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【離乳食初期】赤ちゃんのための昆布だしの取り方レシピ
昆布だしを使って離乳食をおいしく作ろう
赤ちゃんの離乳食にいつから昆布だしを使ってよいのか気になるママもいるかもしれません。ママたちが離乳食に昆布だしを取り入れた時期やおかゆなどの離乳食初期に食べられるアレンジレシピをご紹介します。昆布だしの基本の取り方や電子レンジを使った時短方法、ペットボトルを使った保存方法についてもお伝えします。
離乳食初期の進め方
離乳食初期は、生後5カ月から6カ月頃とされています。厚生労働省の資料によると、初期はおかゆから始め、やわらかく煮てすりつぶした野菜を与え、慣れてきた頃につぶした豆腐や白身魚を試してみるのがよいようです。
離乳食初期は、調味料などは使わずに食材の味を活かすのが基本となりますが、食の好みやその時の気分で食べてくれないこともあり、調理の仕方や新しい食材の進め方に悩むママもいるかもしれません。
離乳食に昆布だしはいつから使える?
離乳食に昆布だしはいつから取り入れられるのでしょうか。
離乳食初期の生後6カ月~中期の7カ月頃に昆布だしを使いはじめたママが多いようです。
赤ちゃんが生後7カ月頃に自治体の保健師さんに離乳食の食べムラを相談した際、「おかゆに小さじ1杯の昆布だしを混ぜてみたら」とアドバイスをもらったというママの声がありました。
離乳食が進み、いろいろな食材に挑戦していく中で赤ちゃんがあまり食べてくれない食材もあるでしょう。一般的に昆布に含まれているうま味成分には、素材の味を引き立てる役割があるといわれています。
離乳食初期は、食事があまり進まないときや苦手な食材を食べやすくしてあげるための工夫として、風味づけ程度に昆布だしを取り入れるのがよさそうです。
はじめてでも簡単!昆布だしの取り方レシピ
昆布だしの取り方を改めて知りたいというママもいるのではないでしょうか。基本の昆布だしの取り方や火を使わずに昆布だし作る方法をご紹介します。
お鍋で作る 基本の昆布だし
材料:昆布10cm~20cm、水1L
- 水に濡らし固く絞った布巾やキッチンペーパーで昆布の表面の汚れをふき取る
- 鍋に水と昆布を入れ10分以上おく
- 弱火にかけ鍋底に泡がでてきたら昆布を取り出す
- 再度沸騰させる
昆布は、水洗いをすると表面のうま味成分を洗い流してしまうこともあるようです。赤ちゃんに安心して与えられるように汚れは丁寧にふき取ってくださいね。
鍋で昆布だしを取るときは、水から昆布を煮だし沸騰する前に昆布を取り出すことがポイントです。お湯が沸騰してしまうと、昆布にぬめりでたり風味が飛んでしまう原因となります。
昆布だし自体の味はしないことが多いですが、素材の味を上品に引き立ててくれるでしょう。早煮昆布や食べる用の昆布ではなく、だし用の昆布を使った方がおいしい昆布だしになるというママのアドバイスがありました。
冷蔵庫で作る 水出し昆布だし
- 水に濡らして固く絞った布巾やキッチンペーパーで昆布の表面の汚れをふき取る
- 昆布をキッチンばさみで細かく刻む
- 麦茶ポットに昆布と水を入れる
- 冷蔵庫で5時間以上冷やし昆布を取り出す
火を使わずに作る昆布だしのレシピです。分量はお家にある麦茶ポットの大きさに合わせ
て調節してみてくださいね。離乳食に水出し昆布だしを使うときは、必ず加熱しましょう。
手作りの昆布だしを保存するときは、消毒したペットボトルや蓋つきのガラス瓶など冷蔵庫で保存しやすい密閉容器を使用するのもよいでしょう。
レンジで作る 時短昆布だし
- 水に濡らして固く絞った布巾やキッチンペーパーで昆布の表面の汚れをふき取る
- 耐熱ボウルに昆布と水を入れる
- ふんわりとラップをかけ、電子レンジで3~4分加熱する
- 昆布を取り出す
電子レンジですぐに作れる昆布だしは、急いでいるとき便利に活用できそうですね。離乳食用に少量だけ作りたいときは、マグカップや電子レンジ対応している器を使用しましょう。だしを取った昆布は、大人の煮物や炒め物などに再利用してもよいかもしれません。
離乳食初期の昆布だしを使ったレシピ
離乳食初期の昆布だしを使ったレシピをご紹介します。
昆布だしのおかゆ
- 10倍粥を作る
- 昆布だしを混ぜる
素材だけの離乳食に慣れてきたり、味がしないおかゆに飽きて食べなくなってきたら、まずは昆布だし小さじ1を入れて食べさせてみましょう。離乳食の進み具合に合わせ、おかゆの柔らかさは調節してみてくだいね。
おかゆを作り置きして冷凍保存しておきたいママは、おかゆを作るとき水の代わりに昆布だしを使う方法もよいかもしれません。
5種の昆布だし野菜ペースト
- 大根、にんじん、かぼちゃの皮を剥いて火が通りやすい大きさに切る
- 鍋に昆布だし、大根、にんじんを入れ、柔らかく茹でる
- 大根、にんじんを取り出したあと、白菜、小松菜、かぼちゃを入れ、それぞれ柔らかくなるまで茹で取り出していく
- 取り出した野菜を潰してペースト状にし野菜ごとに小分けする
昆布だしを使った野菜ペーストの作り置きレシピです。離乳食初期に出番が多い、野菜のペーストを昆布だしを使っておいしくしましょう。昆布だしに野菜のうまみがたっぷり溶け込んでいるので、ゆで汁もスープとして活用できます。
青菜と豆腐のトロトロ煮
- ほうれん草を柔らかく茹で、細かく刻み裏ごしする
- 絹ごし豆腐を茹で、すり潰す
- ほうれん草、豆腐それぞれにだし汁を加える
- 豆腐の上にほうれん草を盛りつける
だしの風味でほうれん草などの青菜を食べやすくするレシピです。絹ごし豆腐を使っているのでのど越しがよく、おかゆとの相性もよさそうです。
昆布だしの保存方法
赤ちゃんの離乳食用のだしを毎回とるのは大変と感じるママもいるかもしれません。使い切れなかった手作り昆布だしは冷蔵保存、冷凍保存ができます。
昆布だしの冷蔵は、作っただし汁をよく冷ましタッパーなどの保存容器、ペットボトルなどの蓋つきの密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。長期保存はできませんが、使いたいときにすぐ使えるので便利でしょう。
昆布だしを製氷皿1マスに大さじ1杯程度ずつ流し入れ、ラップをして冷凍庫で保存します。完全に凍ってからいったん取り出し、フリージングパックに入れ替えておくと、取り出しやすく匂い移りを防ぐことができます。
保存した手作りの昆布だしは、早めに使い切る方がよいようです。どちらの保存方法の場合も、離乳食に使うときは加熱してから使ってくださいね。
赤ちゃんの初めてのだしに昆布だしを取り入れよう
離乳食が進むにつれ、味がしないものを食べてくれなくなる赤ちゃんもいるようです。味つけのバリエーションや献立のレパートリーを増やしたとい思っていても、難しいこともありますよね。
離乳食初期のお悩みには、昆布だしを活用してみてはいかがでしょうか。保存もでき、基本の取り方を覚えるだけで離乳食の手作り調味料として活躍してくれそうです。
少し気分を変えて離乳食に工夫を加えたいとき、パサパサする食材を食べやすくしたいときに、まずはおかゆにほんの少し昆布だしを混ぜることからはじめてみましょう。
おいしい昆布だしがあればママの離乳食作りが少しだけ楽になるかもしれませんね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月26日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。