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3歳〜6歳の食事マナー。家庭で取り組むご飯の食べ方やお箸の使い方
食事マナーは子どもの頃から身につけておくことが大切でしょう。集団生活をするようになる3歳児から4歳、5歳の子ども、もうすぐ小学生になる6歳の子どもに焦点をあて、食事中のマナーやご飯の食べ方、お箸の使い方などマナーの教え方をご紹介します。
3歳の食事マナー
3歳児の食事マナー。ママたちはどんなことに気をつけているのでしょうか。
きちんと座って食べる習慣をつける
食事の最中に、立ち上がって遊んだり席を移動したりと、自分の席に座って食べない子どもに悩むママがいるようです。
その場合、まずは家でしっかり練習をしましょう。お手本となる大人が食事中に立ち歩かないようにするのもときには大切でしょう。
また、食べ終わった人から席を立つというのも避けましょう。周りの人がテレビを見始めたり、おもちゃで遊び始めたりすると、3歳児の子どもが食事に集中できなくなる可能性があるかもしれません。
気が散らないように、足の裏がしっかりつく高さのイスを使っているというママもいるようで、姿勢もよくなり一石二鳥かもしれませんね。
食べこぼし
横を向いて食べる、テレビを見ながら食べるなどの理由で、食べこぼしをしてしまう子もいるでしょう。
3歳児にとってスプーンやフォークを上手に使いこなすのは難しいのかもしれません。縁が立っている食器のほうが食材をスプーンなどにのせやすいこともあるので、食器を見直すことで食べこぼしを減らせるかもしれません。他にも、食材を子どもが食べやすい大きさや形にし、滑りにくくしたり、ぽろぽろと食べこぼししないようにするなど、料理の仕方に工夫を凝らすのもよいでしょう。
テレビなど、食事以外に意識が向かってしまうものをなくすのもひとつの手。色彩豊かなメニューやキャラクターを取り入れたメニューにすることで、子どもを食事に集中させるというママもいました。
4歳の食事マナー
4歳の子どもがいるママたちは、食事中の悩みについてどのような解決法をとっているのでしょうか。
食事中のおしゃべり
団らんしながらの食事は楽しいけれど、しゃべりながらだとなかなか食事が進まないことに悩むママもいると思います。
子どものおしゃべりが止まらなくなってしまったら、まずは「ごっくんしてから話そうね」などと伝えてみてください。それでもだめなら、食べながら話す子どもの真似をしてみましょう。「口の中に食べ物があるのにおしゃべりする様子を誇張して真似たら、嫌がって気をつけるようになった」というママの体験談もありました。
残さず食べるには
好き嫌いがあり、食べ残してしまうなどの悩みもあると思います。ママからすると「バランスを考えて作ったのに……」と悲しく思うかもしれません。
なかには、無理やり食べさせようとしたのがトラウマになって、それから一切食べなくなってしまったという経験をしたママもいるようです。
無理に食べさせるのではなく、子どもがわからないくらいに苦手な食材を細かく刻み、だんだん大きくしていく方法や、料理や盛り付けを子どもといっしょにして、苦手な食材にも興味を持たせてあげるなどの方法を試してみてはいかがでしょうか。
他にも、「ひとくちはチャレンジする」などの目標を1つだけ設定して、クリアできれば褒めるなどのように、子どもの自信にも繋がるような工夫をしてみるとよいかもしれません。
お箸の使い方
お箸の正しい使い方は、小さな頃からしっかり教えたいですよね。持ち方を教えるときには、前からではなく後ろから手を添えるように実践してあげるのがポイント。子どもの手をいっしょに動かしながら「こうやったらだめだよ」と食器を寄せるなどすれば、分かりやすいでしょう。
箸使いの練習になるように、食材を箸でつまみやすい形や大きさに作ってあげることも大切です。箸の持ち方のサポートをしてくれる便利なグッズもあるので、既製品も上手に活用しているママもいるようです。
5歳・6歳の食事マナー
小学校入学も近づく5歳・6歳児。ママの悩みには何があるのでしょうか。
食事中の姿勢
肘をつく、足を組む、足をぶらぶらさせたり、膝を立てたりするなど、子どもの食事中の姿勢に悩むママもいるようです。
食事中の姿勢の悪さは、マナー違反になるだけでなく、食事への集中力が低下する可能性もあるでしょう。注意した後の一瞬だけ直って、すぐに元に戻ってしまうというお子さんも多いのではないでしょうか。常に注意されるのは子どもにとっても楽しくありませんよね。
気になるときは、子どもが好きなヒーローやプリンセスなど、キャラクターの力を借りてみてはいかがでしょう。「○○くんが好きなヒーローの食べ方を教えてあげるよ!」と言えば、真似をして上手にかっこよく、きれいな食べ方をしてくれるかもしれません。
時間内に食べ終わるには
小学生になると、保育園や幼稚園のときに比べて給食時間が短く、時間内に食べ終わらなければならなくなるでしょう。学校で1人食べ遅れないようにと、家でもついついせっかちになってしまうママもいるようです。ママが「もう時間切れ」と片づけてしまっては、子どもは「まだ食べたかったのに」と不満を抱いてしまうかもしれません。
少しだけご飯の量を加減して、時間内に食べられるようにしておき、「全部食べられた!」という達成感を感じられるようにしてみましょう。ご飯の時間までにしっかり遊んで、お腹を空かせておくというのも大切な習慣だと思います。
食事のマナーは、まず大人がお手本に
今回の記事では3歳から4歳、5歳、6歳までの食事のマナーについてをご紹介しました。3歳児の子どもにマナーを教えることは簡単ではありませんよね。
まずは大人が率先して、食べ方のお手本を見せることが大切です。褒めてあげながらフォークやスプーンからお箸の練習にステップアップするなど、少しずつ進めていきましょう。
家でも外出先でも「楽しいご飯の時間」のためのマナーをしっかり身につけられるよう、根気強く教えていきましょう。