幼児がご飯を食べない、食べるのが遅い!原因と対策について

幼児がご飯を食べない、食べるのが遅い!原因と対策について

食べやすいおすすめの幼児メニュー

2019.03.27

幼児がご飯を食べない、食べるのが遅いという悩みを持つママは多いのではないでしょうか。ご飯がなかなか進まない理由はさまざま考えられます。ご飯が遅いときに用意できるメニューや対策法をご紹介します。

幼児がご飯を食べない、食べるのが遅い理由

幼児がご飯中に遊び始めたり、おしゃべりに夢中になってなかなかご飯が進まないということはありませんか。

「ごちそうさまする?」と聞くと「食べる」というので片づけもできずにどうしたらよいか悩むママもいるようです。

幼児がご飯を食べないときや食べるのが遅いときには理由にはどのようなものがあるのでしょうか。


食べ物が関係しているとき

食材が大きすぎたり、硬いとご飯が食べづらくて食事が進まなくなります。

食材の大きさや硬さが幼児の年齢に合っているか食事の内容を見直しましょう。また、食事の量が多すぎないかなど見直しが必要かもしれません。

まずはご飯が全部食べられたと食事に対して達成感を味わえることが大切です。ご飯の量を減らしてもっと食べられるようであれば、おかわりを盛りつければよいでしょう。

また、体調不良や嫌いな食べ物があるわけでなく、適量なのに食べるのが遅い子は、食べることへ関心が薄い可能性があります。


食べる環境が関係しているとき

食事中にテレビや音楽がついているとそっちに興味がいってしまうことがあるかもしれません。

しゃべることに夢中になるなど食べることよりもほかのことに興味が向いていてご飯が進まないこともあるでしょう。

ほかにも、ご飯中にイスにずっと座っているのが嫌で少し食べては遊んだり、歩き出してご飯を食べる時間が遅くなっている子もいるかもしれません。

ご飯の進みが悪いときに用意できるメニュー

幼児のご飯が遅いとママは早く食べられるようにご飯のメニューを工夫することがあるかもしれません。食べやすい幼児食の例をご紹介します。


豆腐ハンバーグ

幼児の好きなメニューだとご飯が進みやすいでしょう。ハンバーグのときは食べるのが早いという子もいるようです。

ハンバーグに豆腐や小さく切った野菜を混ぜると栄養も十分にとれるのでおすすめです。


一口おにぎり

一口サイズのおにぎり
Magdanatka/Shutterstock.com

いり卵や鮭などを使って作る一口サイズのおにぎりは、手づかみでも食べられて幼児でも食べやすいでしょう。

しらすやひじき、ごま、しそなど具材を工夫すると栄養もとれます。


おやき

おやきを離乳食期にあげていたママもいるのではないでしょうか。

材料を混ぜて焼くだけなので簡単に作れます。いろんな種類の野菜を入れると栄養も十分にとれるおすすめの幼児食です。

こちらの記事も読まれています

ご飯を食べるときの環境作りのポイント

幼児のご飯が進まない、食べるのが遅いときにはご飯が食べたいと思える環境づくりが大切です。

具体的にはどのようなことをしたらよいのでしょうか。


「美味しいね」と声をかける

ご飯を食べているときにママやパパも「美味しいね」と声に出しながら食べましょう。

大人が美味しそうに食べていると、子どもも食べたい気持ちが大きくなり、ご飯が進むかもしれません。


空腹状況を作る

お腹がいっぱいで食事に集中できずにおしゃべりが中心になってしまったり、遊びだしてしまう子もいるようです。

食事の時間にお腹が空くように午前中や夕食前の時間に身体を動かす遊びを取り入れるとよいでしょう。

おやつは決まった時間に食べるようにして、なるべく間食しないことが重要です。


食事に集中できる環境を作る

ご飯中におもちゃが見えるとおもちゃで遊びたくなるので、きちんと片づけをしてからご飯にしましょう。

年齢が低いときには、片づけたおもちゃの上から布をかけて、おもちゃが見えないようにする方法もあります。

また、テレビがついているとテレビに夢中になってご飯を食べるスピードが遅くなる場合があります。食事中はテレビや音楽を消すなどご飯に集中できるように工夫しましょう。


食べる時間を決める

時計
Rustle/Shutterstock.com

年中の後半ごろから年長ごろになったら「長い針が〇のところまでに食べようね」と声をかけながら食べる時間を決めるのも1つの方法です。

「早く食べて」と声はかけず、食べている途中で「ここまで食べられたね」「もうちょっとだね」とこまめに声をかけると食べようという気持ちになるかもしれません。

約束の時間になっても食べ終わっていないときに、一生懸命食べていたら続きを食べれるように支え、時間になっても遊んでいたり、おしゃべりをしているときには「時間になったからおしまいにするよ」とお皿をさげてメリハリをつけることが重要です。

決められた時間に食べる習慣をつけましょう。


あとの予定を伝える

ご飯のあとにテレビやお風呂などの予定を事前に伝えると、なぜご飯を早く食べないと行けないのかが理解できるでしょう。

見通しを持てると早くご飯が食べられるかもしれません。

幼児がご飯を食べないときは環境やメニューを工夫しよう

楽しく食事をする子ども
milatas/Shutterstock.com

幼児がご飯を食べないときや食べるのが遅いとママは早く食べてほしい、とイライラしてしまうことがあるかもしれません。テレビや音楽に興味がいっていたり、ご飯の量が多すぎるや硬いなどざまざまな理由があるようです。

食事の硬さや量を見直したり、ご飯の時間にお腹が空くように身体を動かす遊びを積極的に取り入れたり、幼児でも食べやすいメニューを作るなど工夫が必要です。

年齢が上がってきたら「〇時までに頑張って食べようね」などと声をかけて幼児が見通しを持てるように声をかけることもポイントです。食事は楽しい時間だと幼児が思えるように支えることがご飯を早く食べることにつながるかもしれません。

2019.03.27

しつけカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。