2歳が昼寝をしない。昼寝をしない理由や工夫、ママのイライラ解消法

子どもが2歳になる前はしっかり昼寝をしていたのに、2歳になってからは昼寝をしない日があることに、大丈夫なのかなと気になっているママもいるのではないでしょうか。2歳は昼寝をしないこともあるのか、先輩ママたちに聞いてみました。

2歳で昼寝をする子どももいれば、しない子どももいるようです。同じ2歳でも月齢によって違いがあるのかもしれません。また、お出かけしたり家の中が賑やかだったりと、そのときの状況で昼寝をするときとしないときがあるという声もありました。

2歳児を含め乳幼児にとって、なぜお昼寝は大切なのでしょうか？

厚生労働省の資料によると、お昼寝は「生活のリズムを構成する重要な要素」である旨が記載されています。生活リズムを整え、子どもの心身の健康状態を保つために、お昼寝は大切なようです。お昼寝を含めた睡眠時間が足りない場合、集中力や注意力が散漫となってケガや事故などにつながったり、免疫力の低下につながることもあるようです。

お昼寝の時間には個人差があるようですが、2歳児のお昼寝が習慣になるような工夫は必要かもしれませんね。以下で、2歳児の睡眠について詳しくご紹介します。

ここからは、こども家庭庁や厚生労働省のホームページに掲載されている資料をもとに、2歳の子どもの睡眠について見てみましょう。

乳幼児期（1～3歳）の睡眠時間

こども家庭庁の資料（※1）によると、乳幼児期（1～3歳）の睡眠時間は11～12時間で、ほとんど夜間に睡眠をとるようになります。昼寝は、1.5～3.5時間を1回とる程度のようです。

（参考）年齢別にみる乳幼児の睡眠時間の目安

参考までに、こども家庭庁の資料（※1）に記載されている年齢別の睡眠時間の目安と睡眠の特徴について見てみましょう。

こちらで紹介した年齢別の赤ちゃんの睡眠時間は、あくまで目安です。睡眠時間や睡眠リズムは個人差があるようです。

2歳の発達段階でできる睡眠時間確保の工夫

厚生労働省の資料（※2）には、各発達段階における睡眠時間確保の工夫が記載されています。乳幼児期の睡眠習慣は、親の睡眠習慣に影響されやすいため、家族みんなで乳幼児の睡眠時間が確保できるよう生活リズムを整える必要があるようです。

ママとパパは、子どもが昼寝をしないことで、困ったと感じることもあるようです。どのようなことに困ったのか聞いてみました。

生活リズム・睡眠リズムが崩れる

昼寝をしないことで、生活リズムや睡眠リズムが崩れてしまうので困るというママもいるようです。生活リズムが一旦崩れると、次の日も朝起きるのが遅くなったり、食事のタイミングが違ってきたりとどんどんリズムが乱れていってしまうということもあるそうです。

機嫌が悪くなる

昼寝をしないことで夕方に子どもの機嫌が悪くなって困ったというママもいるようです。お昼寝しないことによって夜寝るまで機嫌が悪く、家のことがほとんどできなくてイライラしたこともあるというママの声もありました。また、お昼寝をしないときは車のチャイルドシートに乗せてお昼寝タイムを確保しているけれど、大変だというママもいました。

2歳になって昼寝をしないのには、どのような理由があるのでしょうか。先輩ママたちが考える昼寝をしない理由をご紹介します。

体力が余っている

体が疲れていないために昼寝をしないと考えたママがいました。散歩の時間が短かったり、公園で遊ぶなどの活動時間がいつもより短かったりすると寝ないことがあるというママの声もありました。また、休みの日に昼寝をしないことを保育士に相談したというママもいました。

起床時間が遅い

昼寝をしないのは起床時間が遅いことが理由だと考えたママもいるようです。朝早く起こそうと思っても、なかなか起きてくれないので困っているというママの声もありました。

もっと遊びたい

新しいおもちゃがあったり、気になるものがあるとき、昼寝をせずに遊びたがるというママの声がありました。家族が休みの日は家の中が賑やかなので、兄弟と遊びたがってなかなか昼寝をしないということもあるようです。

2歳児がお昼寝をするためには、どのような工夫や対処法があるのでしょうか。先輩ママたちに聞いてみました。

一日のスケジュールを見直す

一日のスケジュールを見直して、子どもの睡眠リズムが整うように工夫したというママの声がありました。昼寝をしないときのスケジュールを見返すことで、昼寝をしない原因が見つけられるかもしれませんね。

日中に体をたくさん動かして遊ぶ

お昼寝をしないときの工夫・対処法として、公園などで体をたくさん動かすというママの声もありました。支援センターでたくさん遊んだ日は、寝つく時間も早かったというママもいました。

お昼寝をするための環境づくり

眠りにつきやすいように、絵本の読み聞かせや部屋を暗くするなど、お昼寝をするための環境づくりをするとよいようです。他の家族がいるときは、誰もいない静かな部屋に移動してお昼寝するようにしたというママの声もありました。

今回の記事では、育児の中でもママやパパを悩ませる2歳の子どもの昼寝について、イライラするなど昼寝をしないで困ったことや昼寝をしない理由、お昼寝をするために取り入れた工夫を先輩ママたちの体験談をもとにご紹介しました。

2歳でお昼寝するかしないかは、子どもの成長や発達によって個人差があるようです。

昼寝をしないと生活リズムが崩れたり、機嫌が悪くなったりして、ときにはイライラしてしまうという声も聞かれました。一日のスケジュールを見直し、必要なときに昼寝ができる環境づくりをしてあげられるとよいですね。