たった1日でもメンタルの改善が期待できる…産業医が教える"幸福感を高め五月病も予防する"決定的な方法

たった1日でもメンタルの改善が期待できる…産業医が教える"幸福感を高め五月病も予防する"決定的な方法

なるべく早く「申請」するといい

【Close-up:五月病を寄せ付けないうつ抜け術】 五月病を防ぐにはどうすればいいのか。大手外資系企業を中心に年間1000件以上の面談を行っている産業医の武神健之さんは「五月病は正式な医学的病名ではなく、適応障害の手前の状態と感じられる場合が多い。同じ環境でも、五月病になる人とならない人がいる。その理由は思考と行動の違いにある」という――。

五月病にならない人がやっていること

こんにちは。産業医の武神です。

毎年ゴールデンウィーク(以下GW)が明けてからの産業医面談で聞く言葉があります。「なんとなくやる気が出ない」「朝起きられない」「会社がつらい」……。こういった声を聞きながら、私はいつも同じことを考えます。「この人は、どうしてこうなっちゃったんだろう」です。


五月病は正式な医学的病名ではありません。多くの場合、適応障害の一歩か二歩手前の症状/状態だと感じます。同じ職場、同じ仕事、同じ人間関係の中で過ごしていても、五月病になる人とならない人がいます。私は経験上、この両者には明確に、思考と行動に違いがあると感じます。

今月は五月病にならないために、五月病にならない人たちがやっている3つのことについて共有させていただきます。

海の日までに「有給」をとる

五月病にならない人たちがやっていることの1つ目、そして最も大切なのは、GW明けから海の日までの間に、有給休暇を取ることです。

毎年この時期、産業医面談に来た社員たちに私は、「6月か7月の有給を1日でもいいので計画して、GW明けの仕事始め当日に申請してください」と伝えています。

実際に5月から7月の間に調子を崩しかけた経験のある人ほど、この有給休暇を1、2日取ってみたら、本当に楽になったと言ってくれています。

オランダの研究者J. Nawijnらが休暇と幸福感の関係を調べた論文(Nawijn et al., Appl Res Qual Life, 2010)では、こう示されています。


・休暇を計画している人々は、1カ月以上前から非休暇者に比べて幸福感が高い
・1年に1回長い休暇を取るより、数回に分けて取ったほうが年間幸福度は上がる可能性がある
・休暇日数と幸福度に相関性はない(短くても効果がある)

つまり、1、2週間等の大きな休暇や旅行を計画する必要は必ずしもなく、金曜日か月曜日に有給休暇を1日取って、2泊3日の長めの週末を作るだけでも、幸福感は十分に得られる可能性が高いのです。大切なのは疲れてから休むのではなく、疲れる前に休みを決めておくことなのでしょう。休みも期間も必ずしも長くなくていいのです。

ぜひ、今すぐカレンダーを見て、有給候補日を決めてください。そして、GWが開けてからなるべく早く、申請してください。その日に何をするかは後で決めればいいことです。先に有給休暇日を確保してください。


【Close-up:五月病を寄せ付けないうつ抜け術】の関連記事はこちら

降格や休職につながる…中高年の「五月病」が若者よりも複雑で深刻な理由

これをするだけで連休明けに気分が沈まなくなる…外資系産業医が教える"五月病"を回避する画期的な方法

GWが明けたら次の祝日は7月の海の日…産業医が教える「年間幸福度」を最大に引き上げる有給の賢い取り方

詳細を見る

この記事を読んだあなたにおすすめ

画像

https://style-cp.kidsna.com/advertisement

ニュースカテゴリの記事

KIDSNA STYLE 動画プロモーションバナー
【天才の育て方】#25 古里愛~夢はグラミー賞。名門バークリー音楽大学に合格した、13歳のジャズピアニスト

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。
  • 保育園・幼稚園を探すなら
  • キズナシッター
  • KIDSNAを一緒につくりませんか?