分を逃がさないよう工夫して調理をすると食べやすくなるでしょう。

バターを離乳食で使うときには薄味を意識して、風味づけ程度になるように調理をするとよさそうです。

離乳食後期以降は手づかみ食べができる料理を摂り入れると子どもの食べる意欲が増すきっかけになるかもしれません。たらとバターを活用した離乳食を通して、子どもが食事に興味を持ってくれるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2019年12月6日時点で作成した記事になります。

 

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2019.11.22

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