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カブトムシの飼い方。幼虫やさなぎ、成虫の成長過程別や子ども向けの簡単な飼い方とコツ
カブトムシの飼い方は、幼虫、さなぎ、成虫など成長過程によって異なるようです。今回は、子ども向けで簡単な飼育方法、土や餌、温度やカビなどの注意点について、体験談を交えてご紹介します。
カブトムシを飼うときは
カブトムシの成虫を飼った経験がある子どもは、次は幼虫から飼ってみたいと望むこともあるかもしれません。また、カブトムシを幼虫から育てることで、生き物の一生に関して深く学んでほしいと願うパパとママもいるようです。
「以前は成虫のカブトムシを飼っていましたが、今回は子どもの希望で幼虫から育てることになりました。始めて幼虫を飼うので子どもと調べながら飼っています」(6歳男の子のママ)
「前の年に飼っていたカブトムシが卵を産んだので、幼虫からさなぎ、成虫へと成長する過程を子どもといっしょに見守ることができました」(5歳男の子のママ)
カブトムシを幼虫から飼うことになった場合は、幼虫、さなぎ、成虫と成長過程別の飼い方のコツを知っておくと、上手に、長く飼育することができるかもかもしれません。
カブトムシの幼虫の飼い方
カブトムシの幼虫を育てるときどのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。準備するものや飼い方のコツなどを聞いてみました。
準備するもの
「幼虫を飼うときにケースと土を用意しました。幼虫の餌は腐葉土を食べていると聞いたので、カブトムシ用の土を選んで買いました」(5歳男の子のママ)
「幼虫のときは、マットに適度な水分が必要だと聞いてので、霧吹きを準備しました。マットも適度に交換が必要だというので、まとめて購入しました」(6歳男の子のママ)
幼虫を飼うときにはケース、土、霧吹きなどを準備するとよいようです。市販されているカブトムシ用の専用マットの他にも、園芸用の腐葉土を代用することがあるというママの声もありました。
子ども向けの飼い方のコツ
「子どもといっしょに飼育ケースの置く場所を考えました。室内の温度が比較的涼しい場所を探し、子どもが見やすい高さの場所を選びました」(7歳男の子のママ)
「子どもが図鑑で幼虫の飼い方を調べ、『飼育のコツは、マットの交換だよ』と教えてくれました。マットが減ったり汚れてきたら、新聞紙を広げマットの交換をしました」(5歳男の子ママ)
幼虫は土の中で過ごすことが多いため、子どもは成長の変化に気づきにくいかもしれません。室内の、子どもが見やすい場所にケースを置いて、毎日観察できるようサポートしてあげられるとよさそうです。
注意すること
「幼虫を飼うときには、土の水分の量が大事だと聞きました。霧吹きを使って土を湿らせましたが、湿らせすぎるとカビの原因になるので注意していました」(6歳男の子のママ)
「土が幼虫の餌になるという話を聞いたので、ケースの中に幼虫を入れすぎず、小さめのケースに1匹ずつ入れるようにしました」(5歳男の子のママ)
幼虫を飼うときは、幼虫が住みやすいマットの環境を作ってあげることが大切なのかもしれません。カビなどに注意しながら湿度調節できるとよさそうです。
カブトムシのさなぎの飼い方
カブトムシがさなぎになったとき、どのように飼育すればよいのか悩むこともあるかもしれません。さなぎになる時期や注意点などママたちに聞いてみました。
さなぎになる時期
「大体5月から6月頃にさなぎになると聞いていたのですが、6月上旬頃に幼虫が動かなくなり、土に糞が出てこなくなったので、いよいよさなぎになったのかもしれないとワクワクしにました」(7歳男の子のママ)
さなぎになる準備として幼虫が蛹室(ようしつ)を作り始めたら静かに見守るとよいかもしれません。幼虫がさなぎになる時期は、飼育環境で違いがあるようですが、5月下旬から6月頃とされているようです。
注意すること
「幼虫からさなぎになるときはとてもデリケートな時期のようなので、ケースをむやみに動かしたり振動を与えないように子どもにも伝えて気をつけていました」(6歳男の子ママ)
さなぎの時期はケースの扱いに気をつけるとよいようです。幼虫からさなぎに蛹化(ようか)するタイミングをしっかり観察し、さなぎになったと思ったら、土には触らず、室内の温度が涼しい場所でそっと見守るようにしましょう。
カブトムシの成虫の飼い方
カブトムシが無事成虫になったら子どもも喜びそうですね。カブトムシの成虫の飼い方と注意点について聞いてみました。
準備するもの
「カブトムシのさなぎが成虫になりオス同士となったので、二人の子ども向けにそれぞれケースを用意し、1匹ずつ入れてあげました」(5歳女の子のママ)
「カブトムシが成虫になったので、止まり木や餌のゼリー、餌台を準備しました」(5歳女の子のママ)
カブトムシの成虫を飼うときには餌、餌台などを用意するとよいようです。餌は子ども向けにセリーをよういすると、子どもも簡単に餌やりがしやすいかもしれません。カブト虫の数に合わせて、ケースを買い足したり大きさを変えるとよさそうです。
オスメス別の飼い方
「カブトムシが産卵するように、オスメスを1セットになるよう、ケースに入れて飼育しました」(7歳男の子のママ)
「オス同士を同じケースで飼うと喧嘩して負けたほうが弱ってしまうと聞いたので、1匹ずつ別のケースに入れて飼うようにしました」(5歳女の子のママ)
オスメスのそれぞれの特性に合わせた飼い方を工夫しているパパママもいるようです。オス同士で飼うときは喧嘩をしないように大きなケースに入れ替えるか、他のケースに入れ替えるように工夫するとよいかもしれません。
注意すること
「カブトムシは倒れると自分では起きることが苦手なので、転倒防止用の木をケース内に入れていました」(5歳女の子のママ)
「カブトムシは乾燥に弱いと聞いたので、土が乾いているときには、霧吹きをするようにしていました」(5歳男の子のママ)
カブトムシが少しでも長く生きるように、大きめのケースに入れたり、湿度を適度に保ったりと、飼育環境に気を配ることが大切なようです。また、カブトムシは夜行性で夜飛ぶので、飼育ケースの下に新聞紙などを敷いておくと、土などが網目からこぼれて汚れても簡単に片づけることができそうです。
成長にあわせて飼い方を工夫してみよう
幼虫、さなぎ、成虫と、成長過程で飼い方や注意点などは少しずつ違うようです。子どもが自分で飼育できるように、土のことや室内の温度、餌やオスメス別の特徴など、子ども向けに簡単に説明してあげるとよいかもしれません。カブトムシの成長過程を、親子でしっかり見守れるとよいですね。