離乳食中期の玉ねぎの進め方。レシピやレンジでの調理方法などを紹介

離乳食中期の玉ねぎの進め方。レシピやレンジでの調理方法などを紹介

2018.01.25

離乳食中期に玉ねぎを使って離乳食を作ろうと考えたとき、形状や進め方の目安、子どもが食べやすい工夫などに悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省の資料を参考にしながら、レシピやレンジを使っての調理方法など、ママたちの体験談を紹介します。

離乳食中期の進め方

離乳食中期は、少しずつ離乳食に慣れてきて、食事の回数も1日2回に増える時期でしょう。そんな中でも、子どもの食べる量があまり増えなかったり、思うように離乳食が進まなかったりと、離乳食作りに悩むこともあるようです。
  
基本的な離乳食中期の進め方について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。


離乳食中期はいつから?

厚生労働省の資料によると、生後7カ月から8カ月頃が離乳食中期とされています。離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくとよいでしょう。
  
調理形態は舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)がよいようです。


離乳食の量の目安

離乳食後期の1回あたりの食事量の目安は以下の量と言われています。
  
穀類:全がゆ50g~80g
野菜・果物:20g~30g
魚:10g~15g
肉:10g~15g
豆腐:30g~40g
卵:卵黄1個~全卵1/3個
乳製品:50g~70g

子どもの離乳食で困ったこと、わからないこと

離乳食 子ども
buriburi/Shutterstock.com

離乳食で困ったこと

厚生労働省が出している資料の中には離乳食で困ったこととして、次のような内容が挙げられています。
  
食べる量が少ない / 20.6%
  
食べるのをいやがる / 13.1%
  
食べる量が多い / 7.1%
  
作り方がわからない / 6.6%
  
相談する人がいない(場所がない) / 1.5%
  
(回答数:2722)
  
食べる量が少ない、食べるのをいやがることで悩んでいる方が多いようです。

離乳食中期の頃には、少しずつ離乳食に慣れてくるようですが、食べる量が少なかったり、食べるのを嫌がる子どももいるようです。


離乳食でわからないこと

困ったことの次に、離乳食のことでわからないことについても厚生労働省が出している資料より紹介します。
  
食べる適量がわからない / 46.4%
  
食べさせてよいものがわからない / 15.6%
  
離乳の進め方がわからない / 14.9%
  
離乳食の作り方がわからない / 9.0%
  
(回答数:5223)

食べる適量や、食べさせてよいものがわからないと考えている方もいるようです。  

離乳食中期になると、初期と全く同じものを食べるのではなく、食事の量や食材の大きさ、硬さなど、少しずつ変わってくることで、どのように離乳食を作れば子どもが食べやすいのか、考えてしまうママもいるようです。
  
玉ねぎは加熱で甘味が出るため、他の食材と調理しやすい食材なので、離乳食に取り入れやすそうです。ママたちは、玉ねぎを子どもが食べやすいよう、どのようにアレンジしているのでしょう。

こちらの記事も読まれています

離乳食の中期の玉ねぎのアレンジレシピ

離乳食中期の頃、ママたちは玉ねぎを使ったレシピをどのように作っていたのでしょうか。3つのレシピで工夫したポイントを聞いてみました。


玉ねぎとにんじん入りうどん

「初期からだんだん食べることにも慣れてきたので、少しずつ噛む練習をしてもらいたいと思ったのですが、どのようなレシピを作ればよいか分からず困っていました。そんな時に、いつもお粥ばかりを食べさせていたので、違った食感のうどんを使ってみようと思いました。
  
玉ねぎをすりおろし、にんじんはみじん切りにします。うどんを短く切って、いっしょにやわらかくなるまで煮込みます。お好みで、少量のだしで味付けをしてもいいかもしれません。
  
にんじんとうどんの違った食感があることで、子どももただ飲み込むのではなく、口をもぐもぐ動かしながら食べてくれるようになりました。玉ねぎをすりおろしたことで少しとろみがつき、食べやすくなったようです」(40代ママ)
  
厚生労働省の資料によると、離乳食中期の頃は、舌と上あごで食べ物をつぶしていく動きを覚える時期のようです。子どもがいろんな食感や味を楽しめるよう、食材の組み合わせを意識して作ってみるとよいかもしれません。


玉ねぎとほうれん草のミルク煮

「中期になり、少しずつ食べられる食材を増やしていってほしいと思ったのですが、子どもがなかなかほうれん草を食べてくれなくて困っていました。ちょっと食べてもそのまま出してしまい、どうしたら食べてくれるかと悩んでいました。
  
あるとき、玉ねぎといっしょにして調理したら食べやすいのではないかと思い、レシピを考えました。
  
玉ねぎは細かくみじん切りにし、耐熱皿に入れて少し水を垂らして、レンジで加熱します。1度レンジから出して玉ねぎが辛くないか確認し、まだ辛かったら、水を少し足して再度加熱します。その間にほうれん草を茹でてあく抜きし、みじん切りにしておきます。
  
玉ねぎが加熱できたら、そこへ用意しておいたほうれん草を加えます。最後にお湯を少し足し、粉ミルクで味付けをしたら、できあがりです。玉ねぎと粉ミルクの甘味が加わったことでほうれん草も食べやすくなったのか、全部食べてくれました。今度はにんじんも入れてみると、見た目の彩りもきれいになり子どもも喜んでいました」(30代ママ)


野菜とたらのあんかけ風

「8カ月に入り、子どもの離乳食を進めたいと、野菜とたらを入れたスープを作りました。
  
でも子どもはペースト状のものに慣れてしまっていたようで、食感が気になったのか食べてくれません。少しずつ刻んだ具材も食べてほしいと思い、どうしたらよいか悩んでいました。
  
そんなとき、とろみをつけることを思いつき、片栗粉を入れてあんかけを作ってみることにしました。

玉ねぎ、にんじん、ブロッコリーの穂先を細かく刻み、だしでやわらかくなるまで加熱します。そこに茹でて細かくほぐしたたらを入れ、水溶き片栗粉を入れて、とろみがついたらできあがりです。
  
とろみがついたことで子どもも食べやすくなったようで、嫌がらず食べてくれました。
  
作ったあんを、お粥やうどんにかけて食べさせることもありました」(30代ママ)

離乳食中期に玉ねぎを取り入れてみよう

離乳食 赤ちゃん
John-Alex/Shutterstock.com

離乳食中期は、離乳食初期と比べて食べられる食材が増えることから、ママは、食材をどのように組み合わせたらよいかなど考えてしまうことがあるでしょう。
  
玉ねぎは食材のクセも少なく、他の食材と組み合わせて調理しやすそうです。
  
みなさんもレンジを活用したレシピなど工夫しながら、玉ねぎを離乳食に取り入れてみてはいかがでしょうか。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省

※記事内で使用している参照内容は、2018年1月24日時点で作成した記事になります。
  
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2018.01.25

レシピカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。