離乳食はいつから?牛乳の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?牛乳の離乳食時期別の進め方とアイディア

2017.12.12

離乳食の牛乳はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

牛乳を離乳食で始める前に

離乳食に取り入れるとき最初は、加熱調理し少量から与えるのがよいようです。初めは育児用ミルクを使い、子どもの様子を見ながら少しずつ調理に牛乳を使い始めたママが多いようです。厚生労働省の資料によると、完了期には66.0%のママが離乳食に取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食 牛乳
©279photo Studio - Fotolia

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めるとよいでしょう。厚生労働省の資料によると3.6%のママがこの時期に牛乳を離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると15.7%のママがこの時期に離乳食で牛乳を与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると32.1%のママがこの時期に離乳食で牛乳を与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。厚生労働省の資料によると66.0%のママがこの時期に離乳食で牛乳を与えているようです。

出典:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は50~70g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は80g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は100g

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牛乳を使った離乳食のメニュー例

離乳食 グラタン
©Liliya Kandrashevich - Fotolia

野菜のシチュー

「8カ月頃に作ったメニューです。鍋に水とにんじん、じゃがいも、玉ねぎなどを入れてやわらかく煮た後、育児用ミルクを加えます。水溶き片栗粉で少しとろみをつけると食べやすかったようです。1歳前後から牛乳を使い、バターも加えて少しだけコクを出したりしました」(30代ママ)

初期や中期頃は育児用ミルクを調理に使い、子どもの様子を見ながら少しずつ牛乳を使い始めたママが多いようです。


手作りホワイトソースでグラタン

「1歳半の完了期頃にグラタンを作りました。バターと小麦粉をレンジ加熱し、バターを溶かして混ぜ合わます。牛乳を加えてダマのないように混ぜた後、再びレンジ加熱します。途中で3回ほどかき混ぜながら加熱するとホワイトソースの完成です。好きな野菜やマカロニなどにソースを絡め、チーズをのせてオーブンで焼きます。野菜類を小さく、ソースをやわらかめにすると食べやすいようでした」(40代ママ)

後期から完了期の離乳食は、大人からの取り分けメニューを与えられるよう工夫するママもいるようです。
野菜をやわらかくなるまで煮る、薄味にするなど、子ども向けに少しアレンジするだけでできるメニューも多そうです。

保存方法

初期・中期

「中期頃までは牛乳をあまり使わなかったので、加工して保存することはありませんでした」(20代ママ)

初期・中期では育児用ミルクを使うことが多く、牛乳を離乳食用に保存していたママは少ないようです。


後期・完了期

「牛乳とバターを使ったホワイトソースを作り、製氷皿に小分けにして保存しています」(40代ママ)

「完了期頃、牛乳と寒天を使って牛乳かんを作り、冷蔵庫に保存していました」(30代ママ)

後期や完了期には和食だけでなく、洋風のメニューなども取り入れて、さまざまな味を経験させられるよう保存方法を工夫しているママもいるようです。

気をつけていた点

「乳幼児健診のときに、牛乳をそのまま飲ませるのは1歳を過ぎてから、それまでは調理用としてなら使ってよいと聞きました。平日の昼間、子どもの体調や様子を見ながら、よく加熱した牛乳を少しずつ与えるようにしていました」(20代ママ)

牛乳を離乳食に使用する際には、よく加熱して少しずつ与えるように気をつけていたそうです。乳製品を離乳食に取り入れはじめたときはバターやヨーグルトが多く、牛乳は月齢が進んでから使い始めたママが多いようです。

牛乳を離乳食に取り入れてみよう

赤ちゃん 離乳食
©TierneyMJ - Fotolia

牛乳は離乳食の調理に使用していたママが多いようです。牛乳は子どもにも馴染みがあり、受け入れられやすい味かもしれません。初めは育児用ミルクを使い、少しずつ牛乳に切り替えていったと多くのママが話していました。ミルクや牛乳、バターを使って離乳食のメニューの幅が広がるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年12月12日時点の情報となります。

2017.12.12

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