ごっくん期の豆腐レシピ。離乳食に豆腐を取り入れるときのポイント

ごっくん期の豆腐ペーストの作り方

ごっくん期の豆腐レシピ。離乳食に豆腐を取り入れるときのポイント

ごっくん期に豆腐を取り入れるとき、調理方法に悩むママもいるのではないでしょうか。離乳食初期であるごっくん期には、まだ離乳食作りに慣れていないママも多いかもしれません。ごっくん期の離乳食の進め方、豆腐を取り入れた時期やおいしく食べるポイント、基本のペーストの作り方とアレンジレシピについてご紹介します。

ごっくん期の離乳食の進め方

ごっくん期は、生後5カ月から生後6カ月頃の離乳食初期のことを指すようです。

厚生労働省の資料によると、離乳食初期は、離乳食を飲み込むこと、舌ざわりや味に慣れることが主目的の時期とされています。最初は、なめらかにすりつぶしたお粥から始め、ペースト状の野菜や豆などに慣れたら、豆腐を試しましょう。

離乳食初期は量の目安が決まっていないため、赤ちゃんの様子を見ながら1日1回、1さじずつから始めるとよいようです。

出典:授乳・離乳の支援ガイド/厚生労働省

離乳食に豆腐を取り入れた時期

ママたちは、豆腐をいつ頃から取り入れたのでしょうか。

30代ママ
30代ママ

離乳食初期にペースト状にして与えました。

20代ママ
20代ママ

アレルギーが心配だったので、ごっくん期の後半頃に取り入れました。最初は、ペースト状にした豆腐を少しだけ与えました。

30代ママ
30代ママ

ごっくん期は、お粥と野菜のペーストをメインにしていたので、もぐもぐ期から豆腐を与えました。

ママたちが離乳食に豆腐を取り入れた時期は、離乳食初期から中期頃が多いようです。

ごっくん期に豆腐を取り入れるときのポイント

豆腐
iStock.com/settaphan

ママたちに、ごっくん期の赤ちゃんが豆腐をおいしく食べるためのポイントを聞きました。


加熱する

20代ママ
20代ママ

殺菌するために、湯通しする程度に加熱してから与えるようにしています。

電子レンジを使うときは、20秒ほど加熱するとよいようです。豆腐は、熱を通しすぎると固くなるので、離乳食に取り入れるときは気をつけましょう。


絹ごし豆腐を使う

20代ママ
20代ママ

離乳食に取り入れる豆腐は、できるだけ添加物の入っていない、滑らかな絹ごし豆腐を使うようにしています。

ごっくん期の赤ちゃんに与えるときは、固い木綿豆腐ではなく、やわらかく舌ざわりのよい絹ごし豆腐を選ぶママが多いようです。


裏ごしする

20代ママ
20代ママ

ただすりつぶすだけでなく、舌ざわりが良くなるように裏ごししています。

ごっくん期は舌ざわりに慣れるための時期なので、裏ごし器やすり鉢、ブレンダーなどを使って、滑らかな状態になるように調理しましょう。

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ごっくん期に与える豆腐ペーストのレシピ

初めて赤ちゃんに豆腐を与えるときや、ごっくん期に豆腐のアレンジレシピを作るときは、ペースト状にしたものを使いましょう。基本の作り方をご紹介します。

1. 鍋に水を入れて沸騰させ、20秒ほど豆腐を湯通しする

2. お湯から豆腐を取り出し、ブレンダーでペースト状にする

豆腐のペーストは簡単に作れるため、離乳食に取り入れやすいですね。

豆腐は冷凍するともそもそとした食感になるため、赤ちゃんが食べやすいように、食事のたびに作るとよいかもしれません。

ごっくん期に作る豆腐のアレンジレシピ

豆腐とかぼちゃのポタージュ
iStock.com/zepp1969

豆腐のペーストを使った、アレンジレシピをご紹介します。


豆腐のお粥

1. 豆腐を湯通しする

2. 鍋に炊いたお米と水を入れて煮て、10倍粥を作る

3. 別の鍋に食べる分の10倍粥と豆腐を入れ、ひと煮立ちさせる

4. 粗熱が取れたら、ブレンダーでペースト状にする

お粥と豆腐を使った、ごっくん期にぴったりなレシピです。食べ慣れたお粥といっしょだと、赤ちゃんも豆腐を食べやすいかもしれません。


豆腐とにんじんのペースト

1. にんじんの皮をむき、適当な大きさに切り、やわらかくなるまで鍋で茹でる

2. にんじんがやわらかくなったら、豆腐を加え、20秒ほど火を通す

3. にんじんと豆腐ブレンダーでペースト状にする

4. だし汁でのばす

赤ちゃんが食べやすいように、だし汁でペーストの固さを調整するとよいようです。だし汁のほかにも、粉ミルクを使ってペーストをのばすママもいるようです。


ほうれん草の白和え風

1. 豆腐を湯通しする

2. 鍋に水を入れて沸騰させ、ほうれん草の葉先を茹でる

3. ブレンダーで豆腐とほうれん草をペースト状にする

ごっくん期にほうれん草を取り入れるときは、やわらかい葉先のみを使い、アクを抜くためにしっかり茹でましょう。固さが気になるときは、だし汁でのばすとよいでしょう。


豆腐とかぼちゃのポタージュ

1. 豆腐を湯通しする

2. かぼちゃの皮をむき、種とワタを取り除く

3. かぼちゃを適当な大きさに切る

4. 鍋に水を入れて沸騰させ、かぼちゃがやわらかくなるまで茹でる

5. 粗熱が取れたら、ブレンダーでかぼちゃと豆腐をペースト状にする

6. 5を粉ミルクでのばす

粉ミルクでのばしたあと、水溶き片栗粉でとろみをつけるママもいるようです。赤ちゃんが食べやすいように工夫して作れるとよいですね。


豆腐入り野菜あんかけ

1. にんじんの皮をむき、適当な大きさに切って茹でる

2. 小松菜の葉をやわらかく茹でる

3. 豆腐を湯通しする

4. 食材を全て混ぜ、ペースト状にする

5. 鍋に、だし汁と4を入れて煮立たせ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける

野菜と豆腐で作るあんかけのレシピです。にんじんや小松菜のほかにも、かぼちゃやブロッコリー、じゃがいもなど、赤ちゃんの好きな野菜を使って作れるとよいですね。10倍粥と混ぜて取り入れてもよいでしょう。

ごっくん期に豆腐を使って離乳食を作ろう

離乳食を食べる赤ちゃんとママ
iStock.com/monzenmachi

豆腐は、生後5カ月から生後6カ月頃のごっくん期から、絹ごし豆腐を加熱し、裏ごしして滑らかなペースト状にして取り入れるママが多くいました。豆腐に慣れてきたら、にんじんやほうれん草などの野菜や、お粥と混ぜてアレンジレシピを作るとよいでしょう。

赤ちゃんのペースに合わせて、離乳食を進められるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2019年11月18日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2019.10.26

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