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子育て中の住宅選び。持ち家と賃貸のどちらを選択するか
住宅選びのポイントやマイホーム購入のタイミングについて
子どもが生まれ家族が増えると、新しい家への引っ越しを検討するママも多いでしょう。子育て中に引っ越ししようと考えたとき、住宅を購入するか、賃貸にするか迷うこともありますよね。間取りや周辺環境など、子育て中はどのようなことを優先して住まい選びをしたらよいのかについてママたちの体験談をもとにご紹介します。
子育て中の住まい選び
新しい家族が増えたときや子どもの入園や入学のタイミングで、新しい家への住み替えを検討するママやパパもいるでしょう。
住まい選びをする際に、家を買ったほうがいいのか、借りたほうがいいのか、迷うこともありますよね。
ママたちはどのように選択したのでしょうか。
家を購入した
30代ママ
30代ママ
引っ越しを検討し始めたときは、今よりも広い賃貸マンションへの住み替えを考えましたが、家賃の予算額とほとんど同じ額で住宅購入ができると知り、家を買うことにしました。
子どもの年齢が上がるにつれ、それまで住んでいた住宅の間取りが手狭に感じることもあるようです。広めの賃貸物件は家賃が高いなど、条件が折り合わないこともあり、マイホーム購入に至ったというママもいました。
賃貸物件を選んだ
30代ママ
マイホーム購入も考えましたが、今後家族が増えるかもしれないと考え、パパと話合って子どもが小学校に上がるまでは、住み替えが自由な賃貸マンションを選ぶことにしました。
30代ママ
夫婦で通勤がしやすく、子育てのための補助金や支援が充実した地域に住みたいと思っていました。前に住んでいた家と間取りはあまり変わらないのですが、駅やスーパーまでの距離が近く、近所に公園や保育園があるマンションに引っ越すことにしました。
賃貸物件は住み替えがしやすいというママの意見もありました。子育てのしやすさは、周辺環境や各自治体によって異なるかもしれません。
通勤のしやすさや治安のよさ、子どもが遊べる公園が近くにあるなど、環境を重視して住まいを選ぶのもよい方法ではないでしょうか。
持ち家の特徴と子育てをする上でよい点
いずれはマイホームを購入したいと思っているママやパパも多いかもしれません。マイホーム購入の最適なタイミングを見極めるためには、持ち家と賃貸物件の違いを知ることが大切でしょう。
新築一戸建て住宅、中古一戸建て住宅、建売住宅、分譲マンションなど持ち家の種類はさまざまです。持ち家の特徴には以下のポイントがあげられます。
持ち家の特徴
・家が資産になる
・間取りや内装の自由度が高い
・設備メンテナンス費、修繕費用、固定資産税が掛かる
持ち家を検討する際は、住宅ローンに合わせて固定資産税や地震・火災保険料(マンションの場合は管理費を含める)など1年間の住居費がどれくらい掛かるのか、シュミレーションするとよいでしょう。
住宅ローンの返済が終わったあとに金銭的負担が大きく減るのは、賃貸物件よりも魅力的なポイントでしょう。
ただし、賃貸物件に比べ、頭金や諸費用の負担が大きいこと、住み替えのハードルが高いこともあるようです。
子育て世帯にとってよい点
小さな子どもがいる家庭では、泣き声や足音などの生活音が気になることもありますよね。
持ち家の場合、賃貸物件よりも生活音への配慮が少なく済んだり、子供部屋を用意できる、家族でDIYや庭作りを楽しめるなど、ママが子育てしやすいと感じる要素が多いかもしれません。
また持ち家は資産になるため、子どもに相続することもできます。
賃貸物件の特徴と子育てをする上でよい点
マンション、アパート、一戸建ての借家など賃貸物件にもさまざまな種類があります。持ち家の特徴には以下のポイントがあげられます。
賃貸物件の特徴
・住み替えがしやすい
・家賃を払い続ける必要がある
賃貸物件は持ち家とは違い、家賃を支払い続ける必要がありますが、出産、入園や入学、転勤や転職などライフスタイルの変化に合わせ、住む地域や間取りを選びなおすことができるという点が魅力ではないでしょうか。
賃貸物件は退去する際に汚れた部分の原状回復義務がありますが、地震や大雨などの災害で建物に被害があったときは、借主に責任がない場合は修繕費の支払い義務はなく、引っ越し費用のみで住み替えができます。
子育て世帯にとってよい点
持ち家の場合は、経年劣化に応じ家の修繕費用が必要になることが多いですが、賃貸物件では、家賃や管理費、更新料などの他に住居費が掛かるケースは少ないようです。
そのときの収入や教育費の支出に合わせて、住居費への負担額を調節できるかもしれません。
子育中の住まい選びのポイント
持ち家と賃貸物件にはどちらもよいところがあります。住まい選びに迷ったときは、どのようなポイントを意識したらよいのでしょうか。
条件に優先順位をつける
引っ越しや住宅購入を考えたとき、家賃や間取り、駅が近い、近所に入れる保育園があるなど、求める条件に優先順位をつけましょう。
これだけは譲れないという条件を明確にすることで、住まい選びがしやすくなるでしょう。ママとパパでしっかり話し合うことが大切なようです。
タイミングを考える
最近では、子どもにとって初めての集団生活が始まる、保育園や幼稚園入園までにマイホームを購入したいと考えるママやパパも多いようです。
入園、入学までに余裕がある場合は、賃貸に住み、住宅購入資金を貯めたり、情報収集をしっかり行うというのもひとつの方法でしょう。
地域との繋がりや情報交換できるママ友が欲しい、子どもに早くお友達を作ってあげたい場合は、早めにマイホーム購入を決断してもよいかもしれません。
子育てしやすい間取りを考える
子どもの年齢によって、子育てしやすい間取りや環境は変わるでしょう。
赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭では、家事をしながら子どもを見守れる間取りが便利に感じるようです。小学生の場合は子ども部屋の必要性を感じたり、登下校時の治安、住まいの防犯面がポイントになることもあるでしょう。
周辺環境を調べる
小さな子どもがいるママにとって、スーパーやドラッグストア、病院など、子どもといっしょに行く機会が多い施設が近くにあると便利でしょう。保育園や幼稚園、通勤ルートにスーパーがあれば、日用品や食材の買い出しがスムーズに行えます。
また、地域によって医療費助成の対象年齢など子育て支援の取り組み、保育園の待機児童数、住宅購入補助金の種類、住民税などには違いがあります。
子育てしやすいと感じる環境はそれぞれですが、治安のよさ、交通量の多い道が近くにないか、公園など子どもが遊べる場所があるか、子育て支援の充実度などを調べて、実際に住むことをイメージしてみましょう。
後悔しない住まい選びをしよう
子育て中に住まい選びをすると、家賃や間取り、設備、周辺環境、利便性、治安のよさ、防音や防犯対策など、求める条件をすべてクリアする賃貸物件を探すのは難しいこともありますよね。
まずは、新しくてキレイな家に住みたい、少し狭くてもよいから資産になる家が欲しい、夫婦2人で子育てをしやすい環境に住みたいなど、予算の中で優先したい住まいの条件を夫婦で話合うことが大切でしょう。
住みたいエリアが決まっている場合は、専有面積、築年数、防犯設備など住み心地がほぼ同じ物件を探し、1年間にかかる住居費を購入したときと賃貸したときで比べてみるのもよい方法です。
後悔しないように住まい選びができるとよいですね。
結婚当初から、マイホーム資金を貯金していました。子どもが成長するにつれ、間取りを手狭に感じはじめ、賃貸マンションの契約更新のタイミングでマイホームを購入しました。