【離乳食後期】わかめはいつから食べられる?種類別の下ごしらえやレシピなど

塩抜きや茹で時間など気をつけること

【離乳食後期】わかめはいつから食べられる?種類別の下ごしらえやレシピなど

ミネラルや食物繊維が豊富といわれるわかめ。離乳食に取り入れたいと考えるママもいるのではないでしょうか。子どもにいつからわかめをあげていたか、レシピや下ごしらえについて、ママたちに体験談を聞いてみました。塩抜きや茹で時間など、離乳食を作るときに気をつけるとよいことについても併せてご紹介します。

離乳食にわかめはいつから食べられる?

わかめを子どもにも食べさせたいと考えるママもいるかもしれません。実際に何歳から食べさせていたのか、ママたちに聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

わかめは離乳食後期くらいからあげていました。離乳食を大人のごはんから取り分けて作るときに、スープや混ぜごはんに入っているものを完全に取り除くことができず、そのまま自然と食べるようになりました。

30代ママ
30代ママ

子どもにときどき市販の離乳食をあげていたのですが、離乳食中期用のうどんのレトルトにわかめが入っていたので、8カ月ごろからそのままあげていました。小さく切ってあったので、自分で離乳食を作るときもその大きさを目安にわかめを細かくしていました。

わかめは離乳食中期の後半に入った8カ月ごろや、離乳食後期の9~11カ月ごろからあげていたというママの声がありました。

中期は舌でつぶせる固さ、後期は歯ぐきでつぶせる固さが離乳食の調理形態の目安とされているので、離乳食を作るときは食べやすさを考えて小さく切ってあげるとよいでしょう。

出典:授乳・離乳の支援ガイド / 厚生労働省

種類別で異なるわかめの下ごしらえ

わかめにはいくつか種類があり、それぞれ下ごしらえが異なるようです。離乳食を作るときにはどのように下ごしらえすればよいのでしょうか。


生わかめ

生わかめ
© skyandsun - Fotolia

鮮度がよくやわらかい生わかめは、子どもでも食べやすく離乳食に向いているかもしれません。賞味期限が短いことが多いので、離乳食に使う場合は確認しましょう。

生わかめの下ごしらえは、初めに水で洗って表面の汚れを取ります。固さのある茎の部分を包丁で除き、子どもが食べやすい大きさに切り分けます。

味噌汁やうどんなど加熱する料理に使う場合の下ごしらえはここまででよいですが、和え物などにそのまま使う場合は沸かしたお湯で10秒ほど茹でるとよいでしょう。


塩蔵わかめ

生わかめを塩漬けにした塩蔵わかめは、水に漬けて塩分を抜く塩抜きが必要となりますが、生に近いやわらかさがあり保存期間も長いので離乳食に使いやすい食材でしょう。

下ごしらえは、まず初めに水と塩蔵わかめをボウルに入れて3分ほどおきます。この工程でわかめが約3倍に増えるため、水に漬ける塩蔵わかめの量は使いたい量の1/3を意識して選ぶとよいでしょう。

水に漬けて塩抜きした後は、水を2~3回替えながらわかめをもみ洗いしましょう。塩蔵わかめも汁物以外の離乳食に使う場合は一度茹でるとよいようです。


乾燥わかめ

保存期間が長い乾燥わかめは、常備しているという家庭も多いのではないでしょうか。大人用の味噌汁などを作る場合は鍋に直接入れることができますが、離乳食を作るときは一度水で戻して細かく切るとよいようです。

乾燥わかめはボウルに水といっしょに入れて5分ほど置くと、約10倍の量になります。水で戻したわかめを子どもが食べやすい大きさに切り、離乳食に入れて使えます。

乾燥わかめも塩分を含んでいることがあるため、離乳食を作るときは水で戻して塩抜きすると安心ですが、汁物の場合は乾燥わかめをそのまま握ったり叩いて細かくし、出汁に直接入れ、茹で時間を長めにして作ったというママもいました。

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離乳食後期のわかめを使ったレシピ

わかめスープ
© yasuhiro amano - Fotolia

離乳食後期に取り入れられる、わかめを使ったレシピをご紹介します。


わかめのペースト

1.水で戻したわかめを塩抜きし、やわらかくなるまで茹でる。
2.お湯をきって粗熱をとり、細かく刻んですり鉢でする。

初めてわかめをあげるときはまずペーストであげてみるとよいようです。茹で時間を長めにしてわかめをやわらかくしましょう。

多めにペーストを作って保存トレーなどに小分けにし冷凍しておくと、次回以降に塩抜きや茹でる工程を省略できるので便利なようです。ラップなどに薄く広げて冷凍すると、必要な分だけ折って手軽に使えたというママもいました。


わかめ粥

1.水で戻したわかめを塩抜きし、食べやすい大きさに切る。
2.お粥にわかめを混ぜて、1分ほど電子レンジで加熱する。

わかめを混ぜたお粥は、離乳食中期から取り入れやすいメニューでしょう。出汁に入れて雑炊風にしても食べやすそうですね。子どもがシンプルなお粥の味に飽きてきたときに試してみるとよいかもしれません。


わかめの汁物

1.水で戻したわかめを塩抜きし、食べやすい大きさに切る。
2.豆腐や野菜などの具材を食べやすい大きさに切る。
3.温めた出汁にわかめやその他の具材を入れ、やわらかくなるまで煮る。
4.少量の味噌や醤油で味付けする。

わかめは水に溶けだす水溶性食物繊維を多く含むといわれているので、汁物などに入れて煮汁ごと食べるとよいようです。しっかり煮ることで出汁にわかめの風味や野菜の甘みなども加わるので、味付けの調味料は少量で十分でしょう。


わかめと卵のトマト炒め

1.水で戻し塩抜きしたわかめと湯剥きしたトマトを食べやすい大きさに切る。
2.フライパンにゴマ油をひいてさっと炒める。
3.水で薄めた麺つゆで味付けして溶き卵を加え、卵がふんわりする程度に炒めあわせる。

わかめを使って中華風のおかずを作っていたママもいました。ごま油の量や食材の固さに注意すると、子どもの離乳食のバリエーションを増やすことができそうですね。

離乳食後期のレシピにわかめを取り入れよう

離乳食を食べる男の子とママ
© aijiro - Fotolia

ママたちに話を聞いてみると、離乳食後期からわかめをあげていたという声が複数ありました。子どもがわかめを食べやすいようにしっかり塩抜きしたり、茹で時間を長めにしたりと工夫していたようです。

わかめをいつからあげたらよいか、どのようなレシピがよいか迷っている場合は、まずはわかめのペーストから始めて、子どもの様子をみながら普段の離乳食に取り入れていくとよいでしょう。

わかめはやさしい海の味や磯の風味を感じられて、家庭での料理に使いやすい食材でしょう。おいしく食べられる離乳食を考えて、子どももわかめを好きになってくれるとよいですね。

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