大谷翔平はこれを実践しているから世界一になれた…地味で苦痛な作業が「快感」に変わる「脳のバグらせ方」

大谷翔平はこれを実践しているから世界一になれた…地味で苦痛な作業が「快感」に変わる「脳のバグらせ方」

大きな目標を達成するために必要なことは何か。スポーツ心理学者の児玉光雄さんは「達成不可能な夢をいくら描いても、モチベーションは生まれない。夢を叶えるためには、2週間の使い方が鍵になる」という――。(第1回) ※本稿は、児玉光雄『大谷翔平の思考法 「できない」を「できる」に変える』(アスコム)の一部を再編集したものです。

大きな夢を描く人ほど挫折する

多くの自己啓発書に示されている「壮大な夢を描こう!」とか、「大きな目標設定をしよう!」といった魅力的な言葉。確かに、壮大な夢や大きな目標設定を描いているときに、私たちは幸福感を覚えます。

しかし、達成不可能な夢をいくら描いても、本気でそこへ向かうモチベーションは生まれてきません。

「1日単位で完全燃焼!」の覚悟を持って、自分の目の前にある「小さな行動の完遂」や、「小さな目標の実現」に果敢に取り組みましょう。小さな習慣こそが、偉大な成果を上げる必須の要素なのです。

私たちは、大谷選手が突然すごい才能を獲得したような錯覚を持ちます。しかし、事実はそうではありません。彼は小さい頃から日々小さな目標をコツコツとクリアしていくことで、凄い才能を手に入れたのです。近道はありません。

このことについて、大谷選手はこう語っています。

「僕は今でも野球が好きですし、練習するのが好きです。その日の練習で小さい目標を立て――例えばピッチングで何マイル以上出すとか――それを毎日更新していくことで試合のパフォーマンスも上がっていくと思っています」(www.salesforce.com

小さな習慣が苦手意識を消し去る

キーワードは、「日々小さな目標をコツコツと積み上げること」です。

私は過去30年かけて、250冊以上の著書を世に出すことができました。すべて自らの手でパソコンに打ち込んだ原稿が形になったものです。ライターさんに手伝っていただいた口述筆記は1冊もありません。

よほどのことがない限り、私は午前5時に起床して、軽い朝食をとった後、午前6時から12時までの6時間を執筆に充てています。もちろん、ひたすら執筆だけをし続けているわけではありません。

ストレッチ、コーヒーブレイク、スマホやパソコンでの雑用といった執筆と関係のない他の作業も行いながら、私に与えられた午前中の時間を目一杯活用して、パソコンとニラメッコしながら原稿を書く作業を黙々と行ってきました。

典型的な理系人間である私にとって、「好きでも、得意でもない執筆作業」を、「やらなければ苦痛に感じる作業」に変えてくれたのは、紛れもなく「小さな習慣」という強力なパワーだったのです。

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