子どもに梅雨を説明するには?梅雨時期の遊びや服装選びなど過ごし方

子どもに梅雨を説明するには?梅雨時期の遊びや服装選びなど過ごし方

天候がよくない日が多く、外に出かけづらくなる梅雨の時期。そんな時期にも子どもが楽しめる遊びや過ごし方、梅雨のどう説明したらよいのでしょうか。また気温が安定しない梅雨時期の服装について紹介します。

梅雨とは

まずは、日本の気候のひとつである梅雨について、簡単にご説明しましょう。


梅雨の時期

ほかの時期に比べ雨が多くなり、日照が少なくなる現象が梅雨です。春から夏に移行する時期に訪れます。多くは6月から7月にかけて、1カ月ほど続きますが、梅雨入り、梅雨明けする時期はともに各地方で異なっています。

一般的に、沖縄地方が1番早く梅雨入りし、5月中旬頃が多くなっています。梅雨明けも同様に早く、6月下旬頃です。九州地方は5月下旬から7月中旬にかけて、四国・中国・近畿・東海・関東甲信地方は6月上旬から7月中旬にかけて、北陸・東北地方は6月中旬から7月下旬にかけてが、おおむね梅雨時期となることが多いです。梅雨入り・梅雨明けが1番遅い地方は東北北部で、北海道地方は梅雨時期がない地域になっています。

雨に濡れるあじさいとカタツムリ
iStock.com/kellymarken

梅雨を子どもに説明するには

梅雨の時期には、梅雨前線と呼ばれる前線帯が上空に停滞するために、天気が崩れる日が長く続くようになります。毎日雨が降り続いて公園でなかなか遊べないと、「つゆってなに?」「いつまで続くの?」と子どもたちも不思議に思うかもしれません。

「雲さんが今日も明日もいるから、雨の日が続くんだよ」などと、できる限り簡単な言葉を使うことで、子どもに伝わりやすくなります。雨や傘のマークがたくさん並ぶ天気予報を見せるだけでも、なんとなくイメージがわくかもしれません。

梅雨の時期の子どもの遊び

雨が多い梅雨の時期にできそうな遊びをご紹介します。


家の中での遊び

家の中では、お気に入りのおもちゃで遊ぶ時間ももちろんあるでしょう。しかし、1日中同じ遊びを続けることはなかなか難しく、毎日雨が続けば飽きてしまうこともあります。

そんなときに工作で遊ぶのもいいですね。トイレットペーパーの芯や牛乳パック、段ボール、厚紙などを保管しておき、折り紙などを使ってドーナツ屋さんやアイスクリーム屋さんなどを作ったり、お面作りをしたりするのはいかがでしょうか。やり方がわからなくても、町の図書館には手作りおもちゃの本がいくつか置いてあります。

ほかには、お菓子作り、パズル遊び、塗り絵やお絵かき、粘土遊びなど、室内滞在時間が長い梅雨の時期にこそ楽しみたい遊びです。


出かける場合の遊び

雨にお散歩する女の子
iStock.com/Hakase_

雨が大好きな子どももいるでしょう。身体が濡れて風邪をひかないように、かっぱを着て長靴を履き、お散歩してみませんか。公園で遊具を使って遊べなくても、水たまりをそーっと歩いたり、かえるやかたつむりを探したり、お散歩するだけで何か発見があるかもしれません。普段ははかない長靴や傘を持ってお出かけできる機会でもあるため、いつもと違ったシチュエーションに子どもが喜ぶかもしれません。

雨の程度がひどくなければ、お散歩ついでにお買い物や図書館に行ってみると、お外にいられる時間を親子いっしょに満喫できるでしょう。図書館では、子どもがゆっくり絵本や図鑑を見る時間を作れそうですね。梅雨に関連する、雨の出てくるお話やかえるなどの生き物にまつわる内容の絵本を選んであげてもいいかもしれません。子どもが季節を感じるいい機会になるでしょう。

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梅雨の過ごし方の注意点

梅雨の時期だからこそ気をつけたいポイントを挙げてみました。


服装

日照時間が少なくなり肌寒さを感じやすい梅雨は、厚手の服ではなく綿やドライ素材の肌着、シャツに薄手のカーディガンを羽織るなどして、重ね着で調節しましょう。着すぎることで汗をかきすぎないように注意が必要です。

また、雨の日に散歩をする場合は、目立つ色を着用すると、安全に歩行しやすくなります。雨によって視界が悪くなっているため、ドライバーに対して子どもの存在がわかりやすいように反射材のついたレイングッズを着用すればより安心かもしれませんね。天候が悪いと空が暗くなりがちなので、日中でも気をつけましょう。


室温に気をつける

梅雨の時期は気温などが不安定なので、必要であれば除湿をしたり室温を調節したりしながら、体調を崩す原因を作らないようにしましょう。子どもの様子をしっかり見ながら、できる限り元気に過ごしてほしいですよね。

梅雨時期も笑顔で過ごす

雨のイラストと男の子
iStock.com/real444

外遊びが少なくなる梅雨ですが、子どもには外遊びに代わる過ごし方がたくさんあります。ここでご説明した以外にも、オリジナルの遊びを発見する子どももいるでしょう。服装などで体温調節をすることも忘れずに、元気に過ごせると良いですね。

2018.03.01

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