正しく装着できないと事故のリスクも…チャイルドシート、ロックなど親子の安心ドライブにはこれが必要

正しく装着できないと事故のリスクも…チャイルドシート、ロックなど親子の安心ドライブにはこれが必要

2017.03.31

Profile

製造メーカーの生産開発部、情報システム会社の開発部で長く勤務。執筆活動としては、育児サイトやITサイトへのコラム執筆や教育関連の電子書籍4冊出版など。プライベートでは4児の父。

子どもとのおでかけする際、車で移動するとスムーズですよね。でも、子どもとのドライブは、予期せぬトラブルが発生することも…。私が4人の子どもたちを乗せて車を運転してきた時、気をつけたことや役に立ったものを紹介します。

チャイルドシートは正しく取りつけて使用していますか?

不使用時の致死率は使用時の25.7倍

警察庁の「チャイルドシート関連統計」によると、6歳未満幼児の自動車同乗中の致死率は、チャイルドシート使用者の0.02%に対して、不使用者は25.7倍の0.45%。チャイルドシートの使用が交通事故の被害軽減に大きくかかわっていることがわかります。

自動車事故は自分が注意していても、相手の不注意によって起こってしまうこともあります。万が一のときにも子どもが大怪我をしてしまうことがないように、チャイルドシートは必ず正しく取りつけ、装着しましょう。

参考資料:警察庁のチャイルドシート関連統計

正しく装着できていないケースも…

車にチャイルドシートを取り付けしていても、残念なことに座席にしっかりと固定できていない人が多いようです。JAFのチャイルドシート取り付け状況調査によると60%以上もの人がチャイルドシートをしっかりと固定できていなかったようです。

私も最初、車をディーラーに点検に出したときに、ディーラーの人が取り付けたチャイルドシートの固定が甘かったことがありました。ディーラーの人でも子どもがいない人だとしっかり固定できないことも。それだけ固定するのが難しいのです。

私が取り付けるときは、思いっきり体重をかけて座席に押し付けながらシートベルトを目一杯引いて固定しました。ちょっと大変なのですがしっかり固定することが大切です。

参考資料:JAFのチャイルドシート取り付け状況調査

チャイルドシートを嫌がる子も

チャイルドシートは、どうしても体が締め付けられるので、乗ること嫌がってしまう子もいます。そんな時はどうすればいいでしょうか?


締め付けの少ないタイプもある

チャイルドシートには、大きく分けてハーネス型とインパクトシールド型があります。

ハーネス型は両肩、両腰、股下の5点からベルトが出ていて体全体を支えるもの。もう1つのインパクトシールド型はひざの上に板を置くような形で体を支えます。ただしインパクトシールド型は、体がある程度大きくならないと使えない場合もあります。

子どもによってはハーネス式で体が固定されるのを嫌がる場合があります。体格的に問題がなければインパクトシールド型を考えてみてもいいでしょう。


見た目を変える

購入したチャイルドシートを子どもが嫌がった場合は、子どもが気に入るような柄のカバーをつけてみる、お気に入りの食べ物や乗り物などのシールを貼ってみるなど、見た目をちょっと変えてみるのも方法の1つです。

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親子の快適&安心ドライブに必要なものって?

チャイルドシート以外に、私が子どもとのドライブで「ついててよかった」と感じた車の装備や、「これは用意したほうがいい」と思った便利グッズをいくつか紹介します。


チャイルドロック(チャイルドプルーフ)

多くのファミリーカーには、後部座席のドアにチャイルドロック(またはチャイルドプルーフ)の機能がついています。

チャイルドロックとは、子どもがいたずらで誤ってドアを開けてしまわないよう、車内からドアを開けられないようにする機能です。多くの車ではドアを開いたところにスイッチがあり、これをOnにすると車外からでないとドアを開けることはできません。小さな子どもの手がドアのスイッチに届くようでしたらチャイルドロックをOnにしておきましょう。


ドアガード

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駐車場の隣の車にドアがぶつかってしまった場合、ガードとなり、傷つけるリスクを軽減します

以前、私が子どもを車から降ろそうとしてドアを大きく開けたとき、ドアが隣に停めてあった車にぶつかってしまったことがありました。でも大丈夫。ドアの先にゴムでできたドアガードをつけていたので、隣の車に傷がつくことはありませんでした。子どもに意識が行ってついついドアを大きく開けてしまっても、これをつけておけば安心です。

ドアエッジモールとかプロテクターと呼ばれることもあります。カー用品店で安く売っていますのでつけておきましょう。


ウォークスルー

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ウォークスルーとテーブルは子どもとのドライブを楽しむ車選びの判断材料の1つになりそう

車を選ぶとき、運転席から後部席に移動できるウォークスルーが可能な車にすると便利です。

後部座席にいる子どもの世話をするとき、車を降りなくても移動できるからです。車種によって形などはバラバラなので、車を購入する際にチェックしておくといいでしょう。


室内テーブル

外出したら雨が降ってきた、渋滞した、などというときに車内で食事を食べてしまうことが私はよくあります。そういうときに小さなテーブルがあると便利です。車種によっては最初からついているものもあります。


後部座席を見るためのミラー

私の乗っている今のミニバンには、バックミラーのほかに後部座席の人を見るためのミラーがついています。以前の車のときにはついていなかったので、カー用品店でミラーを買って後部座席が見えるように取り付けました。

後部座席の子どもからも運転手の顔が見えて目を合わせることができるので子どものほうも安心します。


DVDのアニメソフト

渋滞して子どもが退屈し始めたとき、DVDを見せて気を紛らわせていました。うちではアニメーション作品のDVDを買っておいて車に隠しておきました。

子どもと安全で快適なドライブを

親子でのドライブは、予期せぬトラブルが発生してあわててしまうことがあります。

子どもを乗せていても安全に、そして快適にドライブができるように、チャイルドシートの取り付け方法や、車の装備を確認してみましょう。


ライター:4児の父・あべっかん

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本職はIT系のエンジニアです。息子二人と娘二人を育てながら教育関係のブログを書いています。

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