幼虫からさなぎ・成虫など成長別カブトムシの育て方。場所や温度など育てる際の注意点

幼虫からさなぎ・成虫など成長別カブトムシの育て方。場所や温度など育てる際の注意点

2018.04.24

カブトムシを飼いたい!子どもにそう言われた経験のあるママもいるのではないでしょうか。夏になるとお店でみかける機会が増えますよね。幼虫や成虫の餌、温度など、楽しく簡単にできる子ども向けの育て方について調査しました。

カブトムシの育て方は難しい?

子どもに人気の高いカブトムシ、春に幼虫を買ったり、夏に成虫を捕まえてくるご家庭もあるのではないでしょうか。カブトムシの育て方は難しそう、どうやって育てるの?と悩む場合もあるかもしれません。今回は子どもといっしょにできる子供向けのカブトムシの育て方や、注意点についてご紹介します。

成長別、カブトムシの育て方

カブトムシを育てるなら、元気に長生きしてほしいですよね。幼虫からさなぎになって成虫になるまで、成長別の育て方について調査しました。


幼虫の時期

幼虫
© NOBU - Fotolia

卵から孵化した幼虫は、多くの場合2回の脱皮をした後3月頃まで土の中で冬眠しているようです。4月頃までには目覚め、餌を食べ始めます。この時期は幼虫が眠る寝床が餌の役目もするようです。餌には栄養がある腐葉土や、幼虫用マットを用意しましょう。

ビニール袋に入って売られていた腐葉土に少し臭いがあるときは、天日干しをするとよいそうです。新聞紙などに腐葉土を広げ、スコップなどで混ぜたら2日ほど外に置いておきましょう。ケースに2/3ほどつめ、腐葉土が減ったり汚れてきたなと感じたら取り替えてあげるとよいようです。元気に育つよう、子どもといっしょにカブトムシの部屋作りをしてあげたいですね。

幼虫の時期は2リットル用ペットボトルでカブトムシを育てる方法もあるようです。幼虫は壁を好むため、タイミング次第ではさなぎになる姿や羽化の様子を観察できるかもしれません。子どもと観察したいなら、飼育用ケースではなくペットボトルを用意してもよさそうですね。


さなぎ

カブトムシのさなぎ
© ktktmik - Fotolia

幼虫が大きくなり、あまり餌を食べなくなると、夏前頃には腐葉土の中でさなぎになるための部屋を作り始めます。部屋を作っている時期は体もやわらかくなるため、飼育ケースを移動させたり土をいじる行為は控えたほうがよいようです。カブトムシが作った部屋を壊さないためにも、静かに見守ってあげたいですね。

5月から6月にかけてカブトムシは幼虫からさなぎになるようです。さなぎになりたての頃は体のほとんどが水分でできているようなので、引き続きそっと観察できるとよいでしょう。


成虫

カブトムシの成虫
© taya27mu2 - Fotolia

カブトムシは6月から7月にかけてさなぎから羽化し、成虫になるようです。成虫になったら約1カ月から3カ月位はいっしょに過ごせるようなので、大事に育ててあげたいですよね。これまでと同様、カブトムシが過ごす環境づくりに気をつけられるとよいようです。

カブトムシの寝床として、腐葉土や成虫用マット、おがくずなどがあげられます。成虫用マットとおがくずを混ぜ合わせて育てる方法もあるようです。

餌は昆虫用ゼリーなどが一般的で、水分の多いスイカやキュウリなどをあげてもよいようです。生の野菜は腐って異臭を放つ可能性もあるので、あげたらなるべく早くケースから取り出すようにするとよいでしょう。カブトムシが転倒したときに自力で起き上がれるよう、木の枝も忘れずに用意しましょう。子どもと公園に行き、拾ってきてもよさそうですね。

オス同士ではけんかをしてしまう場合もあるようなので、複数育てるときは数に合わせてケースを揃えてあげるとよいでしょう。

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カブトムシを育てるときの注意点

カブトムシが元気に過ごすにはどんなことに注意すればよいのでしょう。幼虫から成虫にかけて注意したいポイントをご紹介します。


場所や温度

陽の当たる場所
iStock.com/HAKINMHAN

カブトムシは基本的に常温で過ごせるようですが、飼育ケースを置く場所には注意が必要です。直射日光はさけ、風通しのよい日陰で飼育できるとよいでしょう。山などで見かけるカブトムシは、暑い夏の日は木陰の涼しいところで過ごすようです。飼育ケースの中の温度が暑くなりすぎないよう注意したいですね。


腐葉土などの状態

カブトムシの餌や寝床にもなる腐葉土やマットなどは、常に清潔な状態を保てるとよいようです。定期的に入れ替えるだけではなく、乾燥対策も重要です。幼虫、さなぎ、成虫とどの時期でも少し湿っている位の状態がよいようなので、霧吹きなどで水をかけ、乾燥しすぎないよう注意できるとよいでしょう。霧吹きで一吹きするだけなので、お世話係りとして子どもに任せてみてもよいかもしれませんね。


コバエ対策

カブトムシを育てるなら、コバエなどの対策についても考えておくとよいでしょう。幼虫のときに使う幼虫用マットや成虫の餌になるゼリーは、コバエが寄ってきやすいアイテムでもあるからです。

対策として、飼育ケースの蓋と本体の間に不織物や新聞紙を挟む方法があるようです。これなら家にあるものですぐにできそうですよね。市販の対策グッズもあるようなので、ご家庭に合った対策方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

カブトムシを育ててみよう

カブトムシを触る女の子
iStock.com/Hakase_

夏の定番ともいえるカブトムシ、ホームセンターなどで成虫を見て夢中になっている子どもも多いのではないでしょうか。もし子どもが興味をもっているなら、カブトムシを飼育してみませんか?

子ども向けの育て方について調べてみると、ペットボトルやおがくず、霧吹きなどをそえろえれば、幼虫からでも子どもと楽しく育てられるようです。思い出作りの一つとして、カブトムシの飼育を検討してみてはいかがでしょうか。

2018.04.24

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