離乳食初期から取り入れられる豆腐は、離乳食完了期にはどのよう食べ方ができるのでしょう。子どもも食べられる麻婆豆腐や、油を使わない豆腐チップスの作り方、電子レンジを使った調理方法や豆腐の冷凍保存方法をご紹介します。
離乳食完了期になると、離乳食を作ることや食べさせることに慣れてきたママもいるかもしれません。
離乳食を進めるなかで食べ物の好き嫌いが出てきたり、そのときによって食べる量にムラがあるなど、新たな悩みが出てくることもあるようです。
まずは基本的な離乳食完了期の進め方について、厚生労働省の資料を参考にご紹介します。
厚生労働省の資料によると、生後12カ月から18カ月ごろまでが離乳食完了期とされています。
食事リズムを意識しながら、1日3回食に進めていき、生活リズムを整えてきましょう。
離乳食完了期の調理形態は歯ぐきで噛める肉団子くらいの硬さとなります。豆腐は離乳食に与える食材の硬さとして丁度よいでしょう。
離乳食完了期の1回あたりの食事量の目安は以下の量とされています。
穀物:軟飯80g~ご飯80g
野菜:果物:40g~50g
魚:15g~20g
肉:15g~20g
豆腐:50g~55g
卵:全卵1/2個~2/3個
乳製品:100g
離乳食完了期になると食べられる食材の幅も広がるでしょう。豆腐は目安の量を参考に、1食あたり50g~55gを摂取するようにしましょう。
厚生労働省が出している資料の中で離乳食で困ったこととして、このような内容が挙げられています。
作るのが負担・大変/33.5%
もぐもぐ、かみかみが少ない(丸のみしている)/28.9%
食べものの種類が偏っている/21.2%
食べさせるのが負担、大変/17.8%
作り方がわからない/5.3%
離乳食完了期になり、食べられる食材が増えることによってレシピに迷うことがあるかもしれません。
豆腐は手軽に手に入り、さまざまな食材に合わせやすいところがうれしいですよね。離乳食完了期の豆腐のアレンジレシピをご紹介します。
手づかみできる豆腐とツナのナゲットは離乳食期の子どもにぴったりのアレンジレシピです。
豆腐は形成しやすいよう木綿豆腐を選ぶとよさそうです。絹ごし豆腐の場合は片栗粉の量を調整しましょう。多めに作って作り置きや冷凍保存をしてもよいかもしれません。
長ネギは大人にとっては馴染みがある食べ物ですが、特徴のある味が苦手な子どももいるかもしれません。少量にするか玉ねぎで代用してもよいでしょう。
子どもも食べやすい辛みのない麻婆豆腐と大人用をいっしょに作る場合は豆板醤や唐辛子で辛さを加えるとよいでしょう。
離乳食で与える食事はできるだけ油の量を抑えたい、というママもいますよね。油で揚げなくても少量の油で簡単に揚げだし豆腐が作れます。
油を一切使わないヘルシーなおやつの完成です。作り置きをしてココアパウダーやきな粉などアレンジすると、さまざまな味を楽しむことができそうです。
豆腐の厚さや水切りの加減によって加熱時間が変わるので、焦げないように様子を見ながら電子レンジで加熱しましょう。
さまざまな食べ方ができる豆腐は、冷蔵庫に常備してあると安心ですよね。豆腐は冷凍保存することができるのでしょうか。
未開封の木綿豆腐は、そのまま冷凍することができるようですが、開封済の場合はキッチンぺーパーで水気を切り密封容器に入れ冷凍保存をしましょう。子どもの食べやすいように切り分けてから冷凍してもよいかもしれません。
食べるときにはキッチンペーパーで包み、常温でゆっくりと解凍するとよいでしょう。
一度冷凍した豆腐は、解凍するとスポンジ状になり味がしみ込みやすくなるそうです。煮物などのほか、ソイミートとして豆腐ハンバーグなどでもおいしく食べられます。
絹ごし豆腐は冷凍すると、湯葉のような歯ごたえが出るようです。
絹ごし豆腐本来の食感を楽しみたいなら冷蔵保存がよいかもしれません。
離乳食初期から与えることができ、さまざまな食材と相性のよい豆腐は離乳食の強い味方といえるでしょう。
豆腐に食べ慣れてきた離乳食完了期にはアレンジレシピを上手に取り入れ、さまざまな豆腐の食べ方を楽しめるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2019年08月13日
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