離乳食の果物はいつから食べられる?果物の種類や果物の缶詰の取り入れ方

離乳食の果物はいつから食べられる?果物の種類や果物の缶詰の取り入れ方

離乳食が始まると、いつから果物を取り入れたらよいのか気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、離乳食での果物の取り入れ方の目安や種類、果物の缶詰を離乳食に使うときの取り入れ方などをママたちの体験談を元に紹介します。

離乳食での果物の取り入れ方

離乳食での果物を取り入れるときは、どのよう進めていけばよいのでしょうか。厚生労働省の資料によると、離乳食の開始はおかゆから始め、慣れてきたら野菜や果物を増やしていくとよいとされています。実際に、ママたちはいつから離乳食に果物を取り入れ始めたのでしょう。

「離乳食をあげ始めて1カ月くらいしたときに、おかゆや野菜のペーストにも慣れてきたようなので、初めてりんごのすりおろしをあげてみました。一口目は酸っぱそうな顔をしましたが、喜んで食べてくれました」(7カ月の赤ちゃんのママ)

「離乳食に慣れはじめた、生後7カ月のときに取り入れてみました。バナナを食べたのですが、嫌がらず食べていました」(8カ月の赤ちゃんのママ)

離乳食で果物を取り入れるときは、他の食材と同様に、1さじずつあげるようにし、様子を見ながら量や種類を増やしていくとよいようです。

出典:Ⅱ.離乳食編 / 厚生労働省

ママたちが離乳食に取り入れた果物

ママたちが離乳食に取り入れていた果物にはどのようなものがあるのでしょうか。どの果物をどのような形であげていたのかを聞いてみました。


バナナ

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「7カ月のとき、初めての果物としてバナナを裏ごししてからあげました。甘さが気に入ったのか食べてくれました」(8カ月の赤ちゃんのママ)

「皮をむき一口大の大きさに切ったバナナを、電子レンジで少し温めてからつぶしてあげました。舌触りが嫌だったのか最初は出してしまいましたが、回数を増やしていくうちに食べてくれるようになりました」(10カ月の赤ちゃんのママ)

バナナは年中スーパーで売られているので、取り入れやすい果物のひとつかもしれません。冷凍すると細かくすりおろすことができるというママの意見もありました。


りんご

「離乳食に慣れてきた6カ月の終わりの頃に、りんごの果汁を温めてからあげました。りんごが食べられるようになってからは、パン粥にすりおろしたりんごを入れてみたりもしました」(8カ月の赤ちゃんのママ)

「7カ月頃にりんごのすりおろしを1さじあげてみましたが、舌触りが苦手だったようで、すぐに出してしましました。最初は果汁からにしてみれば良かったかもしれません」(8カ月の赤ちゃんのママ)

りんごも離乳食で初めてあげる果物としてよく選ばれるようです。りんごの果汁やすりおろしを野菜ペーストなどと混ぜてあげると、りんごの甘味で食べやすくすることができそうです。


みかん

「6カ月のときに、みかんの果汁を電子レンジで温めてからあげてみましたが、口に入れるとすぐに出してしましました。酸味があって苦手だったのかもしれません」(7カ月の赤ちゃんのママ)

「みかんは酸味があるので、最初にあげるときは果汁を2、3倍に薄めてあげてみました。嫌がることなく食べてくれるようになってから薄めずにあげるようになりました」(9カ月の赤ちゃんのママ)

みかんにはいろいろな品種があり、酸味の強いものは子どもも食べてくれないかもしれません。ママが味見をしてからあげるようにするとよさそうです。


いちご

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「離乳食に慣れ始めた6カ月に、いちごを裏ごし器で裏ごししてからあげてみました。裏ごしすることで、種が取り除かれ食べやすくなったようです。最初は違和感のあるような顔をしていましたが、慣れてくると喜んで口を開けてくれました」(6カ月の赤ちゃんのママ)

「9カ月のとき、いちごをすりつぶしてからあげてみました。一口食べるとおいしかったのか、もっともっとと欲しがる姿がありました」(9カ月の赤ちゃんのママ)

いちごは、裏ごしをして種を取り除いてあげると食べやすいようです。皮をむかずに食べることができ、冷蔵保存もできるので、いちごは離乳食に取り入れやすい果物の一つかもしれません。

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缶詰の果物は離乳食に取り入れた?

果物を離乳食に取り入れるときに、缶詰の果物は使ってもよいのだろうかと悩むママもいるかもしれません。離乳食に缶詰の果物を取り入れていたかどうかをママたちに聞いてみました。

「缶詰の果物は、赤ちゃんには甘すぎる気がしたので、離乳食頃にはあげませんでした」(1歳6カ月の赤ちゃんのママ)

「離乳食の完了期の頃、缶詰のももを使ってみました。甘すぎないかと気になったので、軽く水洗いをしてから細かく切り、プレーンヨーグルトにまぜておやつであげました」(1歳2カ月の赤ちゃんのママ)

「完了期のおやつとして寒天にみかんの缶詰を使い、ゼリーを作ってみました。シロップをよく切ってから寒天に入れました」(1歳4カ月の赤ちゃんのママ)

缶詰の果物は離乳食には甘すぎるという理由から、取り入れ方に気をつけていたというママがいました。缶詰の果物を使う場合は、シロップを水切りしたり、低糖のものを選んだりと、工夫をするとよさそうです。

離乳食に果物を取り入れるとき気をつけること

離乳食に果物を取り入れるとき、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。ママたちに話を聞いてみました。


加熱してからあげる

「最初にあげるものはなるべく加熱をしたいと考えていたので、果物をあげるときも鍋や電子レンジなどで火を通してからあげるようにしました」(7カ月の赤ちゃんのママ)

離乳食で果物をあげるときには、火を通してからあげるようにしたというママもいました。熱を加えることで、甘味が増し食べやすくなるかもしれませんね。


赤ちゃんに合わせる

「離乳食の初期に果物を取り入れてみましたが、口に入れてもすぐに出してしまいました。今はおいしく感じないのかなと思い無理してあげないようにしました」(5カ月の赤ちゃんのママ)

果物の味や食感に慣れるまで時間がかかる子どももいるようです。他の食材を食べられているようであれば、無理にあげなくてもよいのかもしれません。

離乳食に果物を上手に取り入れてみよう

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離乳食に果物を取り入れるときは、離乳食に慣れてきた頃、子どもの様子を見ながら判断するとよさそうです。果物の味に慣れると、他の食材と混ぜて離乳食に変化をつけられたり、離乳食のメニューの幅も広がるかもしれません。

缶詰の果物を取り入れるときには、甘さを抑えられるような工夫をしてあげるとよさそうです。一日の果物の食べられる量に気をつけながら、上手に離乳食に取り入れてみてはいかがでしょうか。


※記事内で使用している参照内容は、2018年5月29日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2018.07.03

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