【おはじき】子どもと楽しむ日本の伝承遊び、遊び方の種類からルールまで解説

【おはじき】子どもと楽しむ日本の伝承遊び、遊び方の種類からルールまで解説

昔から親しまれている日本の遊びを楽しもう

2019.04.18

伝承遊びとは、お出玉やビー玉、あやとり、けん玉など古くから日本で親しまれてきた遊びのことです。シンプルかつ子ども自身が考えながら遊べるため、教えたいと考えているママやパパもいることでしょう。そこで今回は、日本の代表的な伝承遊び、おはじきについて遊び方の種類やルールをご説明いたします。

基本の遊び方

おはじきの遊び方には色々な種類がありますが、まずは簡単に楽しめる基本的な遊び方をお伝えします。

おはじきの基本的な遊び方

こちらの簡単なルールだと、おはじきにふれるのが初めての子どもも、楽しく遊べるかもしれません。自分の好きなおはじきを取ることができたら、子どもも達成感を得られそうですね。

最初は、「この青のおはじきを、この赤のおはじきにあてるよ」というように、具体的に色の名前を言ってあげると、ねらいを定めやすいかもしれません。色を一色決めて、その色をより多く取ることができた人の勝ち、などのルールを足してもおもしろそうですね。

一工夫したおはじき遊びのアイディア

おはじきには色々な遊び方があります。慣れてきたら、少し難しい遊び方に挑戦してもよいかもしれません。一工夫したおはじき遊びのアイディアやルールをご紹介します。

おはじき遊びのアイディア

中抜き

中抜きは、昔からよく遊ばれているおはじき遊びの一つのようです。硬くて平らな場所におはじきを散らし、二つのおはじきを門のようにして少し遠くの場所に並べます。順番におはじきを指で弾いて、その門の間におはじきを通していきます。

おはじきを門に通すことができたら、そのおはじきを自分の手持ちのおはじきにできます。おはじきを弾いたときに、他のおはじきにあたってしまったら他の人に順番を回します。これを繰り返していくという遊びです。

少し難易度が上がるため、実際にやりながら説明するとよいかもしれません。どのおはじきを弾くと、門の間を通すことができるのか、子どもといっしょに考えながら遊ぶとよいでしょう。勝負をするだけでなく、みんなで声をかけあって協力しながら遊ぶのも楽しそうです。


おはじき倒し

将棋倒しのように楽しむ、おはじき倒しという遊び方もあるようです。おはじきを山になるように一か所に集め、順番におはじきを一つずつ取り出します。音が鳴ったり崩れたりしたら次の人に交代し、多くおはじきを取った人の勝ちとなります。

目線を変えながらよく観察することがポイントのようです。「ここ取れそうだよ」「そこは危ないよ」など、声をかけながらやると、さらに盛り上がりそうですね。


的当ておはじき

数字を書いた的を作り、硬くて平らな場所にその的を置きます。その的に滑らせるようにおはじきを飛ばし、おはじきがどの数字に飛ばされたかで数字を計算して、ポイントを稼ぐといった遊び方もできるでしょう。

的をカラフルにするなど、子どもといっしょに考えながら作るのもよいですね。人数を増やし、チーム制にするとより盛り上がるかもしれません。的をいくつか作り、慣れてきたら難易度を上げていくという遊び方もおもしろそうです。


おはじきのせ

おはじきケース
© yujismilebituke - Fotolia

手のひらに5枚ほどおはじきを乗せ、そのままおはじきを上に投げて、おはじきが落ちてくる前に手を裏返します。手の甲でできるだけ多くおはじきをキャッチする、という遊びです。

上に勢いよく投げるとおはじきが人にぶつかってしまう可能性があるので、力加減に気をつけましょう。年齢が低い子どもと遊ぶときは、「まずは2枚から」と枚数を少しずつ増やして難易度を上げていくというやり方もよいかもしれません。

表を作成し、「何枚クリアしたらスタンプを押す、またはシールを貼る」という遊び方も楽しめそうですね。表が埋まっていくと、よろこびも大きくなるのではないでしょうか。


色分け遊び

おはじきを床やテーブルに並べて、赤や緑、黄色など色に分けて楽しむシンプルな遊びです。ママが赤、子どもが青など、担当を決めて、時間を計りながら誰が一番多く色分けできるか競争するのもおもしろいでしょう。器があれば、ビー玉でもできそうな遊びですね。


おはじきタワー

おはじきをタワーのように積む遊びです。「よーいどん」と合図をして、誰が一番高くおはじきを積むことができるか競争するのも楽しいでしょう。1人1個ずつ順番に倒れないように積んでいくという遊び方もおもしろそうですね。

こちらの記事も読まれています

おはじき遊びの注意点

子どもとおはじきで遊ぶときは、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。


大人がいる環境で遊ぶ

まるで飴のように色鮮やかなおはじき。ふざけて口のなかに入れてしまう子どももいるかもしれません。誤飲事故を招かないためにも、注意されたことが理解できる年齢になっていること。そして必ず大人が一緒についててあげられるようにしましょう。ビー玉遊びも同様の注意をしてください。

遊び終わったらちゃんと片づける

床に散らばったおはじきを踏んでけがをすることもあるかもしれません。遊んだあとはすぐに片づけをするようにしましょう。

また小さいおもちゃは遊んでいる間になくなってしまい、数が少なくなってしまうこともあるので、おはじきで遊ぶ前は数を数えてから遊び始めましょう。

昔ながらのおはじき遊びを家族みんなで楽しもう

おはじきを眺める女の子
© hanapon1002 - Fotolia

昔からあるおはじき遊びは、祖父母もいっしょにできるなど、世代関係なくみんなで楽しめる遊びといっても過言ではありません。日本の伝統的な遊びには、動画視聴やゲームでは体験できない面白さがきっとあることでしょう。伝承遊びはシンプルだからこそ、アイディア次第でどんどん遊び方が増やせるのも魅力です。子どもといっしょにオリジナルのルールを考えたりして、知的好奇心も刺激してあげたいですね!


2019.04.18

おうち遊びカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。