応用神経科学者 青砥瑞人が考えるワクワクの正体

2024.09.10

夢中で遊んでいる時、何かに挑戦している時。心がワクワクすることってありますよね。そんな時、脳はどのような状態になっているのでしょうか。ワクワクの正体について、応用神経科学者の青砥瑞人先生に話を聞きました。 目的や意図をもって行動する前に、無作為的に行動を促す脳のシステムがあることが最近の研究で分かってきていると言う青砥さん。 人がワクワクする時、脳の中ではドーパミンという化学物質がつくられますが、そのドーパミンに働きかける脳の仕組みがあると教えてくれました。 「ワクワクしてから行動するのではなく、それ以前に体を動かす仕組みがあります。無目的に近い状態で探索を促す脳のシステムがあることが最近の研究で分かってきているので、例えば子ども達には、いろいろな環境の中で偶発的に好奇心が芽生えるような瞬間を大切にしてあげることが大切です」