離乳食後期の子どもの食事量に悩むママは多いのではないでしょうか。一日あたりどのくらいの量を与えるとよいのか知りたいママもいるかもしれません。今回の記事では離乳食後期の悩みや、食材別の目安量、ママたちが取り入れた工夫について体験談を交えてご紹介します。
カミカミ期と呼ばれる離乳食後期には、中期までは2回だった食事の回数が3回に増えてくる頃です。生後9カ月~11カ月頃の離乳食後期の食事の悩みについてママたちに聞いてみました。
離乳食後期は、子どもの食事量を心配するママたちが多いようです。
厚生労働省の資料によると、離乳食でわからないことについて「食べる適量がわからない」と回答したママが最も多かったようです。
離乳食後期は一回の食事でどのくらいの量を目安にするとよいのでしょうか。厚生労働省の資料を元に食材別の目安量をご紹介します。目安量のため、実際に与える量は子どもの成長に応じて調整しましょう。
米などの穀類の一回あたりの食事の目安量は、全がゆで90グラム、軟飯で80グラムほどです。大さじだと5杯~6杯程の量になります。歯ぐきでつぶせるくらいの固さに調理しましょう。
米のほかパンも穀類にあたるため、離乳食後期はパンを与えるときも80~90グラムを目安にするとよさそうです。食パンなどには塩分が含まれていることもあるため、与えすぎに気をつけましょう。
野菜や果物の目安量は一回あたり30~40グラムです。大さじ2杯~2杯半程の量です。
一回あたりの総量の目安のため、野菜を20グラム与えたら、果物は10~20グラムにするなど調整しましょう。
たんぱく質性食品の目安量は以下のとおりです。
・魚 15グラム(大さじ1杯)
・肉 15グラム(大さじ1杯)
・豆腐 45グラム(大さじ3杯)
・卵 1/2個 (大さじ1~2杯)
・乳製品 80グラム (5杯~5杯半)
例えば牛乳やヨーグルトなどの乳製品を80グラム食べたら、一回あたりの食事に必要なたんぱく質の目安量は足りていることになります。肉を一口(5グラム程)しか食べなかった場合には、他のたんぱく質性食品で補うとよさそうです。
離乳食後期は、思うように食事量が増えていかない場合、量が足りないと感じる場合があるかもしれません。子どもの好き嫌いが出てくることもあり、食べる量にむらがでることもあるでしょう。
離乳食後期にどのような工夫を取り入れ、食事の量を増やしたり調整したのか聞いてみました。
手づかみしやすいようにレシピを工夫すると、子どもが食べやすさを感じ食事量が増えるかもしれません。子どもの苦手な食材を手づかみレシピに入れ込むと、食べることもあるようです。
食事のリズムを一定にして、量を調節するというママもいました。一回の食事では食べなくても一日のトータルで目安量に達していればよいと考えたようです。後期は母乳やミルクで栄養を摂取できるため、離乳食の量が少なくても心配しなくてよいでしょう。
他にも、お散歩の時間や起床時間など生活リズムを整えたことで、決まった時間にお腹が空いてよく食べるようになったという声もありました。
大好きなママやパパがおいしそうに食べる姿を見ると、子どもは自分も食べてみようと思うかもしれません。おいしく食べて、食べることの楽しみを伝えられるとよいですね。
離乳食後期の子どもを育てるママは、子どもの食べる量について困っていることが多いようです。
食材別の目安量を参考にして、子どもが食べやすいレシピを作ったり、食事のリズムを作るなどの工夫を取り入れるとよさそうです。ママやパパがおいしそうに食べていると、子どもの食事量が増えるかもしれません。
子どもが食べたくないときは無理に食べさせようとしないことも大切でしょう。自分で食べる意欲や、食べることの楽しみを育みながら子どものペースに合わせて離乳食の時期を楽しめるとよいですね。
2019年11月09日
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