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フォローアップミルクはいつから?完母や混合、完ミのママの体験談
飲む量やタイミングなど
フォローアップミルクをいつからあげたらよいのか気になるママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、フォローアップミルクはどのようなミルクなのか、完全母乳や混合栄養、完全ミルクで育てているママがフォローアップミルクをあげ始めた時期やどのように飲ませていたか、あげるときに意識したことについて体験談を交えてご紹介します。
フォローアップミルクとは
フォローアップミルクとは、離乳食で不足しがちな栄養素を補うために赤ちゃんが飲むミルクのひとつのようです。
厚生労働省の資料には、次のように書かれています。
“
フォローアップミルクは母乳代替食品ではなく、離乳が順調に進んでいる場合は、 摂取する必要はない。離乳が順調に進まず鉄欠乏のリスクが高い場合や、適当な体重増加が見られない場合には、医師に相談した上で、必要に応じてフォローアップミルクを活用すること等を検討する。
出典: 「授乳・離乳の支援ガイド2019年3月」/厚生労働省
乳児用調製粉乳とフォローアップミルクの違い
厚生労働省の資料によると、乳児用調製粉乳、いわゆる普通ミルクとフォローアップミルクは、赤ちゃんに飲ませる目的が異なるようです。
乳児用調製粉乳は母乳栄養の代わりに赤ちゃんに与えられるものとされています。一方、フォローアップミルクは離乳期に不足しがちな鉄分やカルシウムなどの成分を補給するために与えるものとされ、乳児用調製粉乳より鉄分の含有量が多いことが特徴のようです。フォローアップミルクで鉄分を補給することで鉄欠乏性貧血などを防ぐことができます。
資料によると、フォローアップミルクを取り入れる際は医師に相談することが推奨されていますが、離乳食の進み具合に合わせて、自身で判断して取り入れているママもいるようです。実際に、ママたちはいつからフォローアップミルクをあげているのでしょうか。
フォローアップミルクはいつから?
完全母乳や混合栄養、完全ミルクそれぞれのママたちに、いつからフォローアップミルクをあげていたのか聞いてみました。
完全ミルク育児の場合
30代ママ
20代ママ
食事の回数が3回になった9カ月頃、子どもの栄養面が気になりました。鉄分やカルシウムの補完食としてフォローアップミルクに切り替えました。これまでの普通ミルクと同じようによく飲んでいました
完全ミルク育児の場合、離乳食がしっかり食べられるようになったタイミングで9カ月頃フォローアップミルクへ移行したママがいるようです。他にも、卒乳に向けて乳児用調製粉乳以外のものをあげたいと考えたため、1歳未満でも飲めるフォローアップミルクを10カ月頃から取り入れたというママの声もありました。
混合栄養育児の場合
20代ママ
離乳食が3回食になると、授乳間隔が空くようになったことでそれまでよりも母乳が出にくくなったように感じました。離乳食の補完食として、フォローアップミルクの缶の成分表示を確認して9カ月からミルクの代わりとしてフォローアップミルクをあげるようになりました
混合栄養の場合も、離乳食の進み具合を加味しながら9カ月頃フォローアップミルクをあげるようになったママもいるようです。他にも、今まで母乳や育児用ミルクを飲んでいた赤ちゃんがフォローアップミルクの味に戸惑うことがないよう、10カ月頃から育児用ミルクや母乳と併用しながら移行していったというママの声も聞かれました。
完全母乳育児の場合
30代ママ
うちの子は、おっぱいは飲んでいても食が細く離乳食が思うように進みませんでした。市の保健師さんからのアドバイスもあり、10カ月頃から離乳食やおやつの時間にフォローアップミルクをあげるようにしました
20代ママ
娘が10カ月になって母乳栄養が不足しているのではないかと気になり、思い切って断乳して鉄分不足を補うためフォローアップミルクに切り替えました。おっぱいを飲み慣れていて哺乳瓶では飲むことができなかったため、ストローつきマグで飲ませていました
完全母乳育児をしていたママからは、赤ちゃんの食が細く離乳食が進まなかったため10カ月頃フォローアップミルクを取り入れたという声が聞かれました。他にも、赤ちゃんが11カ月頃に母乳を飲まなくなってしまったため、牛乳を飲めるまでフォローアップミルクをあげていたという声も聞かれました。
フォローアップミルクの飲ませ方
赤ちゃんにフォローアップミルクをあげるときは、どのようにあげたらよいのでしょう。実際に、ママたちは何を使ってあげているのかを聞いてみました。
哺乳瓶
20代ママ
完全ミルクで育ってきた娘が飲みやすいよう、哺乳瓶を使ってあげていました。飲む道具とミルクの味が両方変わることで娘が戸惑ってしまわないよう、ミルクの味に慣れてから徐々にストローやコップであげるようにしました
完全ミルク育児で育ってきた赤ちゃんの飲みやすさを考え、哺乳瓶を使ってフォローアップミルクをあげているママがいるようです。ママのなかには、フォローアップミルクをストローであげてみたところ赤ちゃんが嫌がってしまったため、慣れている哺乳瓶を使ってあげているという声も聞かれました。
ストローマグ
30代ママ
うちの子は完全母乳で育てていたので、哺乳瓶を嫌がってしまい飲もうとしませんでした。そこで、よい機会だと思い練習も兼ねてストローマグでフォローアップミルクをあげてみたところ、失敗しながらも少しずつ飲めるようになりました
母乳栄養で育った赤ちゃんの場合、おっぱいは飲めるけれど哺乳瓶自体を嫌がることもあるかもしれません。その際は、ストローマグを使ってみるとよいかもしれませんね。白湯やお茶をストローマグを使って飲めるようになっていたので、ストローマグでフォローアップミルクを飲んだという声も聞かれました。
コップ
30代ママ
今息子は10カ月ですが、フォローアップミルクはコップを使ってあげています。1歳から保育園に入園することになっているので、食事やおやつの時間などに牛乳を飲めるよう今から練習しています
赤ちゃんが保育園の入園を控えているときなどに、練習も兼ねてコップでフォローアップミルクをあげているママもいるようです。コップを使う練習をするときは、最初のうちはこぼしてしまうことも考えて中身を少量にすると、後片づけがしやすかったというママの声もありました。
フォローアップミルクをあげるときに意識したこと
ママたちに、赤ちゃんにフォローアップミルクをあげるときに意識したことを聞いてみました。
飲む量
20代ママ
フォローアップミルクは量を意識してあげています。もっと飲みたいと欲しがるときもありますが、缶に表示されている1日あたりの目安量を確認しながら調節するようにしています
1回あたりの目安量を意識してフォローアップミルクをあげているママがいるようです。飲み切れずにフォローアップミルクが余ってしまったときは、ホットケーキの生地に入れたり離乳食に混ぜてあげたというママの声もありました。
飲むタイミング
30代ママ
子どもの虫歯予防のために、寝る前にフォローアップミルクをあげないよう意識しています。どうしても子どもが欲しがるときなどは、飲んだ後に歯磨きをして口のなかをすっきりさせてから寝かしつけをするようにしています
虫歯予防としてフォローアップミルクを寝る前にあげないようにするなど、飲むタイミングを意識しているママもいるようです。ママのなかには、フォローアップミルクを寝る前に飲んだとき赤ちゃんが歯磨きを嫌がったため、口のなかをゆすいだり指に巻いたガーゼで歯を優しくぬぐってあげたという声も聞かれました。
栄養不足や鉄欠乏性貧血が気になるとき
離乳食を3回あげてフォローアップミルクを飲ませていても、赤ちゃんが栄養不足でないか、順調に成長しているかが気になるママやパパもいるでしょう。離乳期からは鉄分不足による鉄欠乏性貧血が起こる可能性が上がる時期といえます。
いずれフォローアップミルクも卒業する日に備えて、幼児食で栄養が取れるよう工夫してみてはいかがでしょうか。ここでは特に、離乳期に不足するといわれる鉄分について、補完食としてどのようなものを食べさせたらいいのかご紹介します。鉄分には、肉や魚に含まれるヘム鉄と、野菜などに含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄は非ヘム鉄よりも吸収がよいとされているため、幼児食ではヘム鉄を取り入れることを心がけましょう。具体的には、赤身魚や赤身肉などを補完食に取り入れるといいようです。
あげる時期を知ってフォローアップミルクを取り入れよう
今回の記事では、フォローアップミルクはどのようなミルクなのか、完全母乳や混合栄養、完全ミルクで育てているママがフォローアップミルクをあげ始めた時期やどのように飲ませていたか、あげるときに意識したことについて体験談を交えてご紹介しました。
厚生労働省の資料によると、離乳が順調に進んでいる場合はフォローアップミルクを取り入れる必要はありませんが、ママたちは、赤ちゃんが9ヶ月~10ヶ月の頃から栄養不足を補うために与えることが多いようです。
赤ちゃんが1歳になる前に母乳を飲まなくなってしまったため、牛乳を飲めるようになるまでフォローアップミルクをあげていたという完母のママもいました。
1回あたりの量やあげるタイミングなども意識しながら、フォローアップミルクを取り入れられるとよいですね。
※記事内の引用は2024年8月2日に追記しました
フォローアップミルクをいつからあげたらよいのか迷いましたが、離乳食をよく食べられるようになり普通ミルクの買い置きもなくなっていたので、9カ月頃に切り替えました。牛乳に慣れるまで時間がかかったのもあり、1歳半頃まであげていました