もずくを使った離乳食完了期メニュー。下ごしらえの方法と簡単レシピ

離乳食完了期に入り、どのような食材を使えばよいのかどのように調理をしたらよいのかなど分からないことだらけで、日々悩んでいるママパパも多いのではないでしょうか。

離乳食完了期に入っても離乳食が完了するわけではありません。大人の料理と同じメニューを作っていっしょに食事を楽しめると調理の手間も省けて嬉しいですね。

離乳食完了期の時期と食材の固さの目安

離乳食完了期は生後12カ月から18カ月頃で、形のある食べ物を歯でかみつぶすことができるようになります。

1日3回食で生活リズムを整えてあげましょう。手づかみ食べで、自分で食べる意欲を高めてあげたいですね。前歯で噛める練習になるような食事を与えましょう。

離乳食完了期の量の目安

穀類（軟飯80g～ご飯80g）

野菜・果物（40～50g）

魚・肉（15～20g）

魚・肉の代わりに豆腐、卵、乳製品を使ってもよいので、日々いろいろな食材を与えると良いですね。

厚生労働省が出している資料の中で離乳食で困ったこととして、このような内容が挙げられています。

作るのが負担・大変/33.5％

食べる量が少ない/21.8％

食べものの種類が偏っている/21.2％

食べさせるのが負担、大変/17.8％

作り方がわからない/5.3％

（回答数：1240）

離乳食完了期になっても毎日の離乳食をどう進めていけばよいのかと迷っているママは多いようです。

出典：授乳・離乳の支援ガイド

https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

栄養豊富なもずくですが、いつから離乳食で使えるのでしょうか。歯茎で食べ物をつぶせるようになる離乳食後期から与えるというママパパが多いようです。

普段手にするもずくには、生もずくと塩蔵もずくがあります。

生もずくの保存方法

加工されていないもずくを、生もずくといいます。塩蔵もずくに比べて歯ごたえがあり、無塩です。

加工していないので冷蔵庫で保存した場合には1週間以内に使い切るようにしましょう。

ラップで小分けにして冷凍した場合には少し長めに保存できるようです。

塩蔵もずくの保存方法

もずくを塩漬け加工したものを塩蔵もずくといいます。塩蔵もずくは生もずくに比べて歯ごたえが無く、塩分が豊富に含まれているのが特徴です。

塩蔵もずくは常温保存でき、生もずくに比べ長期保存が可能なようです。

もずくを離乳食で使おうと思っても、下ごしらえをどのようにしたらよいのか分からないというママもいるでしょう。

市販で売っているパック入りのもずく酢は味が濃く調理されているため、離乳食に使うには不向きのようです。

生もずくと塩もずく、それぞれ離乳食で扱う際の下ごしらえについてお伝えします。

生もずくを離乳食に使うときの下ごしらえ方法

1. 軽く洗う

2. 熱湯でサッと茹でる

3. 水気をきる

生もずくの場合は軽く洗うだけでも大丈夫ですが、離乳食で使う場合には磯臭さを軽減させるため熱湯でサッと茹でてから使うようにしましょう。

塩蔵もずくを離乳食に使うときの下ごしらえ方法

1. 何度も水を交換しながら洗う

2. 塩分が抜けるまで水を入れたボールで浸す（目安30分）

3. 水気をきる

塩蔵もずくを調理する際には塩抜きが必要です。離乳食で使う際には塩もずくよりも生もずくのほうが、塩抜きの手間が省けて楽でしょう。

もずくの下ごしらえが済んだら、赤ちゃんが食べやすいよう必ず細かく刻んでから離乳食で使うようにしましょう。

もずくにはビタミンやミネラル、植物繊維が含まれているので、ぜひ積極的に取り入れて親子でおいしく味わいましょう。

もずくのキャベツ焼き

作り方：

1. 小麦粉と玉子と水を混ぜ合わせ生地を作る

2. 細かく切ったキャベツともずくを入れて混ぜる

3. 平らな丸形を作りフライパンで両面を焼く

味が濃くならないよう気を付けて、醤油など好みの調味料でアレンジしましょう。

もずくの好み丼

作り方：

1. 挽き肉と細かく切った好みの野菜を炒める

2. もずくを加えて炒め合わせる

3. ご飯にのせる

味付けはめんつゆを使ったり、砂糖醤油で甘辛く仕上げてもよいですね。

もずくのてんぷら

離乳食でてんぷらを与えるときには揚げ焼きにするとよいでしょう。

作り方：

1. 人参を細い千切りにする

2. ボールにマヨネーズと水を混ぜ、薄力粉を加える。（ダマがあってもよいので混ぜすぎないように気を付ける）

3. 2.に野菜ともずくを絡め、フライパンで2.3ミリの高さの油を熱して揚げ焼きにする

油分が気になる場合には、てんぷらを与える前にキッチンペーパーで油分を拭き取るなど工夫するとよいでしょう。

もずくを離乳食で使うときには、食べやすいように必ず細かく切ってから調理するようにしましょう。

もずくを冷凍ストックしておけば長期保存が可能なので、食材でこまったときにも使えそうですね。

栄養豊富な海藻類、もずく。離乳食完了期のレシピに活用してみてもよいかもしれませんね。

※記事内で使用している参照内容は、2019年8月16日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。