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パパやママが子どもを祖父母に預かってもらうとき 孫疲れの原因について
孫疲れしないための対策や関わり方とは
ママやパパも、ときには休んだり落ち着いて自分の時間を過ごしたいと感じることもあるでしょう。そんなとき、祖父母に子どもを預かってもらう機会があるかもしれません。祖父母にとって孫はかわいい存在でも、実際に長時間預かるとなると孫疲れをしてしまう方が多いようです。孫疲れの原因や対策法をご紹介します。
ママやパパが子どもを預けるとき
ママやパパはどんなときに、子どもを祖父母に預かってもらいたいと思うのでしょうか。
体調不良のとき
ワンオペ育児中のママにとって、体調不良は本当につらいですよね。子どもは風邪を引きやすいため、毎回子どもから風邪をもらってしまうというママもいるかもしれません。
ママが風邪をひいても子どもが小さいとなかなか病院に行く時間や休む時間が取れないことから、祖父母に子どもを預かってもらいたいと感じるママが多いようです。
パートの時間
最近では親子と孫の同居世帯や二世帯住宅世帯が増えていますよね。特に祖父母と同居をしている場合、何かと子どもを見てもらったり預かってもらう機会も増えるでしょう。
なかには、祖父母と同居していて、ママがパートに行っている時間帯は祖父母に子どもを預かってもらっているというママもいるようです。
祖父母に子どもを預けたママの体験談
祖父母に子どもを預けたママたちに、どんなときに預けたのか、預けるときに気を付けたことなどを聞いてみました。
1歳児・30代ママ
小さな子どもを連れて病院に行くのは難しいので、ママが風邪の時に祖父母が子どもを預かってくれるとすごく助かりますよね。
3歳児・0歳児・30代ママ
子どもが1人のときは気兼ねなく半日程度子どもを預かってもらっていましたが、子どもが2人になってからはなるべく数時間で留めるようにしています。実家に帰省していて姉がいるときは祖母も子どものお世話をしたり家事をする余裕があるようですが、祖父母だけだと大変なのではないかと気になっています。
2人以上の子どもを預かってもらう場合は、子どもたちの性格や好みについて事前に祖父母に伝えておくなどさらに細やかな気配りが必要になるかもしれません。
2歳児・30代ママ
里帰り中に、お宮参りの準備で美容院に行く際に祖母に子どもを預かってもらいました。
子どもは2歳になる今でも、長時間ママ以外の人と過ごすことが不安なようで、少し離れていると泣き始めて何をしても泣き止まなくなってしまうため、祖父母も困り果てていました。
対策としては、祖父母に子どもを預けるのは短時間にして、とにかく息子から長時間離れないようにしています。祖父母に感謝の気持ちを伝えるなどしてお互いに気を遣いながら過ごしています。
子どもが人見知りの時期だと、子どもを祖父母に預かってもらったときに泣き止まず、子どもにも祖父母にとってもつらい時間になってしまいますよね。
孫疲れを感じるとき
孫を預かることの多い祖父母はどのようなときに孫疲れを感じるのでしょうか。
子どもがケガをした
子どもが小さいとほんの少し目を離したタイミングに危ないことをしていたり、転んでケガをしてしまうこともあるでしょう。
孫を預かっているタイミングにたまたま子どもがケガをしてしまった場合、慌てて応急処置をしたりママに報告しなければならず、孫疲れを感じる祖父母が多いようです。
泣き止まない
子どもは泣くのが仕事と言われていますが、実際に孫を預かったときに子どもが泣き止まなくなってしまったらとても疲れてしまうでしょう。
特に理由が分からず泣いているときは、ママだったら泣き止ませられるのかと思ったり、どうしたらよいのかと不安を感じるという方が多いようです。
子どもが食事を嫌がる
孫を預かるためにいろいろな食事を用意する祖父母もいるでしょう。しかし、普段とは違う環境の中で子どもがなかなか食べることに集中できず、食事を食べてくれないこともあるかもしれません。
また、孫がおやつを欲しがるから与えたいけれどママからは与えないように言われている場合のときは、孫にどのように説明したら良いのか分からず孫疲れを感じる方もいるようです。
子どもが寝ない
ママ以外の人が寝かしつけをしようとすると、なかなか寝てくれないこともあるでしょう。夜になるとママが恋しくて泣いてしまい子どもがなかなか寝ないときに孫疲れを感じるという方も多いようです。
孫疲れ対策
孫疲れの対策にはどのような方法があるのでしょうか。
預かりは短時間から始める
子どものお世話をしたり、遊んだりすると体力を使うでしょう。子どもを預かるときにいきなり長時間お世話すると一気に疲れを感じるかもしれません。まずは30分から1時間程度の短時間から子どもを預かってもらい、徐々に長時間預けるようにしたほうが良いでしょう。
普段から子どもの様子を伝えるようにする
育児や家事に忙しいママですが、祖父母に子どもを預かってもらうときのことを考えて普段から子どもの様子を祖父母に伝えるようにすると良いかもしれません。
最近は自我がでてきて泣くことも増えたよ」「緑の野菜が苦手なのでカレーに入れると食べてくれるかも」「お昼寝は1日2回するよ」など、日ごろから子どもの普段の様子や生活リズムを具体的に伝えておくことで、孫を預かる祖父母も事前に準備をしたり泣いたときや嫌なことが分かったり、どのようなことが楽しめるのかイメージしやすいでしょう。
用意周到を心がける
実家に子どもを預けるとなると特に気が緩みがちですが、保育園やベビーシッターさんに子どもを預けるときと同じ要領でしっかりと準備すると良いでしょう。
子どもが小さいときには必需品のオムツやミルクはもちろん、予備の着替えや食べ慣れた離乳食や幼児食のストック、おやつなども用意できると良いかもしれません。大体の子どもの1日のスケジュールを紙に書いて渡しておくと子どもの生活リズムが分かって役立つでしょう。
孫疲れを乗り越えて楽しく過ごそう
せっかくの祖父母と子どもの時間だからこそ、孫疲れにとらわれず楽しい時間を過ごしてもらいたいですよね。
子どもを預かってもらうときはママやパパが事前にしっかりと準備をして、普段から子どもの様子を具体的に伝えていくことなどが孫疲れを防ぐための効果的な関わり方のようです。
夫婦で演劇を観に行ったときや、ママが風邪をひいて病院に行きたいときなどに祖母に子どもを預かってもらいました。預かってもらうときに『なるべく早めに帰って来てね』と祖母が言っていたので、年配で長時間子どものお世話をするのは大変なんだなあと思いました。預かってもらうときは感謝の言葉を伝えることと、預ける約束の時間をオーバーしないように気を付けていました。