
2歳の子どもと絵の具遊びなどを楽しみたいと考えているママやパパもいるでしょう。絵から子どもの心理を読みたいと思うこともあるかもしれません。2歳児が描く顔などの絵やお絵かきに使う道具、絵が上手い子どもも描けない子どもも楽しめるさまざまな色を使う絵の具遊びについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
2歳の子どもはどのような絵を描いて遊んでいるのでしょう。2歳児がいるママたちに聞いてみました。
「娘は大きな丸や小さな丸を使って私やパパの顔を描いて遊んでいます。まだ上手いと思えるような顔は描けないのですが、できた絵を嬉しそうに見せてくれます」(30代ママ)
「息子は2歳になって車に興味をもつようになり、絵も描くようになりました。まだまだ上手には描けないのですが『ブーブーブー』と車の走る音を声に出しながら、楽しそうに描いています」(20代ママ)
2歳の子どもは身近な人や物を思い浮かべながら、ぐるぐる線やギザギザ線などを使ってお絵かきを楽しんでいるようです。部屋に飾った花を見てさまざまな色で線を描き「きれいなお花だね」と親子で話したというママの声もありました。
2歳の子どもはどのような道具を使ってお絵かきをしているのでしょう。実際に使っているお絵かきアイテムをママたちに聞いてみました。
「色の種類の豊富なクレヨンや水性ペンでお絵かきをしています。2歳の子どもはお絵かきに夢中になると紙からはみ出して描くこともあるので、のびのびと楽しめるように水で落とせるタイプのものを使っています」(30代ママ)
水で落とせるクレヨンや水性ペンは、2歳の子どもにも使いやすいお絵かきアイテムかもしれません。クレヨンには小さな子どもが握りやすい形のものもあるようです。お絵かきが好きな子どものために、お風呂で使えるクレヨンを購入したというママの声もありました。
「2歳になってお絵かきをよくするようになったので、大きめの画用紙をたくさん用意しました。画用紙の置いてある場所がわかってからは、子どもが自分で画用紙を出してお絵かきを始めていることもあります」(20代ママ)
子どものお絵かき用に大判の画用紙を用意したママがいました。絵を描きたいと思ったときにいつでも使える画用紙があると、子どもも嬉しいかもしれません。コピー用紙なども安価で使いやすいというママの声もありました。
「息子はお気に入りのキャラクターの顔が大きく描かれているぬり絵を楽しんでいます。顔のアップのぬり絵は細かい部分が少なく、太いクレヨンなどで塗ることができるので、2歳の子どもにも楽しめるお絵かきだと思います」(30代ママ)
2歳になると好きなキャラクターの絵をよろこぶようになるかもしれません。大きな顔のぬり絵があれば色を塗ることに慣れていない子どもにも楽しめそうです。子どもが思い切りぬり絵で遊べるように、画用紙にキャラクターの顔を大きく手描きしたというパパの声もありました。
絵の具を使えば2歳の子どもでもさまざまな遊びを楽しむこともできるようです。2歳の子どもがよろこぶ絵の具遊びをママたちに聞いてみました。
「紙皿に絵の具を溶かしてスタンプ遊びを楽しみました。手のひらに好きな色の絵の具をつけて大きな画用紙にスタンプする絵の具遊びですが、最後は足の裏にも絵の具をつけて大よろこびで遊んでいました」(20代ママ)
手や足をスタンプにする遊びは、2歳の子どもが夢中になって遊べる絵の具遊びかもしれません。お皿毎に色を作っておけば、子どもが自由に色を選べて楽しめそうです。ピーマンや玉ねぎの切れ端をスタンプにして遊んだというママの声もありました。
「床に模造紙を敷きスポンジのローラーに好きな色の絵の具をつけて絵の具遊びをしました。子どもと『ママの顔を描こう』と言ってローラーでぐるぐる大きな目や口を描き『おもしろい顔になった』と大笑いしました」(30代ママ)
スポンジのローラーを使えばのびのびとした大きな絵が描けそうです。大きな紙がない場合は新聞紙を広げて描いてもよいかもしれません。100均に小さめのスポンジローラーが売られているのを見つけて、ローラー遊びをするようになったというママの声もありました。
「絵の具とペットボトルを使って色水遊びをしてみました。水を入れたペットボトルに好きな絵の具を落として振るときれいな色水ができるので、子どもにも楽しめる絵の具遊びだと思いました」(30代ママ)
蓋のあるペットボトルを使って子どもと色水遊びを楽しんだママがいました。絵の具の量を減らして薄い色水を作り、中にビーズや造花などを入れれば、きれいなオーナメントにもなりそうです。
2歳の子どもといっしょにお絵かきをするときは、どのように楽しむとよいのでしょう。お絵かきを楽しむコツについて、ママたちに聞いてみました。
「子どもがさまざまな色を使って絵を描けるように、クレヨンも絵の具もたくさんの色を用意しておくように心がけています。2歳の頃は絵が上手いかどうかより、自由に思い切り描けるようにしてあげたいと思っています」(20代ママ)
「色をたくさん用意してどれを使うか、色彩心理学的に子どもの描く様子を見ていると興味深いです。紙を黒く塗りつぶすこともありましたが、子ども本人は楽しそうなので特に気にしませんでした」(30代ママ)
子どもに思い切りお絵かきを楽しんでもらおうと考えて、たくさんの色を用意しているママもいるようです。2歳の頃は絵が上手い子どももよく描けない子どもも、自由にたくさんの色を使ってお絵描きを楽しめるとよいかもしれません。
子どもが選ぶ色から心理が推察できるという説もあり、疲れて癒しを求めているときは緑色を好む、意欲や好奇心が高いときは赤色を使うなどさまざまなパターンがあるようです。心理状態が必ずしも色に出るとは限らないので、子どもの心を知るヒントのうちのひとつという程度に考えて、絵よりも子ども本人と向き合うことが大切かもしれません。
「子どもとお絵かきをするときは、床にビニールシートを敷いて汚れを気にしないで遊べるようにしています。シートの端をイスなどにかけて立体的なスペースを作ると、絵の具が飛ぶことも気にならず、親子で夢中で遊ぶことができます」(30代ママ)
子どもとのお絵かきを楽しむために、汚れてもよいスペースを作るとよいかもしれません。汚れを気にしないで遊ぶために、服もスモックや薄手のつなぎなどにしているというママの声もありました。
2歳の子どもがお絵かきを楽しめるように、絵の具遊びなどをさまざまに工夫しているママがいました。2歳の頃は顔や乗り物などの絵が上手い子ども、思うように絵が描けない子どももいるかもしれませんが、好きな色を自由に使って、親子でいっしょに夢中になってお絵かきを楽しめるとよいですね。
2019年03月07日
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