離乳食はいつから?豚肉の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?豚肉の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食の”豚肉”はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、先輩ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回は“豚肉”です!

豚肉を離乳食で始める前に

肉類を離乳食に取り入れるときは、厚生労働省の資料によると、ささみなどの鶏肉から始め、豚肉や牛肉の順に進めていくとよいようです。豚肉は、ささみなどに慣れ始めた後期から離乳食に使うことが多く、完了期には75.3%の方が取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

厚生労働省の資料によると、豚肉は離乳食後期の9〜10カ月頃から与えているママがいるようです。

離乳食開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月月)

食事のタイミングは子どもが空腹のときに様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると0.5%のママがこの時期に”豚肉”を離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると7.7%のママがこの時期に離乳食で”豚肉”を与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると47.6%のママがこの時期に離乳食で”豚肉”を与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つといえそうです。厚生労働省の資料によると75.3%のママがこの時期に離乳食で”豚肉”を与えているようです。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省
離乳食 食器
Africa Studio/shutterstock.com

目安の量

調理用計量スプーンの大さじが15ml、小さじが5mlです。1mlを約1gと考えると量をイメージするときの参考になりそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回量の目安は10~15g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(指でつぶせるバナナくらい)
1回量の目安は15g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回量の目安15~20g

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豚肉を使った離乳食のメニュー例

豚肉と野菜のスープ

「後期の9カ月頃に、初めて豚肉を使った離乳食に挑戦しました。豚肉の脂身を取り除いてから細かく刻み、にんじんや玉ねぎなど野菜といっしょに煮込みました。スープに入れる前に、豚肉に片栗粉をまぶしてから入れるととろみが出るので、子どもも食べやすかったようです」(20代ママ) 
後期に豚肉を初めて与えたというママが多く、子どもが食べやすいように細かく刻むなどの工夫をしているようです。


豚ひき肉の豆腐入りハンバーグ

「完了期の1歳の頃に、手づかみを意識してハンバーグを作りました。豚挽き肉と豆腐を混ぜ、棒状に形成して焼きました。棒状にしたことで、子どもも自分で持って食べることができパクパク食べてくれました」(30代ママ)

完了期になると、子どもが自分で食べられるよう工夫して離乳食を作っているママが多いようです。

保存方法

後期

「豚肉を茹でてから、細かく刻んだものをラップに包み、小分けにして冷凍し、ストックを作っていました」(30代ママ)

後期になると、1回の食事量も増えてくるので、小分けにして保存をしているというママが多いようでした。


完了期

「食べる回数も増えてきたので、すぐに調理ができるようにハンバーグなど手づかみできるものを形成した物を多めに作り、フリーザーバッグに入れ冷凍保存していました」(20代ママ)

完了期に合わせた離乳食を、子どもを待たせず、すぐに作れるようママたちの工夫がみられます。

気をつけていた点

下ごしらえ

「豚肉は脂身が多いので、下ごしらえのときに取っていました。豚肉に火を通してから、食べやすい大きさに切ってから使うようにしていました」(30代ママ)

豚肉の脂身は取ることや、お肉類はしっかり火を通すことに気をつけているそうです。


調理時

「豚肉は大きいサイズで与えると、噛み切ることが難しく、ずっと口の中に残ってしまうようでした。一口サイズや、細かく刻み子どもが食べやすいように工夫しました。豚肉だけで与えるよりも野菜といっしょに調理することで食べてくれるようになりました」(20代ママ)

豚肉などの肉類は、子どもの離乳食の時期に合わせた食べやすい大きさに調理するとよさそうです。

豚肉を離乳食に取り入れてみよう

離乳食 赤ちゃん
milmed/shutterstock.com

いつから豚肉を与えてもよいのか迷うママも多いかもしれませんが、豚肉は離乳食後期・完了期から使える食材で、ささみなど脂身の少ない肉類が慣れてきた後に、豚肉を初めて与えるママが多いようです。
離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年11月28日時点で作成した記事になります。

2017.11.29

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