離乳食に、野菜や海藻がいっしょに食べられるひじきご飯を取り入れたいと考えるママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、離乳食でひじきを使い始めた時期やひじきご飯の作り方、アレンジひじきご飯のレシピや離乳食に取り入れるときのポイントについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
ひじきといっしょに野菜やご飯が食べられるように、離乳食用のひじきご飯を作りたいと考えるママもいるかもしれません。ママたちは離乳食にいつからひじきご飯を取り入れているのでしょう。ひじきご飯を取り入れた時期をママたちに聞いてみました。
「うちの子どもは好き嫌いせず肉や魚もパクパク食べてくれたので、生後9カ月からひじきご飯を取り入れました。抵抗なく食べてくれ、ひじき以外にもいろいろな野菜を取り入れられるので重宝するメニューでした」(11カ月の赤ちゃんのママ)
「いろいろな食材に慣れてきた10カ月頃にひじきをあげてみましたが、食感や味が気に入らないのかあまり食べてくれませんでした。1歳くらいから薄味の煮物にしてご飯に混ぜると食べてくれるようになり、1歳半になった今では進んで食べてくれます」(1歳児のママ)
ママたちは赤ちゃんが野菜や魚、肉に慣れ、いろいろなものが食べられるようになった頃からひじきご飯を取り入れているようです。
厚生労働省の資料でも、離乳食の開始はおかゆから始め、慣れてきた頃から野菜や果物を、さらに慣れてきたら豆腐や白身魚などを徐々に増やしてゆくとよいとされており、離乳食が進むにつれ、食べやすく調理した脂肪の少ない鶏肉、豆類、各種野菜、海藻と種類を増やしてゆくとされています。
離乳食にひじきご飯を取り入れるときは、赤ちゃんの様子や離乳食の進み具合をみながら、赤ちゃんが食べたことのある食材を使ってひじきご飯を作るようにするとよいかもしれません。
離乳食用のひじきご飯はどのように作るとよいのでしょう。ひじきご飯の作り方をママたちに聞いてみました。
「ボウルに乾燥ひじきとたっぷりの水を入れて30分ほど置き、汚れが入らないように上の方からすくいながらザルにあけます。離乳食用なので、さらに流水にあてながらザルの中で軽く洗ってから、食べやすい大きさに切っていました」(10カ月の赤ちゃんのママ)
スーパーなどで売られている乾燥ひじきは、たっぷりの水で時間をかけて戻した後食べやすい大きさに切るとよいようです。汚れが落ちるようにザルできちんと洗うようにしたというママの声もありました。
「にんじんやさやいんげんなど細かく切った野菜をサラダ油で炒め、ひじきを加えたらだし汁と少量の調味料で味つけをして煮込み、汁気を切ってご飯に混ぜれば完成です。炒めるときに鶏ひき肉を入れたり、しらすやツナを最後に混ぜたりしてもおいしいです」(1歳児のママ)
ママたちは事前にひじきの煮物を作り、それを軟飯やご飯に混ぜることでひじきご飯にしているようです。大人用の煮物の味つけ前に離乳食用を取り分けると、大人用と赤ちゃん用両方の食事が作れて便利かもしれません。炊飯器に水で戻したひじきや野菜、だし汁を入れてスイッチを押すと、鍋などを使わずに簡単にひじきご飯が作れるというママの声もありました。
ひと味違ったひじきご飯や、ひじきご飯を使ったアレンジレシピの作り方が知りたいというママもいるかもしれません。アレンジひじきご飯のレシピをママたちに聞いてみました。
「ご飯といっしょに少しでも野菜を摂れるように、にんじんや枝豆などの細かく刻んだ野菜と、子どもが好きなさつまいもの角切りをいっしょに入れてひじきご飯を作っています。好物が入っているので喜んで食べてくれます」(1歳児のママ)
赤ちゃんが好きなさつまいもをひじきご飯に混ぜているというママもいるようです。さつまいもやかぼちゃなど甘味のある野菜を入れると、赤ちゃんも喜んでくれるかもしれませんね。
「水で戻したひじきとご飯、細かく切ったベーコンとコーンを少量のバターで炒めると、洋風のひじきご飯ができます。ベーコンの適度な塩分とバターのコクがあるので、他に味つけをしなくてもパクパク食べてくれます」(11カ月の赤ちゃんのママ)
混ぜこむ食材や調味料を変えると、洋風のひじきご飯を作ることもできるようです。味つけが物足りないときは、ベビー用のコンソメやしょうゆなどを少量足すとよいかもしれません。
「手づかみ食べの練習になるとよいと思い、ひじきご飯と少しの溶き卵を混ぜ、少量ずつフライパンで焼いておやきにしています。自分で食べられるものがあると子どもも食事が楽しそうなので、私も嬉しいです」(10カ月の赤ちゃんのママ)
ひじきご飯を少量ずつ焼いておやきにしてあげると、赤ちゃんが簡単に食べることができるようです。おやきにすることで赤ちゃんが食事をこぼしにくくなり、食事後の片づけが楽になったというママの声もありました。
離乳食にひじきご飯を取り入れるとき、どのような工夫をするとよいのでしょう。離乳食にひじきご飯を取り入れるときのポイントをママたちに聞いてみました。
「食べやすいように、ひじきはやわらかく煮て細かく刻んでからご飯に混ぜるようにしました。食べにくそうにしている場合は水を足しておかゆにして、とろみで飲み込みやすくなるように工夫しました」(1歳児のママ)
離乳食にひじきご飯を取り入れるときは、細かく刻んだりやわらかく調理するなど、赤ちゃんが食べやすい工夫をしたというママもいるようです。ひじきを買うときに、長ひじきではなく小さくやわらかい芽ひじきを選ぶようにしたというママの声もありました。
「作ったひじきご飯は、ラップで小分けして冷凍保存していました。温めるだけでご飯と野菜、海藻をいっしょにあげることができるので、忙しいときにも簡単に用意ができて助かります」(1歳児のママ)
ひじきご飯は、冷凍保存しておくと便利なようです。薄味のひじきの煮物を作っておき、離乳食用には軟飯に混ぜる、大人用には調味料を足しておかずにするなど、赤ちゃんと大人が両方楽しめるよう工夫しているママの声もありました。
ママたちはひじきご飯を、離乳食の進み具合や赤ちゃんの様子にあわせて取り入れているようです。炊飯器で作る方法の他にもひじきの煮物を混ぜる方法、いろいろなアレンジレシピもあるようなので、赤ちゃんの好みやママの作りやすさで、さまざまなひじきご飯を楽しんでみるのもよいかもしれませんね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年1月15日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2019年01月18日
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