妊娠中や産後の引越し。住所変更したときに必要な手続きとは

妊娠中や産後の引越し。住所変更したときに必要な手続きとは

スムーズな手続きの為にママたちが気をつけたこと

2019.03.26

妊娠中や産後に引越しで住所変更をした場合、母子手帳などの手続きに必要なものは何か気になることがあるかもしれません。今回の記事では、妊娠中や産後の住所変更に伴う手続きや、引越しするときに気をつけるとよいことなどをママたちの体験談を交えてご紹介します。

妊娠中や産後の引越しで気になること

夫の転勤や実家のそばで子育てをしたい場合などさまざまな理由で、妊娠中や産後すぐに引越しをする方もいるかもしれません。実際に、引越しで住所変更をするときに気になったことをママたちに聞いてみました。

「他県に引越しをすることになり、自治体で交付された母子手帳がそのまま使えるのかどうか気になりました」(30代ママ)

「子どもが生後2カ月のときに夫の転勤で引越しをすることになり、子どもに関する手続きで必要なものがわかりませんでした」(30代ママ)


妊娠中や産後すぐの場合、母子手帳やそのほかの交付物について手続きが必要なものはなにかわからず困ったというママの声がありました。妊娠中や赤ちゃんに対しては住んでいる自治体からさまざまな補助があることから、住所変更した場合にはどのように対応すればよいのか気になることがあるようです。

妊娠中の引越しで住所変更した場合の手続き

妊娠中に引越しで住所変更をする場合、手続きで必要なものを調べてみました。


母子手帳

妊婦さんのお腹
iStock.com/Milatas

自治体で妊娠届を出したときに母子手帳をもらい、ママになる実感が湧いてきたという方もいるのではないでしょうか。

厚生労働省の資料によると、母子手帳は各市町村で作成されますが、内容については国で定められた全国共通の様式とされています。そのため、自治体によってサイズやデザインなどは異なることがあるようですが、引越しで住所変更をしても母子手帳を交換するなどの手続きは必要なく、これまで使っていたものを引き続き使えるようです。

母子手帳の中に住所欄があるようなので、引越し先の住所がわかり次第、新しい住所と病院の連絡先を書き直しておくとよいかもしれません。

出典:健康手帳の交付・ 活用の手引き/厚生労働省

妊婦健診の補助券

引越し後も引き続き児童手当を受給するためには、転居元もしくは転居先の自治体で児童手当の変更手続きをする必要がありそうです。

手続きが遅れると手当を受け取れない期間が発生することもあるようです。手続きをスムーズに行えるよう、事前にそれぞれの自治体へ必要なものを確認するなどしておくと安心かもしれません。

子どもに関する手続きは転入届の提出と同時に行うと、ママの負担も軽くなるかもしれません。引越しがわかったら、早めに手続き内容や必要なものを確認しておくと安心ですね。

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乳児健診の健診票

聴診器をあてられる赤ちゃん
iStock.com/alice-photo

赤ちゃんが生まれたら、住んでいる自治体の病院で無料の乳児健診が受けられるようになるようです。受診には自治体から送られてくる「乳児一般健康診査受診票」という健診票が必要とされており、引越しした場合には、新しい自治体で健診票を交換または新しく発行してもらう手続きが必要となるようです。


予防接種の接種券

赤ちゃんの定期的な予防接種には、乳児健診と同じく住んでいる地域で発行された予診票が必要となってくるようです。産後に引越しをする場合には、新しい自治体に交付申請をするとよさそうです。


児童手当

引越し後も引き続き児童手当を受給するためには、転居元もしくは転居先の自治体で児童手当の変更手続きをする必要がありそうです。

手続きが遅れると手当を受け取れない期間が発生することもあるようです。手続きをスムーズに行えるよう、事前にそれぞれの自治体へ必要なものを確認するなどしておくとよいですね。

子どもに関する手続きは転入届の提出と同時に行うと、ママの負担も軽くなるかもしれません。引越しがわかったら、早めに手続き内容や必要なものを確認しておくと安心ですね。

妊娠中や産後の引越しで気をつけたいこと

妊娠中や産後の引越しは、ママの体調が万全でなかったり、赤ちゃんがいることで思うように動けなかったりする場合もあるかもしれません。妊娠中や産後の引越しで気をつけたいことをママたちに聞いてみました。


引越し後の病院を探しておく

「妊娠中に引越しをすることになり、新たに産婦人科を探さなくてはならなくなりました。引越しがわかったらすぐに、引越し先の産婦人科を調べて出産まで対応してもらえるかどうか電話で確認するなどしました」(30代ママ)

「子どもが生後3カ月のときに引越しをすることになりました。いろいろ調べて事前に小児科を決めていたので、引越してすぐに予防接種を受けさせることができてよかったです」(30代ママ)

引越しすることが決まったら、これまで受診していた病院に代わる引越し先での病院を探しておくとよいかもしれません。また、妊娠中に受診する病院を変える場合は、これまでかかっていた病院の紹介状が必要になることもあるようなので、病院にも早めに伝えておくとよいでしょう。


引越しの準備は早めにする

「妊娠初期の頃、安定期に入ったら引越しの準備をして後期までには引越しをしようと夫と決めていました。ところが安定期に入ってもつわりが収まらず、引越し準備が遅れてしまいました。体調のよいときに早めに準備に取り掛かっていればよかったと感じました」(20代ママ)

「子どもが生まれてから引越しをしました。子どもの授乳やおむつ替えなどのお世話は思った以上に大変で、引越し準備を進めるのも一苦労でした。周りに手伝ってもらえる人を探したり、早めに準備に取り掛かるなどの対策をするとよいかもしれません」(30代ママ)

妊娠中や産後の引越しは、ママの体調の変化や赤ちゃんのお世話があることを想定して早めに取りかかるとよいかもしれません。ママのなかには、近くに義母が住んでいたので引越し準備中には子どもの面倒をみてもらったという声もありました。

妊娠中や産後の引越しは事前準備でしっかり手続き

物書きする女性
iStock.com/Satoshi-K


妊娠中や産後に引越しして住所変更した場合には、どのような手続きがあるのか気になるママもいるようです。母子手帳はこれまで使っていたものをそのまま使えるようですが、妊婦健診の補助券や、乳児健診などの健診票を使うためには引越し先の自治体で手続きをする必要がありそうです。引越しが決まったら早めに必要なものを確認し、スムーズに手続きができるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2018年10月19日時点で作成した記事になります。

2019.03.26

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