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【体験談】離乳食と授乳のバランス。3回食の授乳頻度など、段階別のスケジュール
授乳の順番や回数の減らし方のコツ
離乳食が始まってからの授乳間隔や、1回食、2回食、3回食とで離乳食後の授乳をどうすればよいのか気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、離乳食と授乳の順番やタイミングや離乳を進めていくなかでの授乳回数の減らし方のコツについてママたちの体験談をご紹介します。
離乳食と授乳の関係
厚生労働省の資料によると「離乳」とは、母乳やミルクなどを飲んでいた赤ちゃんが徐々に幼児食に移行する過程を指すようです。生後5、6カ月頃に1回食から始めて、生後9カ月をすぎたあたりを目安に3回食に増やしていくとされていますが、離乳を始めてからの授乳とのバランスやタイミングが気になるママもいるのではないでしょうか。
そこで、1回食から3回食にかけての授乳間隔と離乳食の与え方についてママたちに聞いてみました。
離乳食と授乳の1日のスケジュール
離乳食を進めていた月齢毎に、離乳食のタイミングや時間、授乳の回数を聞いてみました。
1回食のとき
「1回食では、午前中の赤ちゃんが機嫌のよいときに離乳食を与えています。授乳は、離乳食後と赤ちゃんが飲みたがるタイミングで、だいだい1日に7回から8回ほどあげています」(6カ月赤ちゃんのママ)
1回食の頃は、赤ちゃんが欲しがるだけ授乳しているママもいるようです。離乳食を始めたばかりの頃は、食べることに慣れることを目的としており、授乳回数や量に大きく変化がなかったというママの声も聞かれました。
2回食のとき
「離乳食は午前10時と夜18時に与えて、大人の食事と同じ時間にあげていました。ミルクは朝起きたあとと各離乳後、15時、寝る前の1日5回で200mlずつあげていました。赤ちゃんが離乳食をあまり食べなかったときは、ミルクを足すこともあります」(8カ月赤ちゃんのママ)
離乳食をあげるタイミングについては、朝起きて1回目の授乳を挟むママと、授乳せずに離乳食をあげるママの2つの意見が聞かれました。2回食の進み具合によっても、授乳のタイミングは変わってくるかもしれません。
3回食のとき
「離乳食の時間は1回目が10時、2回目が14時、3回目が18時頃です。授乳は離乳食後に毎回と、寝かしつけのタイミング、夜中に起きたときにもあげたので1日4回から5回ほどでした」(11カ月赤ちゃんのママ)
「離乳食の時間は朝8時、昼13時、夜19時で、おやつを15時頃に与えています。1回目と2回目の離乳食後に授乳し、夜寝る前にフォローアップミルクを200mlほど足しています」(1歳2カ月児のママ)
1歳前後の3回食の頃に、離乳食後に授乳することが減ったと感じたママもいるようです。食事の合間にお腹が空いたときには、果物や牛乳を与えるなど授乳以外の方法を取るようにしていたというママの声もありました。
離乳食と授乳のバランスで意識したこと
ママたちは離乳食と授乳のバランスを考える際、どのようなことを意識していたのでしょうか。
授乳する順番
「離乳食前に授乳をするときは、そのあとの食事を考えて短い時間で切り上げるようにしていました。少し授乳すると、赤ちゃんの機嫌がよくスムーズに離乳食を食べてくれたように感じます」(9カ月赤ちゃんのママ)
先に授乳をしてから離乳食を与えるようにしたママもいるようです。また、授乳のリズムをつけるために、授乳は離乳食後にして時間を決めていたというママの声も聞かれました。
赤ちゃんの様子
「午前の授乳をやめてみたときに、お腹が減りすぎたのかぐずって離乳食を食べてくれないことがありました。それからは楽しい雰囲気で食事ができるよう、赤ちゃんの様子を見ながら無理のないペースで授乳を減らしていくことを意識しました」(10カ月赤ちゃんのママ)
離乳食を進めるとき、授乳とのバランスは赤ちゃんの様子にあわせて考えるとよいかもしれません。他にも、3回食を始めたのが赤ちゃんの歯が生え始めた時期でもあったため、授乳や離乳食後は丁寧に歯みがきすることを意識したというママの声もありました。
3回食にかけての授乳回数の減らし方
3回食になってからも、なかなか授乳回数が減らないことが気になるママもいるようです。ママたちに授乳回数の減らし方のコツについて聞いてみました。
おやつを取り入れる
「3回食の合間におっぱいをほしがることがあったのですが、あげても遊び飲みしており、口が寂しいだけかもしれないと思いました。そこで離乳食後に少し赤ちゃん用のおせんべいを与えてみたところ、授乳なしでも次の離乳食まで機嫌よく遊んでいてくれました」(1歳2カ月児のママ)
食事の合間の授乳をおやつに置き換えて、授乳回数を減らしたママもいるようです。おやつに甘みのある野菜や主食にもなる蒸しパンなどを与えることで、子どもが離乳食とおやつの両方をしっかり食べ、結果として授乳回数が減ったというママの声もありました。
麦茶や白湯に置き換える
「授乳回数を少しずつ減らそうと思い、日中母乳を欲しがったときはベビーマグで麦茶を飲ませるようにしています。ストローで飲めるようになったのが嬉しいのか、そのあとも母乳を欲しがらずに機嫌よく遊んでいることもあります」(9カ月赤ちゃんのママ)
授乳する代わりに、赤ちゃん用のマグや哺乳類を使って麦茶や白湯を与えたママもいるようです。他にも、ベビー用の紙パック飲料を使うことで、外出先での授乳の代わりに便利だったママの声がありました。
添い寝やトントンで寝かせる
「夜間の授乳を減らそうと思い、寝る前の授乳を控えて添い寝でトントンして寝かせるようにしました。しばらく続けるうちに、パパが抱っこで背中をトントンしたときにも授乳なしで寝ることが増えました」(1歳児のママ)
夜寝る前に授乳をしていたというママからは、授乳以外の寝かしつけ方法を取り入れたとの声が聞かれました。寝る前に絵本の読み聞かせをするなど、赤ちゃんにあわせてリラックスしやすい方法を見つけられるとよさそうですね。
離乳のペースは赤ちゃんによってさまざま
ママたちからは1回食から2回食、3回食になる切り替えのタイミングで、スケジュールの見直しや離乳食後の授乳回数の減らし方について意識したという声も聞かれました。離乳食の進み具合や授乳との順番、いつまで授乳するかは赤ちゃんによってさまざまなようなので、ペースにあわせてママ自身にも無理のないタイミングを作れるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年12月3日時点で作成した記事になります。