山にはたくさんの学びがある!親子で初めての山登り

山にはたくさんの学びがある!親子で初めての山登り

2016.10.22

子どもと一緒に山に登ったことはありますか?山登りといっても、標高の低い山なら日帰りで登ることができます。週末は少しだけ遠出して、山に登ってみませんか。きっとたくさんの発見がありますよ。

大人も子どもも山は楽しい!

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一歩ずつ柔らかい山道を歩き進めることは、子どもにとっては新しい経験。山の木漏れ日や鳥の声は、大人の心をじっくり癒してくれます。都会の喧騒から離れて自然に身を委ねることは、家族にとっても特別な思い出になるでしょう。

関東近郊にも気軽に山歩きが楽しめるスポットがたくさんあるので、まずは情報を集めてみてはいかがでしょうか。

何歳ぐらいから一緒に登れる?

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個人差がありますが、4歳前後が目安ではないでしょうか。十分な体力と安定した体のバランスが必要です。それより小さな子どもなら、頂上まで行かなくても山のふもとで自然遊びができる山もあります。山に慣れ親しんで、自然の中でのびのびと体を動かす喜びを教えてあげたいですね。

子どもが山で学べること

自然の心地よさはもちろんですが、山に登ることを通じて、子どもは「目標」について多くのことが学べます。


目標に向かって進むこと

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「山の頂上まで行く」というシンプルな目標のもと、一歩ずつ進むのは楽しいですが、ときには辛いこともあるでしょう。疲れて歩きたくない、と言い出す子どももいるかもしれません。そこは大人が優しくフォローしてあげてましょう。おんぶしてあげたり、ちょっと休んでおやつを食べたり、臨機応変に対応しながら進んでいくことを教えてあげましょう。


目標を達成する喜び

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「山を登りきる」という共通の目標を達成する喜びを、子どもと共有しましょう。山の頂上で眼下に広がる景色を見ると、とても清々しい気持ちになります。山を登る途中にあった苦しいことも、全部楽しい経験に変わります。こうした小さな成功体験を子どもが体で覚えることは、大きくなったときに役に立つことがあるかもしれません。

初めての方におすすめのガイド本

親子で山登りに行くと決めたなら、どの山に行くかを決めましょう。初心者なら、まずはガイド本でどの山に登ればいいか調べてみましょう。子どもと一緒にガイド本をめくりながらあれこれ計画を立てるのも楽しいですよ。


4歳から登れる首都圏の親子山

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この本では、初級者から上級者などレベル別で山を紹介しています。「親子山教室」を主宰している著者が、子どもを事故にあわせないための3か条や持ち物など、親子登山の基本を教えてくれます。年齢別の山登りの心構えが載っているので参考になりそうですね。エリア別の地図もついているので、初めての方におすすめです。


東京周辺 子どもとおでかけ日帰りハイキング

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子どもと楽しめる22のハイキングコースだけでなく、ベストビューポイントや、無理があったときに途中で戻るための「引き返しポイント」など、役に立つ情報がたくさん載っています。「子どもが楽しめる」ということがこの本の基本なので、「木の実や葉っぱでの遊び方」「山の野鳥観察」なども参考になりそうですね。就学前から小学生の子どもが対象で、長く使えるガイド本です。

今回はガイド本2冊を紹介しましたが、ガイド本だけでなく、子どもがイメージしやすいように、山登りの絵本を見るとよいかもしれません。また、本だけでなく、他の子どもが山に登っている様子の写真を見せて、山登りに成功している自分を想像してもらうのもよいかもしれません。

山登りの子どもの服装

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Purino/shutterstock.com

シャツ、パンツや靴など山登りにふさわしい子どもの服装を考えてみました。


シャツ・パンツ

長袖のシャツ・パンツを多くのママがおすすめしているようです。理由としては、虫刺されや日焼けを気にして、子どもに長袖の服を着せているママが多いようです。ただ、長袖になると汗を書きやすかったり、動きにくいという弊害が発生するようです。そこで、速乾性があったり、ストレッチ性があったりするような素材の服を選ぶとよいようです。


防寒具

春秋でも山は寒くなることがあります。荷物がかさばるという難点はありますが、フリースを持っていくと安心です。手袋や、マフラーも合わせて使うのも、子どもの寒さを防ぐのによいでしょう。


レインウェア

山の気候は変わりやすく、レインコートなどがよく持っていかれるようです。汗で冷えがちな子どもに、雨の冷たさも重なると風邪をひいてしまう可能性もあるので、事前の準備が大切なようです。


ソックス・登山靴

山は地面が荒れていることも多く、靴で子どもの足首を保護することが大事なようです。ソックスはアウトドア用のものを用意する人が多いようです。また、靴擦れしてしまう場合もあるので、クッション性があるソックスや靴を意識するとよいでしょう。また、靴も撥水性や防水性がある靴のほうが子どもの足が濡れずにすみます。


帽子

山登りは標高が高くなり、日差しにあたりやすくなるため、子どもの日焼け防止のために帽子を身に着けていく人も多いようです。せっかくの帽子をなくさないよう、あごひも付きの帽子を購入するママも多いようです。


その他

帽子より安全なヘルメットをつけていくママや、夜道でも安心なヘッドランプを購入するママもいるようです。日差しが強くなる山登りなので、サングラスを装着させるママもいます。

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山登りの子どもの荷物

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子どもの年齢にもよりますが、基本的に「自分の荷物は自分で持つ」というスタンスがいいと思います。小さいものでもいいので、リュックを持たせてあげてください。自分の持ち物に対する責任感が育ち、また荷物を整理することも少しずつ覚えられるでしょう。

スペースに余裕があれば、お気に入りのぬいぐるみやおもちゃなど、子どもが好きなものをひとつ選ばせて持って行ってもいいですね。子どもにとっての「お楽しみ」の要素も作ってあげてください。

山で食べるもの

普段食べているものでも、山で食べたらいつもよりもっとおいしく感じられるかも。子どもが喜びそうな、軽くて簡単なメニューをご提案します。


ホットドッグ

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事前に調理するものは、ホットドッグにはさむソーセージだけ。さっと茹でて、さめたらタッパーに詰めておきましょう。あとはパンと、お好みでピクルスがあってもいいですね。マスタードやケチャップは使い切りの小さいパッケージのものが便利です。

パンに具をはさむだけですが、子どもにとっては「山でホットドッグを作って食べた」という、うれしい思い出になりそうです。


ハンバーガー

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前日にハンバーグを焼いておけば、子どもの大好きなハンバーガーをランチにできます。ハンバーグとバンズ、レタスやトマトなどお好みの野菜やスライスチーズをジップロックなどに入れて持っていきましょう。

これもはさむだけですが、子どもにとっては楽しいイベント。自分で作って、山で食べるハンバーガーはきっと格別ですね。

頂上に着いたら

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子どもにちょっとしたごほうびを準備してみてはどうでしょうか。手書きの表彰状でもお菓子でもなんでもいいので、目標を達成することの喜びをわかちあいましょう。

小さな成功体験を積み重ねることによって、一歩一歩進むことの大切さを伝えられたら嬉しいですね。記念撮影も忘れずに。家族の大切な思い出になりますよ。

山を下りたあとの楽しみ

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山のふもとには温泉やスーパー銭湯があることが多いのでぜひ探してみてください。下山してお風呂にゆっくり浸かったら、山の疲れも癒されます。

お風呂あがりに、大人はビールで、子どもはフルーツ牛乳で乾杯してもいいですね。山登りの達成感をみんなでわかちあいましょう。

まとめ

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都会を離れて山に登り自然を感じることは、とても気持ちのいいことです。遊園地や水族館に行くのも楽しいですが、誰の手によって作られたものではない、山の自然を楽しんでみませんか。達成感をみんなで共有することで、家族の絆も深まりそうです。

少しずつ高い山を目指して、たとえば「子どもが10歳になったらみんなで富士山に登る」など、家族の目標をたてるのもいいですね。


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