こちらの記事も読まれています
幼児の室内遊び。体育館で体を動かす運動や遊び方
雨の日や真冬など公園で遊べない日には、体育館などで体を動かす運動遊びができたらいいですよね。今回の記事では、幼児が親子や友だち同士で楽しめて、思いきり体を動かせる室内遊びをご紹介します。
体育館で道具なしでもできる遊び
お尻歩きで鬼ごっこ
お尻歩きとは、座った状態のままお尻を動かして前や後ろに進む動作。エクササイズに用いられることもあるほど、想像以上にハードな運動です。この動きを遊びに取り入れて、みんなで鬼ごっこをしてみましょう。
小さい赤ちゃんがいっしょにいる場合は、ママのひざに乗せてお尻歩きをするのもおすすめです。ママのひざから伝わる振動で、小さな赤ちゃんもいっしょに楽しめます。
命令ジャンプ
リーダーをひとり決めて、他の人はリーダーを囲むように手をつないで円形になります。リーダーが前と言ったら、みんなは手をつないだまま前にジャンプ。右と言ったら、右にジャンプします。
だんだんスピードを早めたり、右・右・左といくつか連続で動かす指示を出したりすると難易度も上がるでしょう。
片足相撲
腕を組んで片足でケンケンしながら、肩や体を使って相手と押し合う遊びです。先に転んだほうが負け。体育館にある道具を使えるなら、土俵のように範囲を決めて土俵から出たときも負けといったルールを追加してみましょう。
より安全に遊ぶには、手を使って相手を押したり、足で蹴ったりするのはルール違反とするのがよいかもしれません。 また、壁から離れたところでしたり下にマットを敷いたりするなど、事前に安全な環境を整えておきましょう。サッカーの練習に取り入れられることもある運動遊びです。
人数が多くても楽しめる体育館での遊び
しっぽとり
なわとびやヒモをしっぽのようにズボンにはさみ、取り合うゲームです。あらかじめ逃げても良い範囲を決めておき、その範囲内で自分のしっぽを取られないよう逃げながら相手のしっぽを狙います。しっぽを取られた人は、場外へ。制限時間内に一番多くしっぽを取った人の勝ちです。
幼児がしっぽをズボンの中に入れ込みすぎないよう、大人がはさんであげてもよいですね。
ころがしドッジボール
ボールを投げずにドッジボールをするのが、ころがしドッジボール。通常のドッジと違うところは、ボールを投げないことと、内野はボールに触らないこと、内野と外野の勝負になることです。
外野がボールを転がし、内野に当てていきます。内野は、ひたすら逃げに徹するのみ。制限時間終了まで内野に人が残っていたら内野が勝ち、時間内に内野が全滅したら外野の勝ちです。
そのため普通のドッジのようにボールを当てられた内野が、外野に加わることはしません。なかなか全滅しないときは、内野と外野を交代してみましょう。同じ時間で、より多くの内野が残っていたチームの勝ちです。
フルーツバスケット
まずひとりが鬼になり、鬼役以外はみんなで円になって座りましょう。座った人それぞれに果物の名前を割り当てておき、鬼がその中から好きな果物の名前を呼びます。
鬼に呼ばれた果物の名前が付いている人は、座っている場所を交換するのがルール。その隙に、鬼も開いた場所に座ります。そのとき座れなかった人が、次の鬼役です。鬼がフルーツバスケットと言ったときは、全員が今座っている場所を交換しなければなりません。
体育館を広く使うごっこ遊び
忍者ごっこ
体育館のどこかに隠された巻物を探したり、敵から隠れながらゴールを目指したりと、体と想像力を使う遊びです。的をめがけて手裏剣を投げるコーナーや、新聞でつくったチャンバラで大人と戦闘ごっこをする場所、あらかじめ教えておいた忍者の呪文を唱えると開く扉などを作り、クリアできたら次に進んでいきます。
全身黒い服で忍者になりきって、思い切り楽しみましょう。
ダンボールで電車ごっこ
ダンボールの上下をくりぬき、それをいくつかヒモで連結させます。そこに入って、体育館内を歩き回る遊びです。単純な遊びですが、幼児には人気です。車掌や運転手になりきって、動き回りましょう。持ち手を付けてあげれば、2歳児でも充分に楽しめます。
ひとりずつ名前を呼んで乗り込んだり、駅を作ってみたり、さまざまなアイデアで楽しめる遊びです。線路や踏切を作って、交通ルールを学びながら遊ぶのも良いですね。
じゃんけん列車
歌をうたいながら動き回り、歌が終わったとき近くにいる人とじゃんけんをします。負けた人は勝った人の後ろに回り、肩に手を置いて電車のように連結するという、幼児に人気の遊びです。これを、1つの列になるまで繰り返して、最後に一番先頭にいた人が優勝です。
安全に室内遊びを
普段、外でしているような体を動かす運動遊びを、室内でも楽しんでみませんか。走って良い範囲を決めたり、ボールは投げずに転がしたり、少し工夫すれば楽しめます。
幼児が室内遊びをするときは、滑らないよう裸足ですごすなどケガをしないように気をつけながら楽しみましょう。