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離乳食の茄子はいつから?電子レンジを使った簡単レシピ
離乳食に、夏野菜のひとつである茄子を取り入れてみたいと考えているママやパパもいるかもしれません。茄子はいつから与えてよいのでしょうか。今回の記事では、離乳食初期の茄子の取り入れ方や、離乳食初期に作る茄子を使ったレシピ、電子レンジを使った加熱調理、冷凍保存方法についてご紹介します。
離乳食の茄子はいつから?
夏野菜のひとつである茄子は、ビタミンやミネラルなどの栄養素で目立つものはありませんが、カリウムと水分が多く含まれています。カリウムは汗で失われやすいので暑い夏に積極的に取り入れたい食材といえるでしょう(※1)。
茄子は、離乳食初期から与えることができるようです。厚生労働省の資料(※2)によると、生後5カ月から6カ月ごろが離乳食初期とされています。食事のタイミングは、体調や機嫌がよいときなど赤ちゃんの様子を見ながら用意できるとよいですね。離乳食初期の調理形態は、なめらかにすりつぶした状態がよいようです。
ただし、離乳食初期に茄子を使う場合、調理方法に注意が必要なようです。皮を剥いたり、アク抜きをしてから調理しましょう。また、茄子には少し苦みがあるので、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ与えましょう。以下で、離乳食初期に茄子を使う場合の調理方法について、ママの体験談も交えて詳しく見てみましょう。
離乳食初期の茄子の調理方法
離乳食初期に茄子を与えたママに、どのように調理したか聞いてみました。
30代ママ
20代ママ
離乳食初期に茄子を使ったときは、ピーラーで皮むきをしてから水にさらしてアク抜きしました。繊維が残ると赤ちゃんが食べにくい食感になりそうだったので、よく煮てからとろみをつけました
離乳食初期に茄子を使う場合、皮をむくこととアク抜きすることがポイントのようです。茄子の皮は厚いのでピーラーを使ったママや、赤ちゃんに食べさせるときの食感に気をつけたというママの声がありました。以下で茄子のアク抜きについて詳しく見てみましょう。
離乳食に使う茄子のアク抜き方法
茄子のアク抜きのやり方をご紹介します。
- 茄子の皮を剥いて輪切りにする
- ボウルに水を張り、切った茄子を入れる
- 10分程度水にさらす
茄子はアクが強く、切ったまま置いておくとアクが原因で断面が変色してしまうため、離乳食に使う際には必ずアク抜きをします。
アク抜きをする前に、茄子を食べやすい大きさに切っておくのもよいでしょう。
離乳食初期に食べられる茄子レシピ
離乳食初期に作る茄子を使ったアレンジレシピをご紹介します。
茄子のペースト
まずは、離乳食初期にさまざまな料理に活用できる茄子のペーストレシピをご紹介します。
- アク抜きをして小さく切った茄子を耐熱容器に入れて、茄子が浸るくらいの水を入れる
- 電子レンジで5分程度加熱する
- 裏ごしする
初めて茄子を食べさせるときは、加熱して裏ごししただけのシンプルなペーストレシピから始めてみるとよいでしょう。
茄子のペーストレシピは幅広く活用できるので、冷凍保存しているというママもいるようです。
茄子のお粥
上記の茄子のペーストレシピを活用したお粥です。
- 10倍粥を作る
- 鍋に10倍粥大さじ3と、茄子ペースト大さじ2を入れる
- 2.にだし汁大さじ2を加えて煮る
茄子ペーストを混ぜるだけでおいしいお粥が作れますが、だし汁を加えて煮るとまた違った味を楽しめそうです。
離乳食の進み具合に合わせて、お粥と茄子の量を調節しましょう。
茄子と玉ねぎのとろとろ
- 鍋に、茄子ペーストとすりおろした玉ねぎを大さじ2ずつ入れて煮る
- 水溶き片栗粉を入れる
茄子と玉ねぎがとろとろになるまで煮込みます。水溶き片栗粉を加えてとろみをつけると、赤ちゃんも食べやすくなるでしょう。
茄子とにんじんのだし煮
- アク抜きした茄子とにんじんを小さく切る
- 鍋にだし汁150mlとにんじん5gを入れて煮る
- 2.に茄子10gを入れて煮る
- やわらかくなるまで煮たら裏ごしする
離乳食初期に食べられるさまざまな食材を茄子と組み合わせるのもよいですね。にんじん以外にも、大根や白菜、じゃがいもを加えてもよさそうです。茄子は淡泊な味なので、だしと相性がいいようです。
離乳食中期以降の茄子レシピ
離乳食中期以降、食べられる食材が増えてきたら、だしや油と相性のいい茄子はさまざまな離乳食に活用できます。どのように活用していたかママに聞いてみました。
20代ママ
離乳食中期に、鶏ひき肉と茄子、その他にも野菜を入れて麻婆茄子のようなあんかけを作りました。ごはんに乗せたり、おかずとして出したりしていました
30代ママ
離乳食後期に、豚ひき肉か鶏ひき肉と茄子を煮込んでとろみをつけたものを作っていました。和風や中華風など味付けを変えることで、息子が喜んで食べていました
20代ママ
茄子と鶏胸肉、じゃがいも、トマトなどの野菜を煮込んで、野菜スープにしたものを離乳食完了期に作りました。茄子が他の具材のうまみを吸収して、子どもがよく食べていました
淡泊な味でだしや他の食材のうまみを吸収する茄子は、ひき肉や他の野菜と組み合わせ調理していたというママの声がありました。中華風のおかずや洋風の野菜スープなど、茄子はどんな味付けでも活用しやすい食材のようです。
茄子の保存方法
茄子は冷凍保存できます。アク抜きをし、月齢に合わせた大きさに切って茹でたあと、製氷皿やフリーザーバッグに入れて冷凍保存しましょう。
離乳食初期の場合は、茄子をすりつぶしてペースト状にしてから冷凍すると、簡単に調理ができそうです。
冷凍した茄子は電子レンジで解凍できますが、凍ったままの状態で鍋に入れて、煮込みながら調理してもよいでしょう。
離乳食初期は赤ちゃんの様子を見ながら茄子を用意しよう
夏野菜のひとつである茄子は、離乳食初期から使える食材のようです。栄養素で目立つものはないようですが、汗をかいて失われるカリウムや水分を補える食材です。離乳食初期の調理方法としては、皮をむいてアク抜きし、やわらかく加熱すると食べやすいでしょう。
茄子は冷凍保存できるので、ストックしておくと電子レンジや鍋を使ってすぐに調理できて便利ですね。赤ちゃんに初めて茄子を食べさせるときは、様子を見ながら茄子レシピを楽しみましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2024年8月13日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適切な食材・調理法を選びましょう。
離乳食初期のころは、茄子のヘタを切り落としたあと、皮をむいてアク抜きしてからお鍋で柔らかく煮てからペースト状にしました。下ごしらえ方法がすべて包丁でできるので、夏場には積極的に茄子を使っていました