立ち合いなしでひとりで出産。選んだ理由や気をつけたいこと

立ち合いなしでひとりで出産。選んだ理由や気をつけたいこと

もうすぐ出産を迎えるママの中には、夫や家族の病院での立ち会いをどうするか悩んでいる方もいるかもしれません。今回の記事では、出産時誰に立ち会ってもらったか、ひとりぼっちで出産に挑んだ理由やひとりで産むときやひとりで退院するときに気をつけたいことを、ママたちの体験談をもとにご紹介します。

出産での立ち会い

出産するときに家族に立ち会ってもらおうか、それともひとりで産もうかと、悩むママもいるかもしれません。出産時の立ち会いについてママたちに聞いてみました。

「初めての出産だったので誰かに立ち会いしてもらいたいと考えていました。そばに誰かがいてくれるだけで安心できるかなと思いました」(30代ママ)

「出産予定日に夫は出張が入っていたし、親も遠方ですぐには来れないと思ったので、ひとりぼっちで出産に臨もうと思っていました。ひとりのほうが集中できるのではないかなと、何となく思っていました」(30代ママ)

出産するとき立ち会いしてもらったかは、ママによってさまざまなようです。立ち会いできない病院だったので、ひとりで産んだというママの声もありました。

出産のときは誰に立ち会ってもらった?

ママたちは出産するとき、誰に立ち会ってもらったのでしょうか。


赤ちゃんを抱くお父さん
iStock.com/Yagi-Studio

「子どもが産まれたとき、1番始めに夫に抱っこしてほしかったので立ち会いをお願いしました。夫は、産まれたばかりの子どもを抱っこすることで、父親としての実感が湧いてきた言っていました」(30代ママ)

子どもが産まれた瞬間を共有したいという思いから、夫に立ち会ってもらったというママもいました。妊娠したときからお腹で育つまでの過程をいっしょにしてきたからこそ、分かちあえる感動があるかもしれませんね。


「初めての出産で不安だったので、実家の母に立ち会ってもらいました。陣痛で苦しんでいる間腰をさすってくれたり、何度も励ましてくれたおかげで無事に産めました」(20代ママ)

出産の経験者である母親に立ち会ってもらえると心強いかもしれれませんね。陣痛で苦しいときも実家の母の前だとありのままの姿を見せることができそうです。


立ち会いの予定だったけれどひとりで出産

「夫の立ち会いを予定していました。産まれそうになったら仕事場から駆けつけることになっていたのですが、結局間にあわず、立ち会いなしでひとりぼっちで出産しました」(30代ママ)

立ち会いを予定していたけれども、病院に間にあわなかったり仕事から抜け出せなかったりして、ひとりで出産したというママもいるようです。里帰り出産を希望した場合は、病院から自宅までの距離が遠く、立ち会いに間にあわなかったということもあるかもしれません。

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ひとりで出産に臨んだ理由

出産のとき、立ち会いはせず、ひとりで産もうと考えたママもいるようです。ひとりで出産しようと思った理由をママたちに聞いてみました。


夫に子どもの面倒をお願いしたため

「夫に上の子の面倒見てもらうのをお願いしていたため、下の子を出産するときはひとりで産みました。無事産んで夫や子どもを早く安心させたかったのでがんばりました」(30代ママ)

「夫に上の子2人を見ててもらっていたので、ひとりぼっちで産みました。上の子2人は夫に立ち会ってもらっていたので寂しい気持ちもしましたが、産まれてくる赤ちゃんのためにもがんばろうと思えました」(30代ママ)

上の子がいる場合、子どもの面倒を夫にお願いして、出産はひとりで臨むようにしたというママもいるようです。子どもの面倒などで夫の立ち会いが叶わなくても、待っている家族のためにがんばろうと思えば、出産にも前向きに臨めるかもしれませんね。


見られるのが恥ずかしい

分娩室
iStock.com/uchar

「知り合いのママから、出産するときは痛くてずっと叫んでいたと聞いていました。そのような姿を夫や家族に見られるのが恥ずかしく、ひとりで出産しました。私もずっと叫んでいたのでひとりぼっちでよかったと思いました」(20代ママ)

陣痛の痛みの度合いは人によってさまざまなようですが、苦しんでいる姿を家族に見られたくないと感じ、ひとりで産んだママもいるようです。初産の場合は、陣痛がどのようなものかわからないため、余計に見せたくないと思ったというママの声もありました。


ひとりで集中して産みたいから

「3度目の出産で、少し気持ちの余裕があることもあり、ひとりで集中して産みたいと考えました。集中できたためか、お産の時間もとても短く感じられました」(30代ママ)

ひとり目の子のときに夫が立ち会いした結果集中できなかったので、ひとりで産むことを選んだというママの声もありました。一度出産を経験しているママの中には、ひとり目のときの経験から、ひとりで産む方が集中できるような気がすると考える方もいるのかもしれません。

ひとりで出産する場合気をつけたいこと

ひとりで出産する場合やひとりで退院するときには、どのようなことに気をつけておくとよいのでしょうか。


事前に家族や病院ときちんと話しておく

「ひとりで出産することを希望していたので、産む前には家族と病院側に自分の希望をきちんと話しておくようにしました」(30代ママ)

ママ自身がひとりで産むことを希望する場合もあれば、やむを得ずひとりで産まなければならないこともあるかもしれません。入院時や退院時につきそいがいないことが事前にわかっている場合は、陣痛が来たときにどうするのかなどを、事前に家族や病院と相談しておくことが大切かもしれません。


移動はタクシーで

「夫が家にいないときに陣痛が来て、ひとりで病院に向かわなければならなくなりました。大事をとってタクシーを呼んで病院へ向かいました」(20代ママ)

入院時や退院時につきそいの人がおらず、ひとりで移動しなければならないときに、タクシーを利用するようにするとよいかもしれません。タクシー会社に、陣痛時や赤ちゃんを連れての退院時での利用が可能なのかを、事前に確認してみると安心ですね。


荷物をなるべく少なくする

「退院時は夫の仕事で抜けられず、私一人で赤ちゃんを連れて帰ることが決まっていました。赤ちゃんを連れての移動が大変にならないように、なるべく荷物を少なくしようと考えました」(20代ママ)

退院するときは赤ちゃんもいるので、持って帰る荷物が少なめだと移動するときにスムーズかもしれません。当日はひとりで退院するので、前の日に母親に荷物を持って帰ってもらったというママの声もありました。

ひとりで出産するときは事前の準備をしっかりと

出産後のママと赤ちゃん
iStock.com/Satoshi-K

出産のときに立ち会いをしてもらったかどうかはママによってそれぞれでした。集中して産みたいという理由や家族の仕事などでつきそえないという理由からひとりぼっちで産む場合もあるようです。ひとりで出産したり入退院をする場合は、事前に家族や病院などと相談して、しっかり準備をしたうえで臨めるとよいですね。

2018.09.14

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