専業主婦を続けるか仕事探しして働くか。資格がない主婦はどっちがよいのか

専業主婦を続けるか仕事探しして働くか。資格がない主婦はどっちがよいのか

2017.11.02

専業主婦が仕事探しをするとき、いくつもの不安が頭をよぎるかもしれません。家事と育児と仕事の両立ができるか、資格がなくても大丈夫かなど、心配ごとはさまざまでしょう。仕事をしている主婦の体験談も参考に、専業主婦をつづけるのか仕事を探すのかどっちがよいのかの検討にしてみてはいかがでしょう。

専業主婦と仕事をしながらの育児との違い

時間の使い方が違う

専業主婦の時間の使い方は、基本的に自分で自由に決められます。自由な分、日々の時間の使い方には個人差があり、積極的に自分から外に出ないと孤独を感じる時間が長いかもしれません。1日のスケジュールは、子どもが小さければ小さいほど、子どものペースになりがちですが、じっくりと子どもに向き合えるのがよいところです。

働く主婦は、時間の使い方が仕事ベースになってきます。仕事をするためには、家事や育児を一日の中でどう組み込んでいくか考え、効率よくする必要もあるでしょう。時間の自由は減りますが、主婦が家庭以外に居場所を持てることはメリットになるかもしれません。仕事に出ることで自分だけの時間ができ、気持ちのリフレッシュになると感じるワーキングママもいます。


家事の仕方が違う

専業主婦は夫に外での仕事を任せている分、家事を一手に引き受ける傾向があります。家事に休日はありませんので、常に家事労働中のように感じてしまう方もいます。

その点仕事をしている主婦は、家事の分担を夫にお願いしやすいかもしれません。とはいっても家事全体のバランスとしては、大半を主婦が担っている家庭が多いのも現状です。限られた時間の中で家事をこなす主婦は、早朝や子どもが寝た後の時間を上手に使っている人も多いようです。翌日の夕飯の下準備や洗濯物を前日の夜にしておくなど、できる家事は前倒ししておく工夫も必要になってくるでしょう。

仕事探しの前に考えるべきこと

子どもを預けられる場所はあるか?

小さい子どもがいるなら、まず子どもの預け先を見つける必要があります。すでに仕事をしていれば保育園に入る条件として優先されますが、これから探すとなると希望の保育園になかなか入れない地域もあるでしょう。

保育園が難しい場合、職場や自宅近くの託児施設を利用するのもよいでしょう。仕事が落ち着いてから保育園に入りなおすという手段もあります。


いざというときの頼り先

子どもが体調を崩して、保育園や託児施設に預かってもらえない日もあります。さらに、子どもの病気がインフルエンザなどの出席停止になる感染症なら、熱が下がって元気になっても、決められた日数を自宅で待機しなくてはなりません。

自分が仕事で動けないときに、我が子を守ってくれる場所を準備しておくと安心です。おじいちゃんやおばあちゃんに子どものお世話をお願いしたり、病児保育をしている病院を探したりして、万一のときに備えておきましょう。

おじいちゃんとおばあちゃん
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資格の必要性

ブランクがある専業主婦は、仕事探しに不安があるかもしれません。資格があれば強みになりますし、職種によっては資格所持を働く条件にしている場合もあります。専業主婦をしている間に資格を取得するチャンスがあれば、チャレンジしてみるのもよいでしょう。

資格がなくても諦めることはありません。資格がなくても応募できる仕事はたくさんあります。これまでの経験や長所が自分の強みになりますので、応募先の会社で自分はどんな貢献ができるかをアピールできます。

まずは派遣やパートで仕事を探し、入社後数年して正社員へと採用されるケースも多数あります。派遣やパートから正社員を採用している企業は、資格の有無よりも、実際の職場での勤務態度や実績を重視しているようです。

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専業主婦から働く主婦になった人の体験談

完璧でなくてもOK!ルールを決めてやりくり

「専業主婦のころは家事や育児を完璧にしないといけない!と思っていましたが、手を抜けるところは抜いて、上手にやりくりするようになりました」

「主人が家事を手伝ってくれるようになり、ゴミ捨てやアイロンがけをしてくれます。ちょっと口を出したくなるときもありますが、黙って任せています」

「我が家は夫婦で休みの曜日が違います。私が仕事で主人が休みの日は、料理をしてくれます。専業主婦のころを思えば、料理をしないで済む日があるのが噓みたいです」

体験談からも、働く主婦にとって夫の協力は欠かせないものだとわかります。「頑張っている」という意識を、自分に向けるのではなくパートナーに向け、感謝し合うことが大切です。

社会で活躍する女性は増えてきている一方で、家事や育児の大半をこなす「ワンオペ育児」のつらさも注目されています。ひとつの理由として、夫が「子どものことは、ママがするほうがよい」と、女性に任せてしまう傾向があるようです。育児の大変さを夫にも理解してもらい、家族で上手に家事や育児の役割分担をしたいものです。


子どもとの関わり方は自分次第

特に心配なのは、「子どもにさみしい思いをさせるのでは?」ということかもしれません。愛情は時間で測れるものではなく、感じるものではないでしょうか。働くことで会えない時間があるからこそ、子どもとの時間を貴重に思えるママも多いでしょう。子どもに向き合う時間を作れば、その時間は短くても愛情は子どもに伝わるでしょう。

食事中に子どもの話をしっかりと聞いてあげたり、寝る前に絵本を読んであげたり、休日にいっしょにでかけたりと、子どもとの時間を大切にしたいですね。

家族で協力し合い、歩んでいくことが大切

家族
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専業主婦からの仕事復帰は働くことへの不安もありますが、収入を得られる以外でもよいことがたくさんありそうです。妻が働くことをきっかけに、夫婦がお互いの価値に気づくかもしれません。仕事をするかしないかに関わらず、ライフスタイルによって悩みの種類や大変さも変わってきます。

家族で助け合いながら歩んでいくことを大切にし、仕事探しへ一歩踏み出してみれば、新しい発見につながるかもしれません。

2017.11.02

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