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夕方の家事効率の肝は洗濯と台所の動線。リフォームせずに解決する時短のコツ
ワーキングママにとって会社退出から子どものお迎え、寝かしつけまでは時間が限られてる中、やるべきこともたくさん!まさに綱渡りな時間です 。そこで、効率よく家事をこなすためにどんな動線で動いたらよいか、また、ママたちはどんな工夫をしているのかを考えてみました。
洗濯の動線を考える
「洗濯」とひと口に言っても、洗う、干す、取り込む、たたむ、とさまざまな作業があります。
筆者の場合、乾いた洗濯物を取り込む、たたむ、しまうという作業の間に、「子どもが牛乳をこぼした」「おなかがすいたから夕飯を最優先に!」など、必ずと言っていいほど別の家事が割り込んできて中途半端になり、洗濯が完了しないことがしばしばあります。
どのようにしたら少しでも短時間で済ませることができるのでしょうか。
洗濯の「作業場所」をまとめる
洗濯する、干す、取り込む、たたむ、しまうという洗濯関連の作業が同じ場所、もしくは近い場所でできるようになると、家の中を行ったり来たりする時間が短くなるので、効率化することができるようです。
筆者の場合、今まで洗濯物をかごに入れて、それをベランダに持って行き干していました。かごの容量が限られているので何度かにわけてベランダに運んでいましたが、干す場所を洗濯機の隣にあるお風呂場に変更してみました。
干し終わってからそれをベランダに運ぶようにしたところ、かごに入れる時間、運ぶ時間分の手間が省け、よりスムーズにこなせるようになりました。
動線が「円」で描けるのが理想
洗濯する、干す、取り込む、たたむ、しまう場所をつなぐと1つの円になるような動線だと、家事をするのがスムーズになると言われています。
ただし、家事をする時間帯によってはすべてが円でつながらなくてもいい場合も。
例えば筆者の場合、平日は夜に洗濯、干すまでを行い、翌日の夕方に帰宅してから、洗濯物を取り込む、たたむ、しまうという作業を行います。
その際、後者の取り込む、たたむ、しまうという作業をする場所が、バラバラの場所にあって家の中を行ったり来たりするよりは、円を描ける場所にあると動線がスッキリし、効率よく家事ができるようになります。
炊事中の子どもの動線を見直す
夕食の準備をしているとき、子どもがどこにいるかによって家事の時短を図ることができるようです。どうしたらママの家事の負担が減るのでしょうか。
夕飯前、子どもはリビングへ
夕食前はママにとっては忙しい時間ですよね。
この時間、子どもたちが別室で遊びはじめると「夕飯の支度に集中できる」と以前ならうれしく思っていましたが、そういうときに限って兄弟げんかや、物を壊すというトラブルが勃発するものです。
結果、そのトラブル処理に時間がかかり、ずるずると夕食の支度が遅くなるという経験をしたママもいるのではないでしょうか。
リビングとキッチンがつながっている間取り(LDK)なら、夕食前の時間は子どもにはリビングで過ごすようにしてもらうとよいでしょう。
食事の支度をしながら子どもたちとコミュニケーションをとったり、様子を見ることができます。
ただし、子どもたちの話に耳を傾けながらも手は止めないことが大切です。
子どもたちの動線も意識
子どもたちの生活動線も意識して、お手伝いをしてもらうようにするとよいでしょう。
例えば、子どもが着替える場所と玄関の途中に汚れ物を置く場所をつくると、子どもが出かける際に着替えた物を持っていきやすくなります。
ママもその都度、子ども部屋まで行き、洗濯物を拾って持っていくという手間を省けるメリットも。
また、子どもたちが寝室へ行く途中にタオルの収納棚やストック食材などを備蓄しておくスペースなどがある場合は、ついでに運んでもらうのもよいかもしれません。
その際に「誰が一番早く運べるかな」「形をくずさずに運べるかな」など、ゲーム感覚を取り入れると、子どもも楽しみながらやってくれるはずです。
《体験談》家事動線を変えたら家事が変わった
「動線を変えるには家の中をリフォームしたりしないと難しいのでは?」と想像しているママもいることでしょう。
確かにリフォームが可能なら大きく家事動線を変更することができそうですが、右から左にできることではないですよね。
そこで今回は、大幅な変更を加えることなく、ちょっとした工夫で家事動線を変えて時短につながったという体験談をご紹介します。
下着とパジャマの収納場所を変えたら…
今までは子ども部屋のクローゼットに下着も洋服も収納していました。
でも入浴時、子どもたちに「下着やパジャマはクローゼットから脱衣所に持っていって」とお願いしても、常に忘れて、結局、私がいつもクローゼットから持ってきて着せていました。
そこで、子どもたちの下着とパジャマを脱衣所の収納棚に置くように変更。
子ども部屋のクローゼットに取りに行く手間も省け、子どもも、収納棚から下着やパジャマを出して自分で着るようになりました。
(9歳と6歳の男児/30代ママ)
おもちゃの収納場所を工夫
帰宅後、なかなか手洗いをしないで遊び始めていた息子。「手を洗いなさい」と言っても聞こえないふりをし、洗面所に連れていくまでにいつもひと苦労でした。
たまたま洗面所の収納スペースが豊富にあったため、空いているところに彼の大好きなおもちゃを収納してみたんです。
そのおかげでおもちゃを取りに行くついでに手洗い、うがいをするようになり、今ではすっかり習慣化することができました。
(5歳と3歳の男児/40代ママ)
少し動線を変えるだけでも時短に
洗濯とひと口にいってもさまざまな作業があります。それらの動線を考え、移動範囲を最小限におさえることで、家事の時短につながることがわかりました。
また、子どもたちが夕食前のひとときにどこの部屋で過ごすかによってもママの動線が変わり、それが結果として家事を効率よくこなすことになるようです。
動線を変える大幅な家のリフォームが必要と思ってしまいそうですが、すぐに変えられる「動線」もあるので、ぜひ見直しをして、少しでも家事の負担を軽くしてくださいね。